既婚者で働きながら、勉強している方。勉強できるのは他ならぬ家族のおかげです。このことは肝に銘じておきましょう。
受験勉強を続けていると、休日に平日の勉強不足を補おうとしてしまいがちになってきます。休日にみっちり勉強しようと思っても、家族の協力なしにはできません。私は実際、なるべく休日ではなく、平日のアフター5ならぬアフター7に勉強するようにしていました。休日に本格的に勉強したのは直前期のみです。なぜかというと家族も大切にしたかったからです。
当たり前ですが、休日は家族にとっては大切な日です。そんな日に夫が勉強ばかりとなると奥さんも息抜きがなかなかできないでしょう。だから、私はなるべくは休日は家族サービスに充ててました。その代りに平日はみんなが寝静まった夜遅くに勉強していました。記憶的にも夜勉強するのは効果的なようです。またなるべくスキマ時間を見つけて、可能な限り勉強に充ててました。スキマ時間であれば、誰にも迷惑をかけずに勉強できます。日常の中にはスキマ時間が沢山あります。
さすがに直前期の休日に勉強しないと合格は厳しいと思ったので、家族には今だけ我慢してほしいと懇願して家族サービスは我慢してもらい、なるべく勉強をしていました。家族も私の真剣さを感じ取ったのかさすがに理解してくれました。でも、これが毎週の休日には勉強づけとなっていたら、奥さんや子供もだいぶストレスがたまったはずです。そのようにしてまでは私のわがままで資格を取得する意味はないと思っていましたので、それだけは避けるようにしていました。
家族にどれだけ理解してもらえるかも資格試験合格には大切になってきます。
理想は家族との生活を崩さずに上手に時間管理して勉強時間を確保することです。
ですが、まったく迷惑をかけないで受験はほとんど不可能だと思います。
独身や実家暮らしでもないかぎり、自分の自由な時間は限られてきます。買い物やレジャーなどのイベントごとなど家族との共有時間が多いのが、家族持ちです。
なるべくなら、そんな要望に応えてあげるのがいいかと思います。その変わり、自分の時間を削るのです。例えば晩酌の時間であったり、娯楽の時間を削ります。仲間との時間も大切といえば大切ですが、家族の時間に比べたらそうでもありません。たとえば、週に1回、友人と外に飲み行く用事があるとしたならば、その時間は勉強するようにします。基本的に、お酒は自分しか楽しめません。あなたがお酒を飲んでいて、楽しい家族はいないと思います。そう考えると自分一人で楽しむ時間こそ削るべき時間だということがわかるかと思います。
行政書士試験のみならず、資格試験に合格するためには勉強時間の確保が大事になってきます。あらかじめ、受験を決意した時にはある程度、自分がどれくらい勉強できるのか把握しておくことが大事です。その際に、確保できる勉強時間を多めに算出してしまうよりは少なめに見積もるといいでしょう。また自分本位に考えていると家族の時間も勉強時間に当てれると勘違いしてしまうことも多いと思います。それは間違いです。本当に大切にしないといけない時間は家族の時間であり、一番犠牲にしないといけない時間は自分の時間です。このことは勘違いしないようにしましょう。家族の時間は大切にしましょう。