行政書士試験、合格するには六法全書は必要か?

ご存じのとおり行政書士も法律家です。法律家と聞くと分厚い六法全書片手に分厚い眼鏡をくぃっと上げる(笑)といったイメージがあるかもしれません。

私は子供のころ、ずっと弁護士になるには六法全書を丸暗記しなければなれないと思い込んでいました。多くの方もそのようにお思いでしょう。

どうやらそれは間違っていたようです。

実際のところ、弁護士ですら六法全書の内容を丸暗記している人はほとんどいないらしいです。

ある弁護士さんによれば六法全書は道具であり、必要なときに使うといったイメージらしいです。大工さんでいえばかなづちみたいなものです。

実務ではやはり六法全書は必須なもののようです。行政書士の先生も六法全書を持っている人が多いみたいです。

さて、行政書士試験ではどうなんでしょうか?

行政書士試験に六法全書はいるのか?

答えはノーです。必要ありません。

そもそも、六法とは憲法、民法、刑法、商法、刑事訴訟法、民事訴訟法のことであって、行政書士試験に関係するのは、商法と民法と憲法だけです。それだけであんな分厚い六法全書は必要ないですね。

そして値段も一万くらいします。せっかく独学で目指した意味がなくなってしまいます。

代わりというわけではないですが、行政書士試験にオススメな六法は行政六法というコンパクトなテキストがあります。それは行政書士試験に必要な条文が厳選されて掲載されています。

私も受験生時代は愛用していました。
そのテキストの特徴としては、条文が読みやすいことと過去問出題された条文が一目瞭然というところにあります。またