テキスト・教材は手を広げず厳選する!!独学の鉄則です。

独学で大事なテキスト選び

行政書士試験を受験するとなると3パターンあります。今更言うまでもないと思いますが、それは独学、通信講座、予備校の3つです。

予備校、通信講座となるとほとんどがテキスト付だったり指定だったりするのでテキストを自分で選んで購入するということがないと思います。いわば、教材を決める必要がないということになります。

これに対して、独学は当然自分で教材を選んで購入しなければなりません。この教材選びこそが独学で受験する第一歩となるわけです。

テキスト・参考書選びは当然ながら大事です。そのため、慎重に選択する必要があります。

参考リンク:厳選!!オススメ参考書、テキスト、直前予想問題集など

テキスト・教材は厳選する、手を広げない




では、実際にテキストや教材を購入する上で注意しなければいけないことは何なんでしょうか。それはタイトルにもしましたが、第一に手を広げないことです。

具体的に言えば、何冊も基本書買ったりしないということです。但し、予想問題集は例外です。予想問題集や市販の模試については何冊かそろえた方が良いでしょう。

よくテキスト選びの間違いとしてあるのが、「行政書士試験用」以外の参考書を買ってしまうことです。求められていない知識をつける必要はありません。

これも最短で合格するための鉄則です。より専門的な知識をつけて合格したい人以外は必ず行政書士試験専用の教材を購入しましょう。

ただ、入門書はべつです。入門書が必要の人は行政書士専用の入門書である必要はありません。あとは次に説明する、民法です。

民法は例外??

以前、民法は行政書士試験用の問題集ではなく、司法書士用の問題集を使うべきという戦略を見かけたことがありますが、それは半分正解で半分間違いだと私は思います。

なぜならば、受ける試験は司法書士試験ではありません、あくまでも行政書士試験です。合格を最短で目指すならば、求められている知識やレベル以外は必要ないのです。確かに司法書士レベル民法の知識があれば、民法はばっちりといえるでしょう。その点では間違ってはいないと思います。

司法書士用の問題集やテキストは必要ないとは思いますが、入門書用は基本書とは他に1冊用意しといた方がいいかもしれません。それだけ民法は難解な科目というわけです。

市販の法律入門書の比較についての記事

まとめ

教材やテキストなどを選ぶ際は、厳選し本当に必要なものだけを購入しましょう。そして、そのテキスト以外は合格まで浮気しないようにしましょう。もう一つ、必ず頭の言葉に「行政書士試験用」という行政書士試験専用に編集されたテキストや問題集をするようにしましょう。

テキストや参考書はいわば相棒のようなものです。しっかりと最後まで信じて、使用しましょう。




 

 

 

行政書士試験、受験を決めてから、はじめに買った方が良い参考書やテキスト!!買う順番!!

こんにちわ。6月になりました。これから行政書士試験に挑戦しようと考えている人も少なくはないでしょう。

「よし、これから行政書士試験を受験しよう」

そう思った時まず、なにをしたらいいか?

まずは独学か予備校か通信講座か、この3つのパターンから選ばなければなりません。それぞれ一長一短なので、自分に合った方法を選んでください。独学は無理と言われていますが、それは言い過ぎなのであまり気にしないでください。行政書士試験は何も司法試験ではありません。

参考リンク:独学、通信講座、予備校のメリットとデメリット

まぁ、ここでは独学についてはなしを進めさせていただきます。

あなたは独学で行政書士試験を受験することを決めました。

さて、次はどうしたらいいでしょうか?

独学、参考書選びが第一歩!!

