解説のない過去問は・・・・勉強にはならない。ただのアウトプット

行政書士試験の過去問は無料で公開されています。無料なのに、どうして市販の過去問集が発売されているのでしょうか。それは、解説があるからに他ならないからです。

あらかじめ言っときます。過去問や予想問題集は解説がないと勉強としてはほぼ無意味です。力試しにしかなりません。力試しと学習は違います。

解説があってこその学習なのです。ですが、せっかく無料だ公開されているものですから、過去問を使って力試し、いわゆる現状の学力を測るといった意味では多いに利用価値があります。

ただ過去問を繰り返し演習したところで行政書士試験に合格することは極めて難しいです。なぜならば、過去問がそのまま使われることはほぼ皆無だからです。過去問の問題と答えを覚えるということで合格はできません。

問題演習、解説を読むはある意味セットです。もう確実に解ける問題でない限りはかなず解説を読んで理解するようにしましょう。

また行政書士試験の過去問題の解説を無料、会員登録なしで公開しているサイトも探せばあると思いますので、そちらを利用すれば実質、過去問題集の購入をしないで過去問対策が行えます。

ただ使い勝手といえば、やはりパソコンやタブレット上よりは紙の解説に軍配が上がると思います。サイトであればリンクのクリックやタップという動作が増えてしまうからです。また目にもよくありません。

過去問題集に期待しすぎてはいけませんが、利用することはとても大事です。何といっても、過去の本試験ですから、どんな予想問題集よりも本試験の出題に似ていることはいうまでもありません。ただ何度も言いますが、過去問と同じ問題は出ません。過去問から吸収できるのは出題のされ方、範囲の確認などのみです。類題はでたとしても、まったく同じ問題は出題されません。特に民法ともなると、知識というよりは理解が必要となってきます。応用力が聞かないと問題はほとんど解けないでしょう。仮に甲という人物の表記がAという人物表記に変わっただけでもまったく違った印象になります。

行政書士試験のみならず、解説のない問題はまったくと言っていいほど、学習とはなりません。ただのアウトプットに他なりません。アウトプットとインプットとを兼ねるには絶対に解説が必要となってきます。

 

既婚者で勉強できるのは家族のおかげ?休日のみっちり勉強はさけるべき・・・

既婚者で働きながら、勉強している方。勉強できるのは他ならぬ家族のおかげです。このことは肝に銘じておきましょう。

受験勉強を続けていると、休日に平日の勉強不足を補おうとしてしまいがちになってきます。休日にみっちり勉強しようと思っても、家族の協力なしにはできません。私は実際、なるべく休日ではなく、平日のアフター5ならぬアフター7に勉強するようにしていました。休日に本格的に勉強したのは直前期のみです。なぜかというと家族も大切にしたかったからです。

当たり前ですが、休日は家族にとっては大切な日です。そんな日に夫が勉強ばかりとなると奥さんも息抜きがなかなかできないでしょう。だから、私はなるべくは休日は家族サービスに充ててました。その代りに平日はみんなが寝静まった夜遅くに勉強していました。記憶的にも夜勉強するのは効果的なようです。またなるべくスキマ時間を見つけて、可能な限り勉強に充ててました。スキマ時間であれば、誰にも迷惑をかけずに勉強できます。日常の中にはスキマ時間が沢山あります。

さすがに直前期の休日に勉強しないと合格は厳しいと思ったので、家族には今だけ我慢してほしいと懇願して家族サービスは我慢してもらい、なるべく勉強をしていました。家族も私の真剣さを感じ取ったのかさすがに理解してくれました。でも、これが毎週の休日には勉強づけとなっていたら、奥さんや子供もだいぶストレスがたまったはずです。そのようにしてまでは私のわがままで資格を取得する意味はないと思っていましたので、それだけは避けるようにしていました。

家族にどれだけ理解してもらえるかも資格試験合格には大切になってきます。

理想は家族との生活を崩さずに上手に時間管理して勉強時間を確保することです。
ですが、まったく迷惑をかけないで受験はほとんど不可能だと思います。
独身や実家暮らしでもないかぎり、自分の自由な時間は限られてきます。買い物やレジャーなどのイベントごとなど家族との共有時間が多いのが、家族持ちです。
なるべくなら、そんな要望に応えてあげるのがいいかと思います。その変わり、自分の時間を削るのです。例えば晩酌の時間であったり、娯楽の時間を削ります。仲間との時間も大切といえば大切ですが、家族の時間に比べたらそうでもありません。たとえば、週に1回、友人と外に飲み行く用事があるとしたならば、その時間は勉強するようにします。基本的に、お酒は自分しか楽しめません。あなたがお酒を飲んでいて、楽しい家族はいないと思います。そう考えると自分一人で楽しむ時間こそ削るべき時間だということがわかるかと思います。

