行政書士試験、前年度より得点が上がらず不合格ということもよくあるようです。

なぜ?リベンジ後の方が得点が低いという現象

他のブログなど見てみると、行政書士試験で前年度より得点が上がらず今年度は不合格だったということも多いみたいです。

通常の考えによれば、このような結果は起りえないことのようにも感じます。なぜならば、知識が蓄積されていく分だけ得点が上がると思うからです。

もちろん蓄積を続けるわけではありません。なぜならば人間は当然に忘れていくからです。

ともあれ、完全な初学者よりも前年に試験を経験した人の方が有利なのは確かなはずです。

ですがこういった結果が実際に起きてるのです。

なぜ、点数が下がるのか?原因と対策

なぜなのか?

完全なる、試験対策の失敗に原因があると私は思います。

つまり、配点を重視しないで勉強していたにすぎません。
例えば得点が下がる背景にはこういう図式があるように思えます。

一年目 行政法に力を入れる そこそこの点数を取るが、他の科目に力を入れず

二年目 他の科目に力を入れる 総得点数が上がらず不合格。

なぜこういうことが起こりうるか。

それは冒頭でも説明しましたが、人間は忘れやすい生き物だからです

知識は蓄積されるとは限りません。極端に言えば、昨日覚えたことを今日覚えていないということもあります。

それほど人間の記憶力は不確かなものなのです。

上の例でいうと他の科目に力を入れた結果、それらの科目の得点は上がりました。ですが、今度は行政法をおろそかにしたため、その間に忘れてしまい点数が落ちてしまいました。

その為に配点の高い行政法で得点が上がらず、不合格となりました。
こういう構図が成り立つと思います。そしてよくあることです。

そうならない為の対策は??

それではどうすればよかったのでしょうか?非常に簡単です。そのまま1年目同様に行政法に注力し、他の科目も勉強すればよかったまでです。

自信があった科目が次の年も高得点取れるという保証はどこにもありません。

そこを過信してしまったことが失敗の大きな原因といえるでしょう。

苦手科目が得意科目になることも、逆に得意科目が苦手科目になることだって当然あります。

知識として定着させるには反復して行うのが鉄則です。何度もいいますが、1年前覚えていたことが今思い出せるとは限りません。その間に何度か復習しているから思い出せるのです。

まとめ

人間は忘れやすい生き物である。そのことをまず前提に勉強すべきです。

前年度、130点取れていたからと言って、今年度は130点取れるとは限りません。再度学習し直す必要があります。弱点科目も得意科目も一新して勉強する気持ちで取り組むことが大事です。

何度何度も繰り返しインプット、アウトプットして短期記憶から長期記憶に変えることが大事になってきます。