勉強です。ですが勉強するにも参考書が必要です。そうです、参考書がないと何を勉強したらいいのかわかりません。それは便利になった現代ではホームページ等で学習支援サイトがありますが、それだけではさすがに限界を感じることでしょう。

いつの時代にも、情報が一元化された紙面の参考書が一番です。

参考書やテキストと言ってもいろいろあります。出版社も違えば内容も違う。そして、参考書以外にも問題集から六法までいろいろとあります。

初めにそろえた方が良いものとそうでないものもあります。

はじめにそろえた方が良いもの

・基本書  全科目のテキストです。  3000円くらいです。分厚いです。

・行政書士六法   行政書士試験に関する条文が書かれています。

・一問一答問題集

ざっとこのくらいでしょうか。これではじめの数か月は十分だと思います。+αで過去問集があればいいかと思います。とにかく、六法と基本書でインプットし、一問一答で並行してアウトプットという流れです。
そして力がついてきたら、過去問で力試しです。最初はこんな感じではないでしょうか。

さらに勉強が進めば・・・

さらに勉強が進んできたら、次のような問題集を用意しましょう。

・多肢選択や記述式の専門の問題集

・直前予想問題集

・(過去問題集)

ざっとこのくらいではないでしょうか。他に、自分が苦手な科目であれば、判例集などまとめられたテキストもあってもいいかと思います。

ただ必ず、枕言葉に「行政書士試験」あるものを買ってください。一部例外はあると思いますが、この言葉がないとまったく別の勉強になってしまう可能性があります。

2017年度受験用 管理人のオススメのテキスト・参考書、問題集

行政書士試験には行政書士として、求められるレベルの問題が出題されます。行政書士試験に受かるだけならば、それ以上のレベルを学習する必要はないと思います。基本的にはそうなります。
行政書士試験合格のために司法試験並みの知識は必要ありません。

あくまでも個人的な意見ですが、学説やそんなのは知らなくたってどうでもいいと思っています。

目指すのは行政書士試験です。司法試験でも司法書士試験でもありません。

そのことだけ念頭に置いてください。

今回はテキストの買い方について書いてみました。もちろん、これらを全部最初にそろえても全然悪いことではありません。世の中には形から入る人もいるでしょう。ですが、勉強が続けられず挫折となると全部が無駄になるので、やはり段階を踏んで参考書や問題集はそろえた方がいいと思います。

あと、もう一つ言えるのが、通信講座の場合はテキストなどの教材がすべてついてきます。自分で選ぶ必要もありません。すべて、おまかせで最適な教材が用意されています。独学よりを少し費用が掛かりますが、そういった意味では至れり尽せりと言えるでしょう。もしも費用に余裕がある方はユーキャンやフォーサイトと言った通信講座も視野に入れるといいでしょう。



 

2017年度版の行政書士試験予想問題集がぞくぞくと発売されてきました。

続々発売されるの予想模試

平成29年度、2017年度版の行政書士試験の直前予想問題集が4月後半より各出版社から発売されてきています。

私の中では、もう少し遅くに発売されているイメージでしたが、実際はこんなにも早くから発売されているようです。

以前に各出版社ごとの直前予想問題集のレビュー・感想のようなものを書かせていただきました。そちらの記事も御覧になっていただけたらと思います。

直前予想問題集については必ず過去のものではなく、その年度のを使用しましょう。でないとまったく対策の意味がなくなってしまいます。その点だけは注意しましょう。

実際のところ、この時点ですでに行政書士試験の試験範囲をすべてコンプリートさせて、あとは試験を待つのみだという人はほとんどいないでしょう。今から勉強を開始するぞという方も多いと思います。

これらの直前予想問題集が出番となるのはまだ先のことだと思います。
中にはこれらの予想問題集は必要ない、過去問で充分だと思っている方もいると思います。私的にはこれらの直前予想問題集は必須であります。

参考リンク:過去問対策だけでは合格は厳しい理由

値段も1000円と少しということもあるので、1,2冊は挑戦していおいて損はないと思います。ただ、予備校などの模試を受けるのであれば、あまり必要もないかもしれません。私の場合は予備校などの模試を受講生以外が受けれることすら知らなかったので受けませんでした。

予備校の模試を受けれなかった私としてはまさに市販の直前予想問題集が頼りでした。

各予想問題集、千差万別!?