行政書士試験のみならず、資格試験に合格するためには勉強時間の確保が大事になってきます。あらかじめ、受験を決意した時にはある程度、自分がどれくらい勉強できるのか把握しておくことが大事です。その際に、確保できる勉強時間を多めに算出してしまうよりは少なめに見積もるといいでしょう。また自分本位に考えていると家族の時間も勉強時間に当てれると勘違いしてしまうことも多いと思います。それは間違いです。本当に大切にしないといけない時間は家族の時間であり、一番犠牲にしないといけない時間は自分の時間です。このことは勘違いしないようにしましょう。家族の時間は大切にしましょう。

 

 

どんな勉強法よりも姿勢が大事かもしれないということ。行政書士試験に合格するために

勉強法も大事なのことは大事ですが、勉強するにあたって意外と大事なのが姿勢です。

これはあの有名予備講師である林修先生も某番組で言っていたと記憶していますが、勉強には姿勢がなによりも大事だそうです。

正しい姿勢でやる勉強とそうでない勉強とではやはり差があるそうです。
どんな姿勢が良いのでしょうか。姿勢にもさまざま姿勢があります。
ここで言う姿勢とは、態度や心構えといった広い意味での姿勢ではなく、物理的な姿勢のことです。もちろん精神的な意味での姿勢も大事なのは言うまでもありませんが。

さて勉強するうえで、最もスタンダードな姿勢といえば、座って勉強する方法です。先に答えをいうようですが、これがどうやら良いらしいです。予想通りと言えば予想通りです。

そして一番、暗記とかに向いてない姿勢はとういうと寝ながら勉強することです。これはリラックスした状態にあるからです。何かの発明などにいいかもしれません。ですが、暗記とかには向かない姿勢のようです。

なぜ暗記に向かないかというとやはり緊張感が足りないからでしょう。もうひとつあるのが、記憶を呼び起こすときには記憶したときと同じ姿勢のときに呼び起こせることが多いようです。想起するときは大抵座って試験を受けてるときですね。寝ながら試験を受ける人はいませんよね。こういう理由からも寝ながら勉強は良くないようです。自分自身、結構寝ながら勉強していました。改めます。

あと個人的に寝ながら体勢での勉強は、眠くなります。この状態で活字を読み続けると間違いなく眠くなります。注意が必要です。逆にこれを利用すれば、不眠を解消できるかもしれません。

まぁこれらのことからもやはり勉強は座ってやるのがよさそうですね。あともう一つ付け加えるとするならば足元を温めると脳のパフォーマンスが良くなるそうです。

行政書士試験のみならず、何かの試験や入試などで勉強するには、確かに勉強法や時間も大事ですが、姿勢も意識してみるといいかも知れません。

最近姿勢を注意されることがなくなってきました。昔はよく言われたものです。

行政書士試験、前年度より得点が上がらず不合格ということもよくあるようです。

なぜ?リベンジ後の方が得点が低いという現象

他のブログなど見てみると、行政書士試験で前年度より得点が上がらず今年度は不合格だったということも多いみたいです。

通常の考えによれば、このような結果は起りえないことのようにも感じます。なぜならば、知識が蓄積されていく分だけ得点が上がると思うからです。

もちろん蓄積を続けるわけではありません。なぜならば人間は当然に忘れていくからです。

ともあれ、完全な初学者よりも前年に試験を経験した人の方が有利なのは確かなはずです。

ですがこういった結果が実際に起きてるのです。

なぜ、点数が下がるのか?原因と対策

なぜなのか?

完全なる、試験対策の失敗に原因があると私は思います。

つまり、配点を重視しないで勉強していたにすぎません。
例えば得点が下がる背景にはこういう図式があるように思えます。

一年目 行政法に力を入れる そこそこの点数を取るが、他の科目に力を入れず

二年目 他の科目に力を入れる 総得点数が上がらず不合格。

なぜこういうことが起こりうるか。

それは冒頭でも説明しましたが、人間は忘れやすい生き物だからです

知識は蓄積されるとは限りません。極端に言えば、昨日覚えたことを今日覚えていないということもあります。

それほど人間の記憶力は不確かなものなのです。

上の例でいうと他の科目に力を入れた結果、それらの科目の得点は上がりました。ですが、今度は行政法をおろそかにしたため、その間に忘れてしまい点数が落ちてしまいました。

その為に配点の高い行政法で得点が上がらず、不合格となりました。
こういう構図が成り立つと思います。そしてよくあることです。

そうならない為の対策は??

