民法の善意、無過失、有過失、重過失、悪意、背信的悪意者、まとめと解説

民法、勉強あるある!?善意とかややこしい

行政書士試験の勉強あるあるというか民法の勉強あるあるです。

善意やら悪意やら無過失やら、重過失やら背信的悪意者やらそんなのがところどころに出てきます。

ややこしい・・・。

この一言に尽きると思います。

要件でよく出てきますが、これらを正確に覚えている人はそう多くないと思います。

実は私もいまだに、あやふやになってしまいます。

初学者にしてみればよくあることだと思います。

特にややこしいのが善意と善意無過失です。背信的悪意者と重過失はそれほど出てくる機会もそう多くはないので、覚えやすいとおもいます。

調べたところ意外と、これらについてまとめられているサイトはないので、ここでまとめたいと思います。

そもそも善意とは!?悪意とは!?有過失、無過失とは!?

善意とはなんでしょうか?

冒頭でも説明した通り、民法ではしばしば善意とか悪意という用語が出てきます。

これは決して、良い感情とか悪い感情とかそいう意味ではありません。

簡単に解説すると

民法上では、善意を「知っている」、悪意を「知らない」という意味でつかわれます。

私たちの知っている熟語の意味とは全く違うというわけです。

最初、これらの意味に混乱する方が多いです。

過失とはどういう意味か?

不注意という意味です。注意するべきなのにうっかりしていたとかそんなイメージです。

有過失は注意していなかったということになりますし、無過失は注意していたという意味になります。

つまり、善意無過失というのは、注意していたけど、知らなかったということになります。

基本的にこういう人は、知らなかったということを責められるもんではありません。

注意していたのにも関わず、知らなかったんですから。

なので、一番保護されるべき人ということになります。

ちなみに背信的悪意者というのは、わかりやすく言えば、いやがらせ目的の人です。

字面からしてあんまり良いイメージではありませんが、実際に良くない人です。

基本的なことなので、これらの用語はしっかりと覚えておきましょう。

民法の要件部分まとめ

以下がまとめになります。再確認してみましょう。

心裡留保→相手方が悪意なら無効、相手方が善意有過失ならば有効

通謀虚偽表示→相手方が善意ならば保護 無過失までは要求されない

錯誤→無効 重過失なら無効主張できず

代理顕名なし→相手方悪意有過失なら有効

表見代理→第三者が悪意有過失なら本人効果帰属せず

・無権代理人の相手方の取消権→相手方悪意のときは取り消せない

無権代理人の責任→相手方が悪意有過失の場合は適用せず

他にもあるかと思いますが、まぁざっとこんなところだと思います。

ちょっと覚えるのは大変かもしれませんが、何問も何問も類題にあたりながら覚えていくしかありません。

また条文を丸ごと覚えるというのも一つの手だと思います。通謀虚偽表示の条文くらいは覚えれるかと思います。

このように民法は非常に難解です。

はっきり言って私自身もあやふやな部分が多いと思います。これは反復してやるしかありません。

そして、正確の知識として得た人が合格することができます。

他、民法の問題の特徴として、問題文すら理解しにくいということがあります。ですが、安心してください。

そのうち問題文を読むのもなれてきます。勉強全般においていえることですが、反復が大事です。

人間慣れというものがありますので、なれると何でも楽になります。そのことを知っておくだけでも躓いたときに起き上がることができます。




まとめ

民法はとにかく難しいしややこしいです。それの対策としてはひたすら反復してなれるしかありません。

反復することで、善意無過失などの要件もしっかりと覚えていけるようになります。

たとえば、通謀虚偽表示、簡単に言えばグルということですが、これに第三者があらわれた場合、保護されるための細かい要件だとかは特に頻出される点です。

上にも書いた通り、基本的に善意であれば当事者に対抗できるというわけですが、そもそも第三者とは果たしてどんな人のことを言うのかなど、非常に難解です。

例えば、譲受人の債権者は第三者と言えるのか?