市販の直前予想問題集の面白いところは出版社ごとに特徴が色濃く出ている点です。どれも同じだろうという感覚では選んではいけません。私は3社の予想問題集を使いましたが、1社では230点くらいを取れるのですが、他は190点、160点しか取れないという現象が起こりました。こういうこともあります。

自信をつけるといった意味では優しい予想問題集をやればいいですし、完璧にしたいといったことでしたら、難しい予想問題集をやればいいと思います。

ここで本試験よりも難しい予想問題集なんかやらなくてもいいじゃないかという反論が聞こえてきそうですが、実は難しい問題集の予想問題が的中するという不思議な現象も起きています。しかも記述式です。だから予想問題集は面白いし、予想問題集選びは慎重に行わなければなりません。

独学でやる以上、市販の予想問題集は避けては通れない道です。

以上、今回は予想問題集について書いてみました。




近郊に大型書店がない!?そんな時はネットが便利!!

田舎暮らしの管理人!!大型の本屋がない!!

私はどちらかというと田舎暮らしのため、気軽に行ける書店が限られてしまいます。半径10キロ以内でも、満足な在庫がある書店は皆無といってもいいでしょう。

最近気づいたのですが、一般的な書店の資格受験コーナーに司法書士試験対策のテキストがほとんど置いてありません。行政書士試験ですら、まばらです。
行政書士試験の本がまったく置いてないという本屋もあります。

一方で、宅建士試験のテキストは豊富であったりします。あとは有名どころの簿記や運転免許などです。これらは小さな書店でも在庫が豊富にあります。

気づきましたが、どうやら資格の難易度に反比例して在庫の量が少なくなるようです。

大型書店で下見→ネットで購入するとお得!?

本当に困ったものです。そんなときは、暇を見つけて中心地に向かい大型書店でテキストを探します。もちろん、家族サービスのついでにというスタンスです。さすが大型書店となると在庫も満足できます。

さらに貧乏性の私は大型書店でめぼしいテキストを見つけてもその場では購入しません。ポイントのつく楽天ブックスで購入します。そうすることで数パーセント分のポイントが付きます。

購入するのはネットですが、なるべく本の中身は書店で確認するようにしています。まったく見ずに買うことはあまりオススメしません。
絶対にというわけではありません。その理由は次のことが言えるからです。

ところで、田舎暮らしがこんなにも不便だと感じるのはこういったときなんだと改めて実感しました。大型書店にいくだけでガソリン代がかかるので、本当に不経済です。最悪の場合は、ネットのみで購入することもあります。

今便利なのは中身が見られるようになってきているので、実際に見なくても大まかな雰囲気はわかるようになってきました。非常にありがたいサービスです。
これならネットだけでも安心して購入することができます。

最後にテキストは合格まであなたと運命を共にする相棒のようなものです。長ければ一年間ほど付き合うことになります。そういった覚悟を決めた上で慎重に選びましょう。浮気が厳禁です。




初学者にオススメの入門書NO.1は伊藤真の入門シリーズ

これから行政書士試験に挑戦することを決意し、本格的に勉強しようとしている人も多いと思います。

ということで今回は入門書について書きたいと思います。

入門書がないと不安という法律初学者も多いと思います。

そもそも、入門書って必要なんでしょうか?そしてどんな本がオススメなのか説明していきたいと思います。

入門書は必要な人だけ

初学者が初めから分厚い基本書で勉強しようとすると躓いてしまいがちです。

そこで入門書というものが書店には、何冊かならんでいます。

これを活用するかしないかはその人次第だと私は思っています。ものすごく合理的な考えの持ち主であれば、入門書を使用する必要はないと思います。

基本書の内容の骨組を抽出したのが入門書と思って構いません。

中には本当にわかりやすく書いてくれている本もありますが、基本法律系をわかり易く説明するのには、限界があります。

結局は基本書で知識の上書きをすることになります。。こう考えると経済的にも時間的にも無駄とも言えます。

入門書が必要な人はこんな人??

