初学者にやさしい参考書はユーキャン?のテキストかも

行政書士試験を独学で合格を目指すなら参考書選びが重要となってきます。これは各出版社の内容の差があり、どれかはずれの参考書を選んだら合格しないと言う意味ではありません。実際に参考書は各出版社、優れており合格に必要な知識はほとんど網羅しています。ただ違うのは構成のされ方であったり、表現の仕方であったり、表の使い方であったりします。極端な例でいうと黒1色で印刷された参考書より3色で印刷された参考書の方が、重要な要点を赤で印字できたりとメリハリのついた解説ができます。上記の場合、断然、3色印刷のテキストの方がわかり易く、理解しやすいです。

初学者は特に法律の知識がゼロなわけで、とりわけわかり易い内容で書かれた参考書が必要となってきます。入門のテキストを購入するという手もあります。ここでは分厚い参考書から始める場合について書かせていただきます。

初学者の参考書でオススメなのが、通信教育で有名なユーキャンの参考書です。
実は私は行政書士試験受験した際にユーキャンの参考書は使用していませんでした。別の出版社の参考書を使用していました。それなのになぜ、ユーキャンの参考書をオススメするのか?それはユーキャンの予想問題集を使用したときに解説がわかり易かったからです。それと以前社労士の学習をしたときにはユーキャンのテキストを使用しました。そのときにもわかり易いと感じたからです。
これなら、行政書士試験の参考書もわかり易いだろうと実際に合格後ではありましたが、書店によって立ち読みをしてみたところ、案の上理解しやすい工夫がいろいろとなされていました。そのとき、受験のときなぜユーキャンのテキストにしなかったのか後悔したくらいです。

とはいえ、参考書選びのコツは自分にあったものが一番なので実際に書店にいって
手に取って、見比べて自分にあったものを選ぶことをオススメします。
どうしても、どれを選んだらいいのか分からないという方はユーキャンの参考書をオススメします。

 
2017年版U-CANの行政書士 速習レッスン [ ユーキャン行政書士試験研究会 ]

独学には足りないもの・・・・それは聞くということ

行政書士試験、独学の唯一の弱点

独学で合格するには、一人で勉強をしなければいけません。

当然、教えてくれる指導者はいません。一人ではできないことは何なのか、それは聞くという勉強です

これは独学の唯一の弱点と言えるでしょう。逆にいえば、この聞くという勉強ができる講座は行政書士試験合格には有利ということになります。

耳からの学習というのは非常に大事です。

学校の授業で考えてみると、学校の授業は先生が私たちに教えてくれてそれを聞いて私たちは理解をしていきます。傾聴が大事と言われることも多いと思います。

しかし、独学にはそれが欠けているのです。私たちの先生はテキストや参考書でしかありません。参考書がしゃべってくれるわけでもないので、目からの情報しかありません。基本的には受動的な学習はできません。

独学は耳からの学習が弱いです。というよりも無です。耳からの学習は大切です。
それが独学にはまったくないのです。でも、それを補うことのできるCD付参考書が出ています。

【CD-ROM2枚付】2016年版 行政書士集中合格講座【民法編】 (藤井予備校の“書籍講座”vol.1)

現時点では2017年度版はまだ発売前のようです。こういうCD講座付きの参考書も広く発売されるようになってきました。

実際に私も社労士版の講座を使用したことがあります。やはり独学でも講義を聴けるというのは頼もしいです。実際に耳から得た情報は理解しやすかったです。また参考書と一緒に進んでいくので、参考書+音声の相乗効果で記憶にも残りやすかったです。

こういった参考書も使ってみるのもアリなのかと思います。

また講座のすごい点は一種の体験となるので記憶の定着には最適なのです。講座に参加するというのはある種の体験です。一般的に体験して得た記憶は定着しやすいと言われています。

こういった例があります。独学で英語を勉強していても、なかなか成績上がらない人がいました。ですが、海外留学をしたとたんに英語力がものすごい飛躍する。
これが体験型の記憶がいかにすごいかわかる、よくある例です。
ちなみに私も海外留学の経験がありますが、そのときのことはよく覚えています。
それは海外が新鮮だったということももちろんありますが、体験したからです。机の上だけの勉強では足りないものが体験にはあるということです。




資格試験のマンガでわかる○○シリーズ

資格試験の参考書を探していると必ず目につく、マンガでわかる○○といった参考書、私は否定的です。

行政書士試験だけでは、どの資格試験にも大抵はあります。マンガでわかる宅建士、マンガでわかる社労士など、たいていの書店には置いてあるでしょう。

私が漫画で分かるシリーズに否定的な理由

私も立ち読み程度でしか読んだことしかありませんが、このマンガでわかるシリーズを読むと、強引にマンガにした感がかなり感じられます。

そんなに長いセリフ、普通の漫画ではありえないよねと思うことが多いです。

たいていは面白くないです(笑)

マンガとしてのストーリーもあってないようなものです。もちろん素晴らしい本もあるのかもしれませんが、私が見たものはどれもうん?ってものが多かったです。

私はマンガでわかるシリーズはあまり良く思わないので、もちろん使用してません。

そもそも漫画だけで行政書士試験は受かりません!!