これらどうやって覚えるのか、それは復習に復習を重ねるしかありません。

地道な努力が実を結ぶというわけです。

人生のすべてにおいて言えることだと思います。

とにかく、これら善意無過失だとか、悪意有過失だとか背信悪意者とかは民法を学習する上で非常に重要なので、どんな場面で要件として、必要とされるのか知っておく必要があります。

一度、自分でもまとめるとわかりやすいかもしれません。




ビジネスホテルにこもって勉強はありか?なしか?

行政書士試験の前日や数日前から受験会場の近くのビジネスホテルに泊まって缶詰で勉強しようと考える方もそう多くないかと思います。
私もその一人でした。もちろん、勉強目的ではなく、試験会場との距離的な問題で宿泊する人も多いかと思います。

ここでビジネスホテルで勉強はどうなのか?効率的なのか?という疑問が生じてきます。この疑問に対しては月並みな答えとなってしまいますが、その人次第といえると思います。ちなみに私は経験ありません。

家族から離れて自分一人の環境に身を置いて勉強に集中する。その場所はなにもビジネスホテルだけではありません。むしろ、安価なビジネスホテルでは小さい机しかなく、あまり勉強向きでなかったりします。ですが、確かに一人っきりの環境には身を置くことができます。そして、ほとんどが静寂です。

ですが、一人になるということはだれにも監視されないということです。もし、家族があなたが行政書士試験を受験することを知っていれば、時にはあなたを叱咤激励してくれるでしょうし、勉強しやすい環境を作ってくれるかもしれません。でも、もしあなたがビジネスホテルで一人っきりだったら、だれもしかってはくれないですし、自由です。自由ということは誘惑が多いということです。夜の晩酌であったり、繁華街であったり、特に受験会場は都市部が多いのでなおさらです。
二日酔いで受験するほど、つらいものはないかと思います。せっかく勉強してきたことがすべて水の泡となってしまいます。誘惑に負ければの話ですが。
もし、その誘惑に負けてしまってはせっかく、お金を出してビジネスホテルに泊まったのに、何の意味もありません。むしろ、宿泊しない方がよかったという結果にさえなりえます。

ちなみに誘惑に弱い私はそんなことを考えてしまい、ホテルでの勉強を断念しました。

まぁ、意思の強い人であるならばこれらのことはまったく関係なくなります。雑音のない環境で勉強できるとなるとかなり集中できるので、いつもより勉強が捗るのは間違いありません。とにかく、冒頭でも書いたとおり、ビジネスホテルで缶詰めになって勉強するのが効果的かそうでないかはその人の性格や意思次第ということになります。

また、ビジネスホテルでなくても静かに勉強できる場所はいくらでもあります。
私の場合は、試験直前期はかなり焦っていたので、家族の生活音が非常に耳障りでした。でも、私が勝手に勉強しているだけなので、文句もいえず、自分が一人で勉強できる環境を求めることにしました。そして行き着いた先は図書館と車の中の二つでした。実家も比較的静かだったので、たまに利用したりしました。

このように、別にビジネスホテルではなくても、勉強できる場所はあります。




もうそろそろ5月を迎えます!!行政書士試験の対策は万全??

こんにちわ。行政書士試験対策は万全でしょうか?この質問にはっきりと「はい」と答えれる人はわずかだと思います。

大抵の方が万全どころかまだ勉強を始めていないあるいは始めたばかりという人が多いと思います。まぁ、それはそれでよしとしましょう。逆にいえばこの5月の時点ですでに合格する自信があると答えた人はたいしたものといえるでしょう。

さて初学者が勉強し始めるうえで注意したいこととは何でしょうか。一つだけアドバイスをさせていただくならば、まずどんどん先に進むことです。

初学者であればあるほど、必ず法律が難しいと感じるはずです。そんなときにいちいち立ち止まり、自分が納得するまで突き詰めていったのではいつまでたっても得点は上がりません。とにかく、はじめはさらっとでもいいので、全体を1周させるつもりで取り掛かりましょう。もし勉強していてわかんないとこがあっても思い切って先に進んでしまいましょう。それが勉強初期の段階でのコツでもあります。