受験生は10人いれば10通りです。

中には必要な人もいます。例えば、勉強の習慣がなかった人や活字が久々な人などです。

これらの人は入門書を活用した方が良いかと思います。気合があれば大丈夫という体育会系の人がいますが、勉強は最初に躓いていまうと継続は難しくなってきます。

法律の入門書についてですが、私が実際に読んだ法律の入門書は3シリーズあります。それが以下の3つです。

伊藤真の民法入門 伊藤真の法律入門シリーズ

第四版ぶんこ六法トラの巻 民法

もう一つはタイトルを失念してしまいました(笑)

この中でダントツにオススメなのが一番上の伊藤真さんの法律入門シリーズです。値段もそれなりにしますが、一番しっくりときました。

頭のなかにすうっと入って来る感じがします。非常にオススメです。

私は刑法と民法、商法、会社法を読みましたがどれも抜群にわかり易く、こういう本を入門書と言うんだなと再確認しました。

世の中には入門書と呼ばれる本が多数ありますが、本当に入門書と呼べるものは少ないと思います。少なくとも私が読んできた入門書はそうでした。それを覆すようなシリーズでした。

入門書は民法だけで大丈夫!?

ただ入門書ばっかりにお金をかけていたんではキリがありません。仮に全科目のシリーズを集めるとなると軽く7,8千円くらいになります。

私的には難解な民法のみ入門書を使用すればいいと思っています。逆に言えば、民法以外は入門書なしでもなんとかなったりします。

特に行政書士試験であれば、行政法の入門者は不要だと思います。

民法は基本的には行政書士試験のラスボスと思っていただいて構わないと思います。

それだけ手強い科目です。

もちろん、入門書だけの知識では合格基準に達することはないです。あくまでも入門書は基本書への架け橋でしかありません。




 

行政書士試験、独学にはいくらぐらいかかるのか?費用を大公開!!

こんにちは。行政書士試験に独学で合格するにはおよそいくらぐらい必要になってくるのか?

今回は費用面に関して、管理人である私の経験をもとに書かせていただきます。

まずは絶対必須なのが受験料です。これを無料にする術はないので、みな等しくかかってきます。

突然の大幅な値上げはあまり考えられないので毎年7000円だと思っていいでしょう。まぁ国家資格はだいたいこのくらいです。

まずはこの受験料がかかります。また、都合で受験できなくなったりした場合は基本的には戻らないものと思ってください。




参考書やテキストなどの教材費はどれくらいするの?

次は教材費です。参考書代で12000円~20000円程度です。これは基本書や予想問題集、過去問すべて含めた額になります。

ぶっちゃけこれでも少し足りないと感じたくらいです。

これについてもサイト学習などで浮かすことはまずできないと思います。たしかに、素晴らしい学習支援サイトやアプリはたくさんあります。ですが、無料ではさすがに限界があります。

参考書や基本書のように試験科目のすべての要点を網羅しているサイトはあまり見かけません。

無料の場合は特にないかと思います。

ちなみに無料のに多いのが過去問解説系のサイトだと思います。スマホアプリなんかは大半コレです。でも有効活用はできます。

私も過去問の一問一答アプリをスキマ時間によく利用していました。

学習支援サイトやアプリに関してはあくまでも紙の参考書や予想問題集などの補助的に使用することオススメします。

今のところ、紙媒体の方が圧倒的に使いやすいです。

その他考えられる費用

その他で、受験料の他に、願書の郵送費や写真代がかかります。およそ1000円くらいは見といた方が良いでしょう。だいたい、こんな感じが独学で受験するときにかかる費用かと思います。

