一問一答でオススメの問題集「千問ノック」の使い方 一問一答は時間のない人に適している

行政書士試験受験時代にお世話になったのが一問一答の問題集です。
私が一番お世話になった問題集と言っても過言ではありません。

ぶっちゃけ、過去問よりも模試よりも時間を費やしました。

今回はそんな一問一答愛を熱く語りたいと思います。最後にオススメの千問ノックの紹介をします。

一問一答はメリットだらけ!!

一問一答のメリットといえば、すぐに始められてすぐに終了できる点にあります。
そのため、過去問題集や予想問題集のように肩に力を入れずに開始することができます。

予想問題集や過去問題集だと、最後まで終えないと中途半端になるので生半可な気持ちでは挑戦できません。

余裕で、2時間3時間かかります。

ようやく模試が終わったと思ったら、答え合わせと解説を読まないといけません。

一日つぶれることもしばしばですし、最悪、日を跨いでしまいます。

そうなると、すぐに解説を確認できないことになり、学習の効果も半減してしまいます。

一方、一問一答は問題解く、すぐに解説読んで答え合わせ!!

速攻で知識が形成されていきます。こんな最高なことはないと思います。

過去問を本試験形式でやると・・・

例えば、過去問を本試験形式で始めた途端に家族に何かを頼まれたりと中断することが多いと思います。

中断すると解説すらも確認することができなくなるので、ある意味、時間の無駄ともいえます。

そういったことも考慮するとかなりの時間を確保しなければいけません。

冒頭でも説明しましたが、過去問題集や予想問題集であれば解説での学習時間も含めると4時間くらいの長丁場になってしまいます。

もちろん、途中でやめることもできますが、後日続きとなるとなんか気持ちがなえてしまい、やらずに終わってしまうことも多いと思います。

私はこれで結構失敗しました。

では、科目だけで分けたらどうか?法令科目だけ?一般知識だけ?でいいのではないかとお思いの方もいるかもしれません。

そもそも予想問題集や過去問題集などの本試験形式の問題をやる主な理由は現状把握ですから、総得点が出せないのであれば本来の目的を失いかねません。

例えば、本試験形式で300点満点中200点取れたから安心だという心理的な効果が途中までしかやらないとなると、台無しになってしまいます。

あくまでも本試験と同様の状態での得点を知ることが目的です。

つまり2日間で終えるのは無意味というわけです。

そして、学習としても一通り問題を終えて、解説読んで答え合わせをしてとここまでやらないと効果としては薄いです。

一問一答はすぐに解答、解説の確認が可能!!

一方、一問一答はというと、すぐに好きな範囲から始められることができます。

また一問ずつ回答して、すぐさまその正誤を確認して解説を確認することができます。

何度も言いますが、これが最大のメリットです。

今日は商法の問題のみをやろうとか、憲法の人権のところだけをやろうとかそういうことも可能です。

本試験とは違い、一問あたりに要する時間はごくわずかです。それが最大のメリットでもあります。

極端な話、10分間でも効果はあります。誰かを待っている時間、寝る前のちょっとした時間なんかでも手軽にできます。

非常にスキマ時間を有効的に使うことができます。

行政書士試験のバイブル!?千問ノック!?

そして、数ある一問一答の問題集の中でも、私が受験生時代に使っていたのがこれです。

合格革命 行政書士 一問一答式 出るとこ千問ノック 2017年度 (合格革命 行政書士シリーズ)

なぜこの問題集を買ったのかというと・・・

千問ノックという衝撃的なタイトルにひかれて手に取りました。何となく、ストイックな感じがするのも、決めての一つでした。結果、購入して正解でした。

この千問ノックの特徴はというと、本から頑張れーという応援が聞こえてきそうなくらい至るところに勉強を継続させてくれる工夫がなされています。

たとえば挿絵であったり、今どのくらい自分は進んでいるのか、達成点がかわかったりします。

無機質な問題集とは違って、非常に人間味あふれた?問題集となっています。

またうれしいのがこれだけ解けばとりあえずオッケーという厳選された一問一答があるということです。

重要な問題には印がついています。これは試験の超直前期などに使い勝手がいいです。もちろん全問やることをオススメします。
※私が使用したのは2015年度版だったのでもしかしたら最新の問題集は仕様変更
しているかもしれませんので注意してください。

何周もすることが合格の秘訣!?

他の一問一答もそうですが、私がオススメするのは3周はすることです。
間違った問題に至っては4周、5周はしましょう。

インプットもアウトプットも繰り返しがミソです。

人間の記憶的にもすぐにくり返し、何度も何度もやることで短期記憶から長期記憶に変わっていくそうです。

エビングハウスの忘却曲線です。

脳がその情報を大切な情報として認識するからだそうです。

時間がない人は先ほどの目安から1周引いてください。そしてプラス1周は先ほど説明した厳選問題だけをしてください。

これだけでもだいぶ違うはずです。

特にアウトプットとインプットとして効果があるのが、過去問の焼き直しが多い科目です。

行政書士試験の問題は基本、過去問の焼き直しがないんですが、それでも行政法とか憲法とか基礎法学とか商法、会社法は類題が出題されることが多いので、特に何周もやることが大事です。

つまり、民法以外は問題の演習を繰り返しやることが非常に大事だということです。

逆に民法はしっかりとインプットしてください。その条文の趣旨をしっかりとインプットすることで、事例問題や応用問題などに対応することができます。

行政書士試験のみならず資格などの試験に合格するには一問一答は必須だと思っています。

もちろん紙上のものだけではなく、現在ではスマホアプリもいいものが出ていますのでそちらも活用する価値はあると思います。