それではどうすればよかったのでしょうか?非常に簡単です。そのまま1年目同様に行政法に注力し、他の科目も勉強すればよかったまでです。

自信があった科目が次の年も高得点取れるという保証はどこにもありません。

そこを過信してしまったことが失敗の大きな原因といえるでしょう。

苦手科目が得意科目になることも、逆に得意科目が苦手科目になることだって当然あります。

知識として定着させるには反復して行うのが鉄則です。何度もいいますが、1年前覚えていたことが今思い出せるとは限りません。その間に何度か復習しているから思い出せるのです。

まとめ

人間は忘れやすい生き物である。そのことをまず前提に勉強すべきです。

前年度、130点取れていたからと言って、今年度は130点取れるとは限りません。再度学習し直す必要があります。弱点科目も得意科目も一新して勉強する気持ちで取り組むことが大事です。

何度何度も繰り返しインプット、アウトプットして短期記憶から長期記憶に変えることが大事になってきます。




民法の問題文に慣れない!!理解不能!?安心してください!!慣れます。

民法の問題文を読んでいると混乱する!?

行政書士試験のみならず、法律初学者の方が公務員試験や法律試験に挑むとき、必ずぶち当たるのが、民法の問題文が読みづらいということでしょう。

問題が解けないどころか問題の意図すらわからない!!

こういったことはよくあることです。

債権を持っている甲が乙に代位した?

債務を負っている丙が甲のために自身が所有している土地に抵当権を設定した?

このように慣れない状態で読んでいると誰がどうなってどうしたという当事者関係もごちゃになってくるし、ある意味、頭の中がクエッションだらけで混乱状態に陥るでしょう。

それが民法の苦手意識を作り上げているに他ならないような気がします。

解決方法はずばり図にすること!!

私も受験生時代はこのことに頭を悩ませてきました。何度か読んだら理解できる場合もありますが、簡単なのは以下の方法です。

この民法の問題文の難しさを解決するには、月並みですが、図に表すしかありません。当事者関係を図に表せばいいのです。

AさんBさん、甲さん、乙さん、甲土地、乙土地、いろいろ出てきます。それらを図であらわせばいいのです。

さらに図を表す際に一歩進んだ上級テクニックとしては、例えば売ったということ表現したい場合は英語の頭文字をつかってsellのSなんかを使って表すと少し楽になります。ちなみに貸した場合Lになります。

例えば甲さんが乙さんに不動産を売ったと図に表したい場合は以下になります。

S(売る)

甲→→→→→→→→乙

これは非常に簡単な例ですが、もっと複雑な関係も図にすると一目瞭然になります。

とにかく、図に表して、内容を整理する。

基本的ですが、これが一番即効性のある解決法です。常套手段でもあります。

ちなみに慣れてくると図式化しなくても読んである程度、頭の中で関係を理解できるようになってきます。

特に事例問題の多い、民法はまず当事者や第三者関係をしっかりとさせることが問題を解くコツとなってきます。

そしてさまざまな表現になれていくこと、すなわち問題を沢山こなすことが上達のコツです。

普段、甲乙丙表記に慣れている人が本番でABC、XYZ表記に変わるだけでも動揺すると思います。

難易度だけではなく、意外とそいうところでも引っかかってくるものです。特に本試験の緊張状態ではかなりの動揺になると思います。




そもそも、なんでこんなに民法の問題ってややこしいのでしょうか?

一度読んだだけで理解する人はまれです。その原因は問題文にあるのは間違いありません。なぜか考えてみたら、おそらくこうではないかと思います。

二つの例文を作ってみました。

Aさんは、Bさんから借りた土地上に甲建物を建てました。

Aさんは、甲建物を建てました。その建物はBさんから借りた土地上にあります。

どっちがわかり易いでしょうか?後者の例文だとおもいます。
これらの違いはAさんはという主語から述語である建てましたまでの距離にあります。こういう文章が多いのが民法の問題です。

つまり主語から述語があまりにも離れていると理解しづらくなるのです。そういった場合はもう一度主語と述語だけに着目して読んでみるといいとわかり易いと思います。

最終的には慣れというものが解決してくれる!?