もちろん、試験当日の交通費や飲食費なども加算されます。人によっては宿泊費もかかる場合があります。私の場合は宿泊なしで行ったので一切かかりませんでした。

独学の総額はいくら?。

独学の総額は上記の足していくと、こうなりました。

約20000円から300000円ほどかかります。

もちろん、独学で落ち続ければ受験料は青天井です。7000円+写真代と郵送費1000円がかかります。

つまり一回落ちるごとに8000円は最低でもかかります。

3回落ちたら、すべて合わせて50000円ほどかかります。

そして特に民法大改正の施行をまたいでしまった場合はテキストもそう入れ替えしなければならないかもしれません。

最近ではこのくらいのお金を出せば、通信講座が受講できます。私も受験生時代はあまり調べもしなかったので知りませんでしたが、コスパの良い通信教育が増えてきています。

独学で一発合格できないならば、案外、はじめっから通信講座を受講した場合がお得の可能性もあります。

独学よりも通信講座が良いとちょっと思ってしまった!?

どちらを選ぶかはもちろん自由です。

意外と独学も費用が掛かるということだけは念頭においてください。特に行政書士試験レベルだと結構かかります。

基本、試験難易度とテキスト代などは比例します。ちなみに司法書士試験などの難関資格だと目玉が飛び出るほどの金額になったりします(笑)

独学でも高いです(泣)

まとめ

行政書士試験、独学1発でかかる金額は、約2万円から3万円かかります。

不合格ごとに最低でも、受験料7000円と郵送費と写真代の1000円、合計8000円が、合格するまでかかります。

何度も落ちるならば、コスパの良い通信講座の方が良いかも?独学で一発で合格すればいいだけの問題ですが(笑)

ということで、結論としては独学でも万単位のお金はかかるということです。




行政書士試験、テキスト選ぶ上で注意しなければいけないこと!!私の失敗例

独学で受験する人にとって、テキスト選びは大事です。どの出版社からもいいものが出されているのは確かです。ですが、必ず自分に合った1冊というのがありますので、そういうものを選ぶようにしましょう。私もオススメの参考書やテキストがありますが、それは後日、紹介したいと思います。

参考リンク:独学合格者がオススメする参考書・テキスト、予想問題集

管理人の失敗談とは?

今回は私が行政書士試験のテキスト選びで失敗した例を紹介しようと思います。

それは基本書以外にさらに参考書を買おうとするときはかならず「行政書士試験」という言葉がついたものを買うことです。
私がした失敗例とはこの「行政書士試験」という言葉のついてない参考書を買ったことです。なぜこの「行政書士試験」のという言葉がついていない参考書を買ってはいけないのでしょうか。

行政書士試験に専門書はいらない

理由は二つあります。一つはそれは参考書ではなく、専門書となっている場合があるからです。よくわからないという方もいるかもしれませんが、つまり行政書士試験用ではないわけです。行政書士試験を超えて、専門知識が書かれているからです。行政書士試験合格に必要な知識以外は、受験期間に限ってはまったく必要ありません。

たとえば、民法コンメンタールという分厚い、民法の条文が詳しく解説されている辞書のようなものがあります。こんな量の知識、行政書士試験にはまったく必要ありません。

わかりづらい本もある?

二つ目は、そういう本はわかり易い構成がされているとは限らないということです。以前、民法の専門書を買ったことがありましたが、あまりにも構成が合わずに途中で読むのをやめたことがあります。こういう本もあるのかと当時はがっかりした記憶があります。よく、内容も検討せずに購入した私にも十分非がありますが、それにしてもひどかったです。

こういったことがあるから、必ず「行政書士試験」のという枕詞がつく参考書を買うようにしてください。でないと、いらない知識まで身に着けることになります。
行政書士試験だけ合格できれば満足という方は、行政書士試験に対応できるだけの知識で十分だと思います。

一つだけ例外あります。それは法律の入門書のようなものだけは必要な人は用意しておいても損はないと思います。

ただ、入門書を読むということはある意味遠回りであることは頭に入れておいてください。

私の失敗を生かして、正しい参考書選びをしてもらいたいと思います。




 