受験生の心理としては、マンガ読むだけで合格できたらラッキーぐらいな気持ちは多少ならずともあると思います。

そして、これらのマンガが普通のレベルマンガだと思っている人も中にはいるでしょう。たとえば、「ハンターハンター」読む感覚で合格できたらと・・・中にはそういう人もいるかもしれません。ゼロとは言えないと思います。

ですが、断言します。

マンガで合格できるほど、行政書士試験はあまくありませんもともと、マンガでわかるシリーズは入門書の入門書という感じで出されているとは思いますが、勘違いする人も中にはいるでしょう。

行政書士試験の受験期間中は楽しさは皆無と言っていいでしょう。よほど勉強好きでもない限り、苦痛や我慢が付きまとってきます。

そんな資格試験を題材にした漫画がおもしろいはずありません。どんなキャラクターでもです。

例えばドラゴンボールの悟空が行政書士試験になるための勉強しまくるマンガがあるとします。面白いですか?悟空というキャラクターはすごいと思いますが、ストーリーが面白くないので決して面白くないと思います。

記憶力10倍と界王拳10倍に似た必殺技があったとしてもです(笑)

行政書士試験ではありませんが、唯一、私の中で行政書士を題材としたマンガで面白いとおもったのは「シバキヨ」さんの漫画ぐらいです。

半熟行政書士! [ シバキヨ ]

勉強になります。これだけは読んだことがあります。あとは基本的にyoutubeなどの講座は見ることはあっても、マンガは読みません。

 

 




行政書士試験、過去問対策だけで合格は厳しい

過去問を何度も演習しただけでは行政書士試験には合格できない!!

なぜならば行政書士試験を受けるうえで、過去問演習の重要性は低いと私は思っているからです。

多くの試験では過去問が大事だといわれていますが、行政書士試験の場合は少し違ってきます。

他の資格試験の多くは過去問の使いまわし、焼き直しです。宅建士試験がいい例です。

行政書士試験は過去問の使いまわしがほとんどない!?





しかし、行政書士試験はそういった使いまわしはほとんどありません。私が知る限り、類題はあってもまったく同じ問題はありません。

記述式に関しても、記述式という問題形式が誕生してから10年以上たちますが、一度も同じ問題は出てないと記憶しています。

民法に限っては論点すら被ることがなかったような気がします。ただこれから、ネタ切れを起こして同じ問題は出る可能性はあります。
(平成30年現在でも、同じ問題は出てません。)

しつこいですが、これらを踏まえても、

過去問演習だけでは合格できません。

断言できます。

ただ、過去問演習が無意味とまでは言いません。なぜなら、実際に過去の本試験だからです。なので自分の実力を試す上では最適な問題です。このうえない問題集なのです。

ただ、何周何周も問題も答えを全部覚えてしまうぐらいに演習するのは完全に無意味です。まさに時間の無駄といえるでしょう。

それはどうしてか?先言ったようにまったく同じ問題が出ないからです。

他の資格試験では過去問を何度も繰り返すそれだけ合格できる資格もあります。何度も言いますが、行政書士試験は違います!!

同じ感覚で、過去問さえやれば合格できると思ったら大間違いです。落ちます。

類題は出ても、同じ問題はほとんど出ません。

それならその年の試験を予想した予想問題集の方が良いです。

過去問より予想問題や予想模試の方が大事!?

私的には予想問題集と過去問の重要度では、こうなります。

予想問題>過去問

その年の対策としては予想問題集や模試の方が過去問より上です。
なぜなら予想問題集はその受験する年度のヤマもはってくれているからです。

例えば、前年の基礎法学の問題に「属地主義」に関する問題が出題されたとします。

果たして、今年はその属地主義に関する例題が出ると思いますか?