これを言っては身もふたもありませんが、図を書かずして問題文の内容を理解できるようになるには、もう慣れしかありません。

私もだいぶんと慣れてきたおかけで、1度読んだだけで内容がすっと入ってくるようになってきました。

だから、もし今、「問題文の意味さえ読み取ることができない。向いてないんじゃないかな」と思っている人がいても安心してください。それが普通です。

慣れたらかならず、図にしなくても思い描けるようになります。




 

まさか?行政書士試験に暗記カード勉強法を使用してはいけない4つの理由。学生時代の勉強法は通用しない!?

懐かしい暗記カード

突然ですが行政書士試験合格に暗記カードは必要だとお思いですか?
暗記カードといえば、学生時代に誰しもが作った経験があると思います。英単語を書いてその裏に和訳を書いたような手のひら大のカードのことです。

この暗記カード、当時は優れた勉強法だと思っていました。ですが、行政書士士試験となると話は別です。合格を目指すならこの勉強法はオススメしません。いますぐ暗記カードを作るのをやめましょう。それはなぜか?

暗記カードを作ってはいけない4つの理由とは?

暗記カードを使ってはいけない理由は、主に4つあります。それが以下の4点です。

・そもそも行政書士試験の試験内容は暗記カードに適してない。

・作るのに時間がかかる

・スマホがある今、携帯性のメリットがあまり感じられない。

・行政書士試験に書くという勉強法は必要ない。

それでは一つ一つ説明していくとしましょう。暗記カードで覚えるのに適している内容はというと、やはり冒頭の例にも挙げた英単語ではないでしょうか。英単語はいたってシンプルです。表に英単語、裏に答えとなる和訳。これほどシンプルなものはないでしょう。作るのも単純明快でものの1分もかからずして一枚の暗記カードが作れます。そして繰り返しドリルのように何度も使うことができます。英単語ほど暗記カードに適したものはありません。学生時代によく作りました。

さて、これが行政書士試験の内容だとどうでしょうか?

思いつく限りあげてみると、一問一答の問題を書いたり、穴埋め条文を作ったり暗記カードに書く内容としてはそんなところでしょうか。想像してみて、お分かりいただけたと思いますが、非常に時間がかかるし、問題を考えるのも難しそうです。カードを作成するのにある程度の工夫が必要となってきますし、そもそも要点すら見失いそうです。なので行政書士試験の内容は暗記カードで覚えるには適していないということになります。

次の時間がかかるという点は上記にも書きましたが、英単語ならまだしも行政書士試験となると作るだけでかなりの時間を要してしまいます。時間がかかっても、効果が高ければ無駄な作業とは言えませんが、先ほども書いたように行政書士試験の内容で暗記カードを作るのは難しく、要点すら見失いそうです。そんなんでは効果的な学習とはいえなさそうです。おまけに時間がかかるようだったら、やらない方がましですよね。
資格試験は時短勝負です。いかに無駄な時間をかけないかが合否を分けるといっても過言ではありません。

ご存知の通り、暗記カードのメリットの一つと言えば、ポケットに入れられて持ち運びができるという携帯性に優れている点にあります。しかし、スマホを台頭としてゲームなど電子機器のコンパクト化がなされている今、さほどメリットが感じられなくなってきています。わざわざ、原始的な勉強法を取り入れる必要性もなかなか感じられなくなってきています。どうせ携帯するのであれば、スマホのアプリで十分という考え方に至ってもおかしくはありません。

最後、4つ目について、私はこのブログで「行政書士試験合格に書くという勉強法は必要ない、ノートは取る必要はない」とさんざん言ってきています。暗記カードも同様にこの考えに当てはまると思います。ですが、暗記カードの利点は書いた後にも副産物があるという点です。作ることでまず勉強になり、使用することで何度も繰り返し勉強ができる、そして携帯性に優れている。これはノートにはないメリットです。ですが、マークシート式の試験である行政書士試験には書くという行為は必要ありません。それは記述対策では多少、書き慣れが必要ですが、択一に関してはまったくと言っていいほど必要ありません。なのでノートに書くよりは暗記カードを作る方がマシと言えます。ですが「時間がかかる」、「行政書士試験の内容は暗記カードに適していない」など、これらのことを考えると、暗記カードは行政書士試験には必要ないということになります。



 

まとめ 暗記カードは時代遅れの勉強方法!?