 

 

一問一答でオススメの問題集「千問ノック」の使い方 一問一答は時間のない人に適している

行政書士試験受験時代にお世話になったのが一問一答の問題集です。
私が一番お世話になった問題集と言っても過言ではありません。

ぶっちゃけ、過去問よりも模試よりも時間を費やしました。

今回はそんな一問一答愛を熱く語りたいと思います。最後にオススメの千問ノックの紹介をします。

一問一答はメリットだらけ!!

一問一答のメリットといえば、すぐに始められてすぐに終了できる点にあります。
そのため、過去問題集や予想問題集のように肩に力を入れずに開始することができます。

予想問題集や過去問題集だと、最後まで終えないと中途半端になるので生半可な気持ちでは挑戦できません。

余裕で、2時間3時間かかります。

ようやく模試が終わったと思ったら、答え合わせと解説を読まないといけません。

一日つぶれることもしばしばですし、最悪、日を跨いでしまいます。

そうなると、すぐに解説を確認できないことになり、学習の効果も半減してしまいます。

一方、一問一答は問題解く、すぐに解説読んで答え合わせ!!

速攻で知識が形成されていきます。こんな最高なことはないと思います。

過去問を本試験形式でやると・・・

例えば、過去問を本試験形式で始めた途端に家族に何かを頼まれたりと中断することが多いと思います。

中断すると解説すらも確認することができなくなるので、ある意味、時間の無駄ともいえます。

そういったことも考慮するとかなりの時間を確保しなければいけません。

冒頭でも説明しましたが、過去問題集や予想問題集であれば解説での学習時間も含めると4時間くらいの長丁場になってしまいます。

もちろん、途中でやめることもできますが、後日続きとなるとなんか気持ちがなえてしまい、やらずに終わってしまうことも多いと思います。

私はこれで結構失敗しました。

では、科目だけで分けたらどうか?法令科目だけ?一般知識だけ?でいいのではないかとお思いの方もいるかもしれません。

そもそも予想問題集や過去問題集などの本試験形式の問題をやる主な理由は現状把握ですから、総得点が出せないのであれば本来の目的を失いかねません。

例えば、本試験形式で300点満点中200点取れたから安心だという心理的な効果が途中までしかやらないとなると、台無しになってしまいます。

あくまでも本試験と同様の状態での得点を知ることが目的です。

つまり2日間で終えるのは無意味というわけです。

そして、学習としても一通り問題を終えて、解説読んで答え合わせをしてとここまでやらないと効果としては薄いです。

一問一答はすぐに解答、解説の確認が可能!!

一方、一問一答はというと、すぐに好きな範囲から始められることができます。

また一問ずつ回答して、すぐさまその正誤を確認して解説を確認することができます。

何度も言いますが、これが最大のメリットです。

今日は商法の問題のみをやろうとか、憲法の人権のところだけをやろうとかそういうことも可能です。

本試験とは違い、一問あたりに要する時間はごくわずかです。それが最大のメリットでもあります。

極端な話、10分間でも効果はあります。誰かを待っている時間、寝る前のちょっとした時間なんかでも手軽にできます。

非常にスキマ時間を有効的に使うことができます。

行政書士試験のバイブル!?千問ノック!?

そして、数ある一問一答の問題集の中でも、私が受験生時代に使っていたのがこれです。

合格革命 行政書士 一問一答式 出るとこ千問ノック 2017年度 (合格革命 行政書士シリーズ)

なぜこの問題集を買ったのかというと・・・

千問ノックという衝撃的なタイトルにひかれて手に取りました。何となく、ストイックな感じがするのも、決めての一つでした。結果、購入して正解でした。

この千問ノックの特徴はというと、本から頑張れーという応援が聞こえてきそうなくらい至るところに勉強を継続させてくれる工夫がなされています。

たとえば挿絵であったり、今どのくらい自分は進んでいるのか、達成点がかわかったりします。

無機質な問題集とは違って、非常に人間味あふれた?問題集となっています。

またうれしいのがこれだけ解けばとりあえずオッケーという厳選された一問一答があるということです。

重要な問題には印がついています。これは試験の超直前期などに使い勝手がいいです。もちろん全問やることをオススメします。
※私が使用したのは2015年度版だったのでもしかしたら最新の問題集は仕様変更
しているかもしれませんので注意してください。

何周もすることが合格の秘訣!?

他の一問一答もそうですが、私がオススメするのは3周はすることです。
間違った問題に至っては4周、5周はしましょう。

インプットもアウトプットも繰り返しがミソです。

人間の記憶的にもすぐにくり返し、何度も何度もやることで短期記憶から長期記憶に変わっていくそうです。

エビングハウスの忘却曲線です。

脳がその情報を大切な情報として認識するからだそうです。

時間がない人は先ほどの目安から1周引いてください。そしてプラス1周は先ほど説明した厳選問題だけをしてください。

これだけでもだいぶ違うはずです。

特にアウトプットとインプットとして効果があるのが、過去問の焼き直しが多い科目です。

行政書士試験の問題は基本、過去問の焼き直しがないんですが、それでも行政法とか憲法とか基礎法学とか商法、会社法は類題が出題されることが多いので、特に何周もやることが大事です。

つまり、民法以外は問題の演習を繰り返しやることが非常に大事だということです。

逆に民法はしっかりとインプットしてください。その条文の趣旨をしっかりとインプットすることで、事例問題や応用問題などに対応することができます。

行政書士試験のみならず資格などの試験に合格するには一問一答は必須だと思っています。

もちろん紙上のものだけではなく、現在ではスマホアプリもいいものが出ていますのでそちらも活用する価値はあると思います。

 

 

本日、書店で久しぶりに行政書士試験の参考書を見てきました。

書店で行政書士試験の参考書を久しぶりに見ました。その参考書の分厚さに改めて驚かされました。下手な英和辞書よりも分厚いくらいです。こんな分厚い参考書に書かれている知識を勉強してきたのかぁと、そうやって考えるとなんか感慨深いものがあります。

ちなみに私が今日見てきた参考書には行政書士六法もついていました。

参考リンク:独学合格者がおすすめする参考書・テキスト、予想問題集

行政書士六法について

最近の参考書は六法もついているのかと感心しました。行政書士試験に分厚い六法はいりませんが、行政書士六法はもっていた方が良いです。それが参考書とセットになっているんですから、別に行政書士六法を用意する必要はなくなるのでその分お得といえるでしょう。コスパがいいに越したことはありません。

いくら、最近の行政書士試験が判例から出題されることが多くなったといっても、基本は条文の知識です。特に行政法では条文の知識が出題されることが多いです。そのため、行政書士六法を持っていると便利ですし、有利です。私も行政書士六法は持っていました。

間違っても分厚い六法全書は買う必要ありません。1万くらいします。

参考書の分厚さを感じなくなるという不思議な現象

ところで話は戻りますが、分厚い参考書を使っていると不思議な現象が起きてきます。それはあんだけ分厚い参考書やテキストでも毎日使っていくうちにあまり分厚さが感じなくなります。えっそんなことあるの?って思うかもしれませんが、これが不思議なことにあるんです。

一種の慣れなんでしょうか?私がこの不思議現象の答えを予想するところには、使っているうちに分厚い参考書に書かれている情報が頭の中に入ってきます。そのことにより、わからない部分のページがなくなっているように感じるためではないかと思っています。ちょっとわかりにくい説明だったかもしれませんが、気にしないでください。

とにかく、はじめは分厚いと思っても使っているうちに慣れますよ程度の認識でいてください。分厚いと感じるのは知識がない最初のうちだけです。

よく大学の教授などの研究室にはこれでもかっていう書籍がありますが、教授本人にしてみれば、この分厚い参考書の不思議な現象とおなじように、普通なことなんだと思います。初めて見る人はものすごい本の量だと圧倒されてしまいますが。

これは客観的に見るのと主観的な立場でいるのとの違いなんでしょうね。

また、話が脱線してしまいましたが、大事なのは分厚い参考書に圧倒されずに、勉強を始めましょうということです。




伝えたいのはそれだけです。

法律の入門書といえば、この二つ??どっちが良い?ぶんこ虎の巻VS伊藤真さん入門シリーズ

法律の入門書はどれがいい!?

行政書士試験用というわけではありませんが、法律科目の入門書として、有名なのがこの二つです。伊藤真さんの入門シリーズ、文庫トラの巻シリーズです。

この2シリーズ、入門書とありますが、果たしてどちらがわかり易いんでしょうか?

今日はこの2シリーズに対決していただきます。

といっても私がジャッジです。

公平なジャッジができるかどうかはわかりません。まったくの個人的な感想なので、注意してください。

ちなみに、伊藤真さんの入門シリーズも文庫本虎の巻シリーズも民法、刑法を読ませていただきました。刑法は行政書士試験には関係ありませんが、個人的な興味で読みました。

というのも当ブログの管理人である私は実は司法書士を目指しています。

刑法は司法書士試験で出題科目の一つです。

勝負の結果はどっち!?

結果はというと、

伊藤真さんの入門シリーズの勝ちです。

どちらもわかり易かったですが、どちらか選べと言われれば伊藤塾の塾長である伊藤真氏の入門シリーズです。

まるで小説を読んでいるかのようにすぅーっと知識が頭に入り込んできました。わかりやすい文章で非常に読みやすかったです。

一方、ぶんこ六法のトラの巻は入門書としては少し難しく感じました。

内容的には初学者用とは言えないよう気がしました。ですが、面白さはあります。

身近な出来事に関してのことも取り上げられているので、興味は持てるはずです。

コスパ、価格は安いです(笑)

でも入門書とは言えないような気がします。

とても初学者にはオススメできません。

伊藤真さんの入門シリーズは行政書士試験科目である憲法、商法、刑法、行政法も出版されていますので、行政書士試験にも対応しているといってもいいと思います。

ただし入門書なので、これをすべて読んだからといって、行政書士試験に合格できるわけではありません。あしからず。

ですが、読む価値はあると思います。

・ 伊藤真の憲法入門第5版 [ 伊藤真 ]
・ 伊藤真の民法入門第5版 [ 伊藤真 ]
・ 伊藤真の行政法入門第2版 [ 伊藤真 ]
・ 伊藤真の商法入門第5版 [ 伊藤真 ]

ちなみに私はこれらをアマゾンのキンドルアンリミテッドという読み放題のサービスで電子書籍リーダーを使用して読みました。kindle unlimitedに加入している人は無料で読めます。※更新時の情報ですので、変更されている可能性もあります。

入門書から始めるのもありです。ただ、今回の対決でもわかったように入門書が必ずしも万人にわかり易い内容で書かれているとは限りませんので、入門書を選ぶ際には注意が必要です。

幼稚園児にもわかるような法律の入門者はないと思った方が良いと思います。

漫画でわかるシリーズも同様です。結局あれはマンガではありません(笑)

あんなにセリフが長いマンガなんて見たことありますか?

私は「マンガでわかるシリーズ」否定派です(笑)

せいぜい許せるのは小説系の法律学習本です。

以上、今回は入門書対決でした。

ちなみに、入門書なんて必要ねぇよという人は、基本書だけで全然大丈夫だと思います。

参考になるかはわかりませんが、実際、両方を読ませていただきましたのでレビューともいえると思います。

ぜひ、法律の勉強の際に参考にして下さい。