あきらかに出題される可能性は限りなくゼロです。ヤマというのはそうやってはるものです。

ただこれは基礎法学など配点の低いところでの話です。もちろん行政法や民法は同じ論点が出題されます。例えば去年は「代理」が出たから今年は出ないわけではありません。

ちなみに代理は結構な頻度で出題されます。

これらのことを考えると前年度の過去問を繰り返しやるというのが一番のおバカさんと言えます。私自身、前年の過去問は1回しかしませんでした。

まだこの過去問演習が無駄ということに気づいてないときは過去問は2周していました。ですが、そんな私でも、さすがに前年度の過去問は無意味だろうと思っていたので、1回しかやりませんでした。

まとめると、行政書士試験においての過去問は、何度も繰り返しやるものではなく、あくまで自分の実力を測るものです。

せいぜい、「行政書士試験てこんなレベルなんだ」と読み取るだけです。何度も演習する必要はありません。

仮に行政書士試験の過去問をすべて暗記して解けるようになったとしても合格は難しいです。まったくおんなじ問題が出ないからです。

とにかく、大事なのは過去問を暗記して解く力ではなく、理解して解くということです。

さらに簡単に言えば、その問題を解説を説明できるまでの状態にするということです。

過去問が優れている点

と、さんざん過去問の重要性を否定してきましたが、過去問にももちろんいいところはあります。

過去問をするメリットとしては、まずどんな出題が出されるのかがわかります。過去問を記憶するのではなく、分析するのです。

分析と言っても、すごいものではありません。ただどんな範囲のものが出て、どんな出題形式で出されるのかレベルはどんなものか、その程度でいいのです。それを知るだけでも違ってきます。

そして、過去問の得点は一番の合格の目安になります。たとえば、3年前の過去問をやったとします。そして自分の得点が合格点まで達していました。

はい。この時点で

あなたは3年前の本試験では合格していたということになります。

つまり過去問で合格点を取れる人は本試験でも合格する可能性が高いということです。

ただ冒頭にも説明した通り、過去問は何度もやる必要はありません。1回やって、みっちり解説を読んで答え合わせすればいいだけです。解きっぱなしにはしないで、解説を読むこれが大事です。

それだけで十分だと思います。

スポンサーリンク



行政書士試験合格への第一歩!!参考書、問題集、テキストの選び方

行政書士試験を独学で受験しようとする際に最初にしなければいけないのが参考書および問題集選びです。

基本的に参考書は自分の読みやすいものを選ぶ。私はこれでいいかと思います。大事なのは何度もその参考書を読み返すということです。

一度決めた参考書は変えないこと

その参考書に穴があくまで読み込んで下さい。浮気は厳禁です。

管理人のオススメする参考書、テキスト、問題集など教材

予想問題集はなるべく多く用意した方がいい!?

基本参考書ともう一つ大事なのが、予想問題集です。
これについては主要な出版社から出されている予想問題集を実際に解いてみて、比較したので参考にどうぞ。

実際に解いてみると各出版社に大きな特徴があるのがわかります。出題の切り口や言い回しに大きな違いがあります。
言い回しが遠まわしなようなものは当然難しく感じます。

それぞれの出版社のどれが一番、本試験に近いとは言い切れませんが、多くの問題にあたっておくことが非常に大事です。

よくあることですが、1冊の問題集では220点取れてる、別の問題集では170点しか取れないようなことも起こります。

本番力を上げるにはやはり、いろいろな問題を経験することが大事です。

もちろん、予備校の予想模試なんかも利用するのもいいかも知れません。

市販の場合は安価(1000円~2000円)で手に入れられるということもありますので、何冊かは用意しておいた方が良いと思います。

ちなみに私は過去問の他に、3冊予想問題集を用意しました。通常、2、3回分はついているので、7,8回分やったということになります。


参考書と予想問題集選びでやってはいけないこと

参考書と予想問題集選びでやってはいけないことが一つあります。

古い参考書や予想問題集は使わないこと。

よくケチって中古本を買う人がいますが、それはあまり良くありません。なぜダメかというと法改正があるからです。ご存知のように法律は毎年のように改正されています。

なので、最新の法改正に対応したテキストが望ましいわけです。間違った古い知識を植え付けられてしまっては大変です。
特に、民法や行政法などの大改正が行われた年は注意が必要です。

また予想問題集は、基本的にその年の本試験を予想しています。なので古い予想問題集はよくありません。

まとめると、行政書士試験の参考書や問題集を選ぶ際に基本的にはどれを選んでも問題ないと思います。大事なのは、必ずあなたが受験する年度の参考書や予想問題を選ぶようにしましょう。