暗記化カードは私自身も学生時代にだいぶお世話になった勉強法です。
ですが、今となっては「時代遅れの勉強法」と言わざるを得ないのかもしれません。思い入れはありますが、今後の私の勉強人生で暗記カードを作ることはどうやらなさそうです。
というのも、今では市販で暗記カード式の一問一答形式の問題集が売っているからです。

便利な時代で、これを買えば暗記カードを作る必要性はまったくなくなります。
とはいえ、カードを作ること自体が勉強になるのでは?と思う人もいるかもしれません。それに関してはコストパフォーマンスならぬ勉強時間対効果でいえば、圧倒的に低いと私は思っています。

時間対効果という言葉が実際にあるかどうかわかりませんが、行政書士試験のみならず、国家試験などの資格を受験するうえでは本当に重要であり、常に意識しなければなりません。

つまり効率の悪い勉強は避けるべきです。時間をかければいいというものでは決してないのです。読んで覚えることができるのであれば、書く必要はまったくないのです。

以上、今回は暗記カードについて書いてみました。

どうやら古き良き思い出の暗記カードは行政書士試験の勉強方法の中ではダメな勉強方法ということができそうです。





 

行政書士試験に合格できない人の5つの共通点!!これを見直せば不合格者から脱出できる?

行政書士試験に何度も挑戦しても合格できないと嘆いている人も多いでしょう。

「いくら合格率は気にしないで!!」

といっても受験した人の9割が涙をのむ試験です。

合格した私には一見わからないと思われがちですが、私も実は不合格になった経験があるので、落ちたときの気持ちと原因の両方が私にはわかります。

気持ちに関していえば、落ちたときの情けなさや再度、挑戦するときの必要なエネルギー量がはんぱないこと、全部経験済みなのでわかります。

例えていうならば、飲みすぎて泥酔状態の中、立ち上がるのと同じくらいエネルギーが必要です(笑)

でも、あきらめてはいけません。

原因を知り改善さえすれば、必ず合格はできるはずです。

私が合格したのは正直、運が良かったのかもしれません。なぜなら私が合格したのは、合格率が2ケタの年度の受験だったからです。

まぁ運も実力の内ということで、片付けたいと思います。

言っておきますが、運だけでは合格できる試験ではありません。さすがに国家資格ですので最低限の実力は必要です。

では過去の私も含めて不合格者に見られる共通点とはなんでしょうか?

すると5つの共通点が思い浮かびました。

今回はそのことについて書きたいと思います。




行政書士試験、不合格者に見られる5つの共通点

・物理的な勉強時間が足りない。

・一般知識の対策が十分ではない

・行政法に重きを置いていない。

・スケジュールの立て方が下手くそ

・反復(復習)が足りない。

不合格者にはこういったことが見受けられます。それでは一つ一つ詳しく見ていきましょう。

①単純に勉強時間が足りない

まず、物理的に勉強時間が足りないということですが、これは受験生ひとりひとり、勉強に当てれる時間というのは限られています。

仕事終わってからの2時間しか取れないとか、朝の1時間しか取れないとか人によっては様々です。

自分はどのくらい勉強時間が取れるのか?

まず、受験前にこれをあらかじめ把握することがまず大事です。

そして、これをうまく逆算して受験までに合格に必要な勉強時間が確保できるのかできないのか知りましょう

ちなみに行政書士試験の合格するための平均的な総勉強時間は800時間~1000時間と言われています。

あくまでも目安ですが、これに近い時間が確保できないのであれば、よほど質のよい勉強法やカメラアイのような記憶の持ち主でなければ合格はできないでしょう。

勉強の質も大事ですが、まずは量です。

圧倒的に合格までの勉強時間に足りない場合にはその年は諦めるという選択も必要となってきます。

ある意味、受験前に合否は決まっているということになります。

それでも限りある時間内でどうしてもなんとかしたいといった場合はより効率的な予備校などの選択肢を検討した方がいいかも知れません。

とにかく、不合格だった方は、ちゃんと勉強時間が取れていたか?

まずそこを確認してみましょう。

②一般知識対策が不十分だった

ついで、一般知識対策が十分ではない

これについては当然だと思います。異論の余地はありません。

そもそも足切り対策しないでどうすんの?といった話です。

意外と意識して対策していない人が多いです。

対策しなくて良い人は高学歴の人や教養がものすごくある人達です。

特に文章理解なんてものはコツや裏技が必要ですし、時間をいかにかけずして解くが重要となってきます。

必要時間だけで言うと一番時間がかかる問題のため、試験全体の制限時間に影響を及ぼすことになります。実は文章理解は試験全体を占う問題であったりします。

しかし、同時に確実に取れる3問であるとも言えます。それだけ文章理解は行政書士試験の中では重要な問題といえると思います。

ちなみに私は文章理解は全問正解でした。

③行政法に重点を置いていない

行政法に重きを置いていない。

これをしていない人は何を考えているのかと思わず怒りたくなるくらいのタブーです。論外です。

行政書士試験です。行政に関する知識がなくて、なぜに行政書士試験なんだということです。

でも意外とこれに関してもできてない人が多いのも事実です。
一番のNG行動と言ってもいいくらいなので、この点は留意しておいてください。

④スケジュールの立て方が下手くそ

スケジュールの立て方については、難しいかもしれませんが最も効率的なスケジュールが求められます。

記憶の仕組みに基づいたスケジュールが必要です。このブログでも詳しく記事にしていますので、そちらを参考にしてみてください。

行政書士試験、勉強スケジュール・学習計画の立て方

⑤復習をしっかりしていない

最後に、反復つまり復習に重きを置いていない勉強法はダメです。

勉強は予習が大事とも言われたりしていますが、圧倒的に復習が大事です。
必ず復習しましょう。何度も何度も繰り返すことが大事なのは言うまでもありません。

よく合格者のブログでは「テキストや一問一答を〇周した」という表現がなされています。こ

れに習うと一回きり読んだり解いたりするのはダメです。人間は忘れる生き物です。なので復習が大事です。

以上、具体的に合格できない人に見られる具体的な5つの共通点を箇条書きしてみました。

残念ながら合格できなかった方、これらの共通点に自分も当てはまらないでしょうか?

ずばり私のことだ!と思った人は今度こそこれらのことを改善して合格を目指しましょう。

あと、最後に書き忘れましたが、あまりにも精神論すぎるので5つの共通点の中にはあげませんでしたが、行政書士試験に最も大事なのは、「本気度」です。

これがあれば、どんな人でも合格できるはずです。私自身、精神論で言われるのが嫌いなので、書こうか迷いましたが、決して嘘ではないので書くことにしました。





本気でさえあれば、毎日勉強することもできるだろうし、何倍も努力することができます。それでも合格できないというほど、行政書士試験は難関な資格ではありません。それだけは付け加えさせていただきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

行政書士試験、真剣に取り組むことを再度考えさせられる3つのタイミング

行政書士試験の受験中ですが、受験することを決意してから試験日まで終始ものすごい情熱を燃やし続けて勉強するという人もあまりいないでしょう。多かれ少なかれ波というものがあります。1時間しか勉強しない日もあれば、5時間勉強する日もあります。

そういった波がないと、受験生は疲れ果ててしまいます。
なのでメリハリのついた学習が大事になってきます。でも、メリハリをつけるにはきっかけが必要だったります。行政書士試験にはそのきっかけを与えてくれる3つのタイミングがあるのです。

仮にあなたが1時間くらいの勉強しかしてこなかったとしても試験の前日、または試験日の1週間くらいはさすがに3時間以上は勉強すると思います。それは試験日までの期限が迫っているからです。ここまできて、のんきに構えている人もいないでしょう。
怠けものの私ですら、試験直前期は5時間以上は勉強していました。

このように資格試験には受験生に対してよりその試験を意識させ、勉強時間を増やさせるようなアラームのような役割をしてくれる機能があります。




行政書士試験の勉強するきっかけを与えてくれる3つのアラーム

①受験を決意したとき

まず行政書士試験で言えば、行政書士士試験を受けようと決意したそのときです。

そのときから情熱を燃やして勉強することになります。ですが、長続きしないのが普通です。いつしか当初の勉強時間と比べると次第に勉強時間が少なくなっていきます。受験しようと決意したときは一日5時間勉強していたものが、次第に3時間に変わっていったというパターンです。ですが、その少ない時間数が当たり前になってきたあたりで、第2のアラームが発動します。

②受験を申し込んだ時

それは受験申込というアラームです。例年8月です。これにより受験生はふたたび行政書士試験というのを意識させられます。そして、自然と前よりも勉強時間が増えてきます。この申し込みには、引き下がれないという思いや自分が行政書士試験を本当に受けるんだという自覚が芽生えさせる効果があるため、余計に勉強に対する意識を強くさせてくれます。

ですが、人間の悪いところは初心を忘れるということです。またまた、勉強のモチベーションは落ちてきます。そんなときに発動されるのが第3のアラームです。

③受験案内のハガキが来た時

それは、試験の受験案内のハガキです。ここで自分の受験番号などがわかります。このハガキにより、あなたはまた行政書士試験を強く意識することになります。もう一つ、行政書士試験の試験日まで残りわずかしかないということにも気づかされます。そのことにより、勉強に対しての意欲が高まり、勉強時間が増えていきます。

それからのアラームは試験日までのカウントダウンにより、日々発動されていくことになります。試験日までのカウントダウンがあなたを焦らせます。ここでスケジュール通り進んでいれば別ですが、そうでないと猛勉強することになります。私の場合はギリギリだったため、10時間くらい勉強したこともありました。

このように、行政書士試験には受験生を叱咤激励するアラームが何度か発動されます。このアラームを決して無視してはいけません。

このアラームはいわば、あなたの目を覚まさせてくれるありがたいアラームです。

このアラームの度に、行政書士試験に対する意識を高め、勉強時間を増やしていかないと合格への道は厳しくなります。



行政書士試験、管理人の意外なお気に入りの勉強場所

行政書士試験の勉強するのは何も、机の上だけとは限りません。勉強というのは参考書さえあればどこでもすることができます。

極端な話、青空学級ではないですが、外でだってできます。

独身の受験生ならば自分の部屋があって、静かな環境で勉強できるかもしれません。

私のような書斎もない、家族持ちだと結構勉強場所に困ることもあります。

当然、勉強は静かな環境で一人で行いたいものです。

うるさい中でも集中しようと思えばできるという精神論かざされようが、静かな環境で勉強した方がいいに決まっています。

そこで私が見つけた意外な勉強場所をお教えしたいと思います。

風呂場で勉強!?気絶に注意!?

私が受験時代によく利用していた勉強場所はというと、なんと風呂場です。
そうです、入浴しながら勉強するのです。

入浴時間を無駄にすることなく、勉強でき、そして体も癒すことができるというまさに最高の場所です。

女の人からしてみれば、半身浴で美肌など美容面でもうれしいです。

私も参考書を持ち込んで、長いときには1時間ぐらい入浴しながらテキストをひたすら読みこむということをしていました。

休日は特に平日仕事で疲れた体を癒したかったので、この勉強法を実践していました。

風呂場学習の二つの注意点!!

この勉強法には実は難点があって、それは参考書がふやけてしまうということです。なので新しい参考書をもったいなくて使えませんでした。

お風呂でもふやふやにならないテキストが行政書士でもあるかと思い、Amazonや楽天ブックスなど探してみましたが、見つかりませんでした。

大学受験とか中学受験とかのテキストならお風呂の中で勉強できるシリーズがあったりするんですが、まだ行政書士試験にはないようです。

また、もう1点だけ重要な注意点があります。

それは、お風呂の中で寝ないことです。

最近知ったのですが、お風呂の中で実際に寝る人もいれば、実は気絶してしまっている人もいるそうです。

溺れないように注意が必要です。最悪、生死にかかわります。眠いと思ったり具合が悪くなったらすぐお風呂から上がりましょう。

そして湯あたりと湯冷めにも注意です。

まぁ、このようにお風呂で勉強は注意点もありますが、意外に穴場です。

なぜなら、一人きりになれるからです。

うるさい環境下で勉強しなければならない人にとってはとてもありがたい場所です。そして、リラックスしながら勉強できます。

いかにも勉強という感じがせず、余暇の一部のような気持ちで取り組むことができます。

また、入浴時間の有効活用といった点でも優れていると思います。ぼぉーっと、入浴して疲れを癒すくらいならば、勉強した方が良いに決まってます。

バスタイムも立派なスキマ時間といえばスキマ時間です。

特に直前期などは時間があってもあっても足りないくらいなので、入浴の時間も勉強時間になるということは勉強時間の確保にもつながります。この入浴勉強法はオススメです。

ただ、寝ないこととのぼせないようにしましょう。




民法で難しいのは物権だけれども、立ち止まってはいけない3つの理由

物権はものすごい難しい

民法を勉強していると、必ず深入りするのが物権編です。

そもそも物権とは、私たちの生活の中で馴染みがあまりありません。これが売買契約とかだと日々私たちは取引をしているわけですから、生活に溶け込んでいるので、馴染みがあるといえます。

そして物権は法律初学者が勉強するには難しすぎます

よく言われているのが、民法をやるなら物権は後回しにして、債権各論からやる方が良いということです。

これは非常に理に適っていると思います。詳しくは後述しますが、難しいところから手を付けても、勉強が進まずにあまり効率的とは言えません。

物権は非常に難しいです。私ですら、いまだによくわからない箇所があるくらいです。中でも難しいのは抵当権ではないでしょうか

必ず立ち止まってしまう箇所だと思います。抵当権と言われても、馴染みがない人が多いと思います。人生経験豊富な人はもしかしたら抵当権を設定したということもあるかもしれません。

ですが大抵の人はそんな経験はなく、ひょっとしたらボードゲームのモノポリーで聞いたことある程度ではないでしょうか。私も当然ながら、行政書士試験を受けるまで、抵当権とは無縁の生活を送っていました。

民法で立ち止まってはいけない理由が3つ

このように物権は非常に馴染みがなく、難解な範囲です。

ここで民法にとらわれすぎると深みにはまってしまいます。なので民法で立ち止まってはいけません。

なぜなら行政書士試験には民法で立ち止まってはいけない理由が3つあるからです。さて、その3つの理由とはなんでしょうか?それでは一つ一つ見てみましょう。

①  民法より行政法の配点が高いから

②  民法は横断的な知識が大事であるから

③  実は行政書士試験には民法の物権はあまり出題されない。




①はきっとこのブログを読んでくれている方ならもう説明する必要はないでしょう。結局、行政書士試験の中で、一番高いウェイトを占めるのが行政法です。

民法も確かに大事です。ですが立ち止まっている時間があるくらいならば、確実に取れる行政法に時間をかけるべきだと私は思います。このことは一般的にも王道です。

「行政法を制するものは行政書士試験を制する」です。

次いで②の「民法は横断的な学習が大事」ということです。

民法は横断的かつ全体的な知識が必要です。はじめは浅い理解で、全体的な知識をつけた方が私はいいと思います。

そこでわからなければ、初めて深く掘り下げていけば良いと思います。

つまりとりあえずは一周させるということです。

わからないところで立ち止まるとどんどん深みにはまっていきますので、ある程度の割り切りが必要です。

最後に③です。民法で立ち止まってしまう方の多くは、物権編で立ち止まってしまいます。

実は行政書士試験で民法の物権はあまり出題されません。

この事実に大半の方が意外に思うでしょう。私も実はその一人でした。ですが実際に昨年の平成28年度試験を見返してみると、民法物権の知識を直接問う問題はたった2問しかありませんでした。

たった2問のために、多くの時間をかけて理解しようとするのは、あまり効率的とは言えません。

物権が多く出題されるのはやはり不動産に関係する宅建士、そして不動産登記を扱う、司法書士試験です。

行政書士試験で物権の問題はあまり出題されません。

どちらかというと債権の知識を問われることが多いです。

ですが、物権もたくさん出題されているような気がします。それはなぜでしょう?
それは物権の知識を直接問う問題ではなくても、対象となるものが土地であったりするからです。

このため、物権の知識を問われているような気がするのです。
たとえば、問題文に甲という土地を買ったとかです。これは土地の売買の契約に関する知識が問われているのに、土地というワードが出てきただけでなんだか物権の知識を問われている感じがしてしまうのです。実際には債権の方が多く出題されています。

物権は本当に難しいです。物権だけではなく、民法は本当に難しいです。ですが立ち止まってはダメです。

わからくても、前に進むべきです。限りがある勉強時間です。立ち止まってはもったいないです。どうしても、理解が困難であれば、周囲の法学部の友達に聞くだとか、ヤフー知恵袋か教えてgooで聞くなりしてください。
ほとんどの方が丁寧に回答してくれます。独学の勉強には限界があるので、よき指導者が近くにいるのならば、その人に聞いてみるのが一番てっとり早く理解ができます。周りにそういう人がいないのであるならば、自分で解決しようとせずにいっそのこと飛ばしてでも前に進むことが大事です。

他の科目でも言えることですが、勉強でわからないことがあっても立ち止まってはいけません。

独学で勉強するということは周りに誰もいません。教えてくれるのは参考書の文字だけです。

ここが、こうだからわからないとあなたが教科書に問いかけても、答えを教えてくれるわけではありません。独学で勉強するということはこういうことがつきものです。

いくら参考書の文字を追っかけてもわからないものはわからないのです。これが、予備校などでは素晴らしい指導者がいるので、あなたが疑問をなげかけると、丁寧で的確な答えが返ってくるでしょう。
それもそのはずです。予備校の講師はそれが仕事なのです。そして受講者はその分だけ高いお金を払っているのです。至極当たり前のことです。

一方で独学でがんばろうと決めた人はこういうサービス抜きで試験に挑戦しているのです。

当たり前ですが、安く済ますにはそれなりのサービスしか得られません。

なので、こういう場合は、疑問をそのままにしておくのは少し気持ちが悪いことかもしれませんが、思い切ってそのまま先に進んでしまうのが得策なのです。

そして、もしかしたら先に進んで得た知識によって、わからなかった疑問が解消できるかもしれません。

経験上、そいうことが多い気がします。