5月ということで、ここから先に進むにつれ早めに勉強を開始しないとどんどん合格が遠のいていきます。そう思って下さい。間違っても申し込み後から勉強をはじめようなんて思わないことです。1日十数時間取れる人ならば別ですが、働いてるひとにとってはほぼ合格は不可能となります。

正直、5月でも遅いくらいです。ここの過去記事にはスケジュールの立て方などが書いてあるのでぜひ参考にしてみてください。

また夏になると暑くて勉強がしづらくなりますので、涼しいうちに勉強をすることをオススメします。夏に汗だくになって勉強するほどつらいものはありません。夜でも気温が高いので、エアコンでもつけない限り厳しいと思います。
また夏バテもありますので、注意が必要です。

勉強しやすい環境を整えるのも大事なことです。勉強グッズなるものがありますが、私が本当に必要と思うものは「耳栓」くらいだと思います。

人間、集中すれば周りの雑音なども気にしなくなるといいますが、やはり集中し始めはそれなりに静寂な環境が必要になってきます。そんなときに耳栓があると最高です。家族の生活音だったり、外の雑音だったりをシャットアウトすることができます。気が散りだすとなかなか集中できないのが人間です。せめて集中状態に導入するときだけでも耳栓のように周りの雑音をシャットアウトさせることで、かなり集中状態、いわゆるゾーンに入り易くなります。私も受験時代はよく使ってました。また、なるべく家族が寝静まった後に勉強するようにしていました。

話は戻りますが、5月は基本的には勉強し始めの受験生が多いことでしょう。基礎固め、インプット中心の勉強になると思います。インプットだけでは飽きる人もいるでしょうから、なるべくならばインプット後に確認のためのアウトプットをするといいでしょう。また最近の参考書は単元ごとに確認問題がある構成がおおいような気がします。きっと記憶的にもいいように思えます。インプット8割、アウトプット2割といったところでしょうか。初めてインプットする知識はすごい新鮮に感じるはずです。この時期はまだ完璧にマスターするつもりでインプットする必要はありません。先ほども書きましたが、立ち止まらずにさらっと流す程度でいいとおもいます。何周もすることで知識も定着して理解が深まるはずです。

概ね、これが初学者の1か月目の勉強の全体像となると思います。とにかく立ち止まらない!!それが大事です。

皆さんも5月をしっかり乗り切りましょう。

 

 

勉強で大事なのは5分、10分を大切に考えること

行政書士試験のみならず、私たちが何かを学ぼうとするときに大事なことは、5分、10分を大切にすることだと思います。

わずか5分だろうとか思う方もいると思いますが、この5分を勉強に当てることができれば、かなりの効果を得ることができます。
例えば、寝る前の5分であったり、だれかを待っている5分であったりします。たまにはぼーっとする5分もあってもいいと思いますが、これを勉強に変えれるならば変えた方がいいのは言うまでもありません。

というのも私自身、行政書士試験を通して、5分や10分のわずかなスキマ時間がいかに大切かそれがわかったからです。人間、この時間を無駄なく使えるか使えないかで人生大きく変わるのだなと思いました。大げさではありません。よくチリも積もれば山となるという言葉がありますが、まさにその通りです。

よく、タバコを吸う5分を大事にする人がいますが、5分間を勉強に充てる人はなかなかいません。5分間勉強法というものがあってもいいくらいです。5分あれば条文一つは読めるでしょうし、一問一答ならば数問解くことができます。

これを1日単位で考えると小さく感じるでしょうが、年間単位だとかなり大きなものとなります。

とにかく、5分、10分大事にしてみて下さい。あなたの学生時代、周りにいた秀才たちはこの短時間をきっと大事にしたはずです。

世の中、効率の良いとされる勉強法はたくさん存在します。良い悪いは別として。だけれども、結局は勉強時間です。いくら効率のよい勉強法を知っていたとしても、肝心の勉強時間が確保できないとどうにもなりません。

私はこのブログでしょっちゅう、スキマ時間が大事だと書いてますが、本当に大事です。むしろこのスキマ時間を利用しないと合格はあり得ないといってもいいくらいです。

まず、あなたがもし本当に行政書士試験に合格したいならば、この5分、10分の時間の考え方、意識を変えてみてください。そうすると今後のあなたの人生が変わるはずです。

行政書士試験に合格するためには自分を追い込むことが大事!!一度きりの受験て決めるのもあり

行政書士試験に合格できないのは、本気になっていないからです。本気になるにはどうしたらいいのか?それは自分を追い込むしかありません。よく禁煙なんかでは周りの人に禁煙すると宣言する人がいます。これは宣言することで自分を追い込んでいるのです。行政書士試験にも同様のことがいえます。身近な人に宣言しましょう。今年、行政書士試験に絶対合格すると宣言してください。そうするのとしないとでは精神状態があきらかに違うはずです。

もう一つ、追い込むには合格しないと後がないという状況を作ることです。どういうことかというと、一度っきりの受験と決めるのです。

自分は行政書士試験を受験するのは一度っきりと決めるのです。そして、不合格だったら諦めると決めるのです。実際に不合格だった場合はその時に再挑戦するか検討すればいいのです。要はそういう気持ちで挑むということです。何度も受験できると思うから全力を出さずに試験日を迎えてしまうのです。全力を出しきって、受験日を迎えれば、結果はもちろん、自分の中での心境もまた変わってくるはずです。当たり前に再受験できると考えると怠けてしまうこととなるでしょう。

と、偉そうにいう私も再受験しましたが、合格した年度はこれでもかってぐらい自分の中では勉強したと思います。おそらく、人生の中で一番自習したと思います。
私は昔からあまり自習が好きではなかったので、私にしてみれば帰宅後1時間の勉強でもすごいことだったりします。

とにかく、行政書士試験は簡単には合格できません。それなりの覚悟を決めて、勉強しないと合格はあり得ないのです。かといって、雲の上のような資格でもないので、努力さえすれば誰にでも合格できる資格なのです。

火事場の馬鹿力という言葉があるように人間追い込まれるとポテンシャル以上の力がでることが多いです。自分自身を追い込んでいく、こういうことも多少は必要です。私の嫌いな精神論ぽくなってしまいましたが、ある意味間違ってはいないと思います。

皆さんも自分自身を追い込んで、自分の尻に火をつけて受験に挑みましょう。行政書士試験は年一回しか実施されません。不合格となるともう1年過酷な日々を過ごすこととなります。よく、プロの格闘家かなどが現役にしがみついて、高齢になっても戦いたいと挑む姿が見られますが、あれは全力を出しているからこそ、現役にこだわるのだと思います。行政書士試験も全力を出してダメでも、きっとまた挑戦したくなるはずです。もちろん合格した方が良いに決まっていますが。

全力を出さずに不合格、全力を出し切って不合格、この二つはまったく異なります。どちらも、再挑戦はすることになると思いますが、全力を出せずに不合格となった人はまた不合格になる可能性が高いようなきがします。一方、全力を出して不合格となった人は合格する可能性がきっと高いと思います。

とにかく、全力を出し切って受験日を迎えましょう。そのための工夫は周りに宣言することと一度っきりの受験と決めてみることです。

 

行政書士試験、直前期から+30点アップする方法!!鍵は記述式と文章理解?

行政書士試験、直前期で模試をやっても合格点にはいまだに達していない、そんなときはどうしたらいいんでしょうか?最悪の状況と落胆するのはまだ早いです。

そんな状況からでも+30点を目指す方法をお教えします。

まず+30点にないにしろ、直前期からの得点アップを目指すには、今まで手薄だった科目をやるよりも今までやってきた科目を復習しながら知識を広げていく方がいいです。

例えばの話、あなたがもし、民法や行政法はそこそこやってきたが、商法は全体の20%も学習していないという状況であったとします。そんなとき、商法の残りの学習をするよりも、断然、民法や行政法を徹底的に勉強した方がいいということになります。

配点的にも、民法や行政法をやる方が良いのは間違いありません。特に暗記科目である行政法は直前期にも十分に得点アップを狙えます。

では、具体的に行政書士試験、試験直前でも+30点を目指す方法に移ります。

単刀直入に言います。記述式、文章理解がカギです。

なぜならば、記述式はご存知の通り、全部で60点とものすごい高配点だからです。

一問の正解が択一の4問分の正解となります。記述式対策をしていない人は損です。記述式は対策必要派と対策不要派がいるかと思いますが、対策不要な人は行政法、民法などの択一で満点近く取れる実力がある人です。普通の人ならば対策が必要だと思います。
どのように対策するかというとこれだけは予想問題集や記述式対策の参考書に頼らざるを得ません。中には二年連続で本試験の記述式を当てた予想問題集もあります。

よく対策不要派の人が言う、記述式の勉強が必要のない理由としては択一の知識があれば、記述式の勉強をする必要がないということです。

これは裏を返せば、記述式の勉強をすれば択一の勉強は必要ないということにもなります。少なくと記述式の勉強は択一式の勉強の一部にはなるということです。

記述式の対策が択一対策にも有効ということになります。なので、記述式だけの勉強がまったく無駄ということはないのです。私は断然、記述式必要派です。また記述式は演習がないと本番ではうまく回答しづらい問題です。

基本的には記述式の問題は非常に伸びしろの高い問題なのです。

伸びしろの高い問題を何の対策もせずに放置する理由はどこにもありません。

次に、一般知識の文章理解です。この文章理解は行政書士試験の落とし穴といっても過言ではありません。なぜならば一番時間のかかる問題だからです。

ですが、これコツさえ覚えれば問題文章を全文読まなくても問題が解けることも少なくありません。特に文章の順番を並べる問題などはコツがあります。それを知らずに問題に真正面からぶつかっていくとドツボにはまります。

ちなみに私は行政書士試験に合格した際は、この文章理解3問すべて正解でした。ちなみに直前期までは苦手でした。過去問でも間違えてしまうことが多かったです。ちなみに私が学生時代に、塾に通ってもっとも驚いたのはこの現代文の読解問題のコツを教わったときでした。学校では教えてくれなかったテクニックを塾講師はもっていたのです。このように昔から文章理解にはコツやテクニックが存在するようです。

以上、これらの対策をすることで直前期でも大きく得点をアップを図ることができます。

しつこいようですが、前提となるのは、行政法、民法、一般知識これが行政書士試験の3本柱です。これは直前期であろうと変わりません。間違っても直前期にこれらの3本柱をないがしろにして、商法や基礎法学はやらないでください。それをやってしまうと次の年も勉強する羽目になります。

ここまでお読みいただきありがとうございました。





 

行政書士試験、条文穴埋め問題などのドリルを使って勉強法

私が行政書士試験の受験生時代、とにかく勉強した感、頑張った感が欲しく、ドリル的なものを求めていました。一心不乱となって、ストイックにできるものです。
日常生活でいったら、筋トレのようなものでしょうか。

ドリル的なものといえば、あまり少ない思考で演習できるものが最適です。理想は反射的にこなしていけるようなものです。そんな私の理想とあったものが条文の穴埋めでした。ですが、実際にはこのような条文の穴埋め的なドリルなかなか見当たりませんでした。もちろんサイトやブログさまざま探しましたが、私が求めているようなドリル的なものは見つかりませんでした。

私が一問一答が好きなのもこういった瞬発力勝負のドリル的なものが好きだったからだと思います。持久力というよりも瞬発力です。条文の穴埋めもそうです。
結局はそういったサイトがなかったので、ドリル的な条文の穴埋め演習は行わずに受験となりましたが、一応は合格できたのでよしとします。本

私もこのブログを通して資格試験にはどうやったら効率的な学習ができるのか今も研究中なので、今後、こういった条文穴埋め的なものも作成していけたらと思っています。理想としては印刷してペンを使って穴埋めをしていくようなスタイルものがいいかと思っています。とても原始的なドリルですが。

私はさんざん書く勉強は必要ないといっていますが、このドリル的な問題はノートを取ったりすることとはまた違う勉強法だと思っています。そして、こういうドリル的な反復演習は試験勉強において決して無意味ではないと思っています。
なぜならば、こういった反復的な作業は、勉強のモチベーションを保つ上で、ある種の起爆剤となりえるからです。

よく一般的に言われている勉強のやる気を出す方法として、まずとりあえず初めて見るということです。このとりあえず初めてみる時にぜひやるべきなのがこの反復的な作業のドリルなのです。

実際にドリルというと英単語のテストや単純な計算問題というイメージだと思います。この条文穴埋めも何となく似てはいないでしょうか。いつの間にか夢中になっていたそんなことも多いような気がします。

例えばの話、もし自分が受験生だとして、勉強開始のときにすごい難しい問題をやるのと、簡単な問題をとりあえずやるのとではどちらが取り掛かり易いでしょうか。もちろん、後者である簡単な問題をやる方が取り掛かり易いと思います。

こういったことがあるので、私は条文の穴埋めのような問題も、こなすことも大事に思います。行政書士試験となると考えずに答えが出るような問題はさほど多くないと思います。暗記科目とはあまり言えないからです。

もし、legalという英単語の答えを求められているとするならば、考えるまでもなく自分の知識の中からリーガルという英単語の「法的な」という意味を答えればいいだけです。考えるということもなく、ただ思い出せばいいだけです。

これが民法の例題一つにしても、甲が何がしで乙がA土地を買ってなにがしで甲は取り消せるかとなります、問題の答えを出すのにものすごい考えださなければなりません。ただ単に思い出せばいいというわけではありません。

このように、行政書士試験の問題は少しやっかいです。まぁやっかいなのは圧倒的に民法ですが。

とにかく、行政書士試験に合格するには、勉強を続けていかなければなりません。受験生からしてみれば、勉強法や勉強のコツなどよりもまず先に続けることができるように工夫していくことが大事になってきます。
そのことも含めて勉強法ということにもなってくるのかも知れません。

勉強を続けるには、勉強=苦痛という概念を少しでも取り除かなければなりません。だから、各出版社が参考書をマンガ形式にしたら、図式を多く入れたりさまざま工夫をしているのです。

個人で工夫するとなると、まずはじめになぜ自分は勉強が続かないのか、勉強と反対行動はなんなのかそれを知ることから始めます。例えば私の場合ですと、反対行動はずばりお酒でした。仕事終わりのほとんどをお酒に割いていましたので、思い切ってやめてみました。このように反対行動を見つけて、それをやめて勉強に変えればいいだけです。簡単にいいましたが、これが難しいですけどね。

かなり横道にそれてしまいましたが、合格のために大事なのは勉強を続けることです。冒頭で紹介したドリル的な勉強も自分にあっていれば取り入れればいいですし、自分は最初から難問に難しい論点に立ち向かえるというならば、それはそれでいいでしょう。大まかな勉強法はあるかもしれませんが、私は100人いたら100通りの勉強法があると思っています。

ただ、行政書士試験は戦略的な対策が必要なのは事実です。

 

スーツを着て勉強すると勉強の効果が出やすくなる?心理学の話もちょいとばかり。

すごい衝撃的なタイトルですが、これはもちろん科学的に証明されていることでもありませんし、どっかの論文に書いてあったわけでもありません。ただ私のくだらない想像です。

私が大学時代に受講した心理学の授業で、教授が話してくれた話の中でとても興味深い話がありました。この話だけはなぜか記憶に残っています。ちなみに私は心理学を専攻していたわけではありません。心理学には面白い実験が多数あります。中には実験終了となるほどの恐ろしい実験なんかもあります。有名どころでは看守の実験です。これは映画「esエス」にもなりました。興味ある方はDVDを借りてみて下さい。

さて、話を戻しますが、それはある心理学の実験で、パイロットでない一般の人がシュミレーションで視野の広さを実験しました。実際に飛行機に乗って測ったのか、マシーンで測ったのかは忘れちゃいましたが、おそらくマシーンだと思います。それで制服を着たときと何も着ないときで測ると、制服を着たときの方が視野が広がったという実験結果になったそうです。これは制服を着たことで意識が上昇し、それに伴って能力も上がったということです。
確かこんな内容だったと記憶しています。間違ってたらごめんなさい。

これを勝手に解釈すると、ちょっとアホげた話ですが、行政書士試験の勉強もスーツでやったら、能力が上がるような気がします。スーツ=勉強かどうかはわかりませんが、私の中でスーツ=できる人のイメージはあります。本当に上がるかどうかはもちろんわかりまん。これはまったくの自論なので、スルーしてもらっても構いません。

でも制服がいいことは確かです。私も仕事の時なんかは制服を切るとスィッチが入りますし。オンオフの切り替えをしてくれるのも制服だったりします。また制服には団結心も上げてくれるような気がします。学生時代を思い出すと、部活のときなんかは共同の指定ジャージがあるかないかで、団結心が変わった気がします。
みんなと同じ服を着ることで気持ちが同じ方向に向いている気になれます。
制服に不思議な力があるのは実体験からもわかります。

今回はまったく、アホげた空想を書いてみました。スーツで勉強の成果が上がったりするかどうかは正直なところ疑問ですが、心理を勉強に応用するのはありなのかもしれません。人間は案外単純です。
白衣を着れば、医者や科学者になったつもりで勉強できますし、裸になれば原始人の気持ちになれるかもしれません。

何が言いたいかといいますと、勉強したり、勉強を続けるには気持ちの面での工夫が大事だということです。勉強もマンネリ化すると続かなくなります。同じ部屋でばっかりしていると勉強するのが苦痛になってきますし、同じ筆記用具を使っていると飽きてきますし。そういったときは工夫が必要になってきます。上記の例でいえば、図書館で勉強するようにしたり、筆記用具を新調したりすると気分転換になるかも知れません。

とにかく、勉強は基本的には続けるのが難しいものだと思って下さい。私も行政書士試験の受験生時代は毎日勉強続けることができたのは本当の直前期ぐらいだったと記憶しています。

何度も言いますが、行政書士試験も含めて資格試験や大学受験など試験ものは勉強しないと合格できません。となると勉強し続けたものが結果を残せるということになります。すなわち勉強続けるのが一番ということになります。

行政書士試験は誰でも同じ勉強時間で合格できるわけではない!!

行政書士試験は正しい勉強法と勉強時間さえ確保すれば必ず合格することができます。ただ誰もが同じ勉強時間で合格することはありません。優れた記憶の持ち主とそうでない人との場合であったり、国語力が備わっている人とそうでない人とであったりとその人の潜在能力によって合格するまでの学習時間が異なるのは当然のことです。

私が思うに、高卒の人の中でも合格のしやすさはさまざまだと思います。まず大事なのは基本的な学習能力があるかということです。それは、中学生くらいまでの間の成績であったりします。これが高い人はおよそ基本的な読解力や理解力、学習の仕方などが備わっている気がします。
これに対して、中学生までの期間にあまり勉強をしてこなかった人は大変厳しい状況にあると思います。高卒の人にもいろいろいるわけです。中学生までの期間に真面目に勉強してきた人とそうでない人、これらの違いが行政書士試験合格までの道のりにも大きな差となって出てきます。

大卒の人であれば、基本的には勉強の基礎が備わっていると推測できます。ただ、大卒であっても受験で進んできたものと推薦で進んできた人の2種類あるので一概に一緒の括りにはできませんが。高卒や中卒の方よりは有利ということは確かです。

なにも、中卒の人や真面目に勉強してこなかった高卒の人が行政書士試験に合格できないと言っているわけではありません。行政書士試験に合格するには、並大抵ならぬ努力が必要ということです。勉強時間も目安の最上限までかかると思った方がいいですし、勉強方法の工夫もしなければなりません。

また、私のように別の簡単な資格を取得してから、勢いに乗って行政書士試験に挑むというのも一つの手だと思います。たとえば法律系資格の登竜門と言われている宅建士試験であるとかです。

とにかく、行政書士試験に簡単に合格できる人はそれなりに今までの人生を勉強に費やしてきた人達です。遊んできた人はその分、勉強しなければなりません。それは今までその人達が必死に勉強してきたのをわき目に楽なことをして楽しんできたツケだと思ってください。私もさんざん、勉強をさぼってきたので仕方ないと思うようにしています。

勉強が楽だと思える人はある意味天才です。努力が苦にならないのですから。私らからしてみれば、勉強=地味で苦しい退屈などのマイナスイメージしかありません。ですが、そんな苦労をしたからこそ、大きな結果としてリターンしてくるのだと思います。

最後に行政書士試験は誰でも合格できます。このブログを見ているあなたは、少なくとも行政書士に興味があって見ているわけです。その時点で一歩足を進めているわけです。もし合格したいならば、あなたの今までの学生時代の勉強の具合に合わせた勉強時間を確保したら、もう合格したようなものです。
行政書士試験にはコツや戦略があります。それについてはこのブログに思う存分書かせていただいているのでそれを参考にしてください。
天才でもない限り、1か月とか2か月の勉強でまったくの初学者が合格するような試験ではないということだけは肝に銘じておきましょう。

 

 

傍聴のススメ!!勉強へのモチベーションが下がったら傍聴しに行くことを進める理由

さて、勉強のモチベーションを保つ方法はいろいろあると思います。ある人は毎日机に座るだけでいいとか、ある人は2日以上勉強しない日を開けないこととかいろいろあります。私が勧める勉強のモチベーションを保つ方法の一つはというと

ずばり・・・・裁判の傍聴です。

こないだ恥ずかしながら初めて裁判の傍聴に行ってきました。いままで行こう行こうと思ってましたが平日の休みがなかなか取れないために行けていませんでした。
ようやく、先日傍聴することができました。

感想はというと・・・・なんでもっと早く見に行かなかったのかと後悔しかありません。早くもはまってしまいました。2日連続で行ったくらいにします。

初日は刑事裁判はなく、民事裁判でした。民事は聞いてはいましたが、ほとんど書面上のやり取りなのであまりおもろしくないというのもうなずけます。初日の民事は特に代理人同士の裁判、すなわち法律に精通する弁護士どうしの裁判だったので、発言の中に私のわかる単語はありませんでした。10分程度とあっけなく閉廷してしまいました。

翌日はリベンジということもあり、最初は民事でした。すると本人と代理人という裁判があり、これに関しては片方が素人のため、裁判官もわかりやすいように本人に説明していました。その中では時効の援用という受験生に馴染みのある言葉も聞こえてきました。それ自体は勉強にはなりませんでしたが、大変感動したのを覚えています。

そして、民事を数件見終わった後にいよいよ刑事です。詳しい説明は抜きにしますが、これはなんというか。罪を反省し裁判に参加している人を目の前で見るという今までの人生の中では体験できないような体験をしました。上手くいい表せませんが、とてもいい経験をしたように思います。そこまでドギツイ傍聴ではありませんでした。

傍聴後、自然と湧いてきた感情として、法律ってなんて奥深いんだろうということです。人が法に基づいて人の人生を決めていく。法律ってかならず正しくなければいけないのだと感じました。同時にその法律を学べている喜びすら感じました。

私が行政書士受験生であれば、きっとその日から勉強に明け暮れるでしょう。

そのぐらい傍聴とはインパクトの強いものです。なので、勉強のモチベーションがなんだか下がってきたぞぁという人は絶対に傍聴に行ってみることをオススメします。

世間には傍聴マニアという方々がいますが、なんとなくわかる気がします。すごく、インパクトはでかいです。六法全書で頭を思いっきりボカーンと叩かれた気分です。また機会があればいきたいと思います。

間違っても刑事事件の被告としては行きたくないとは思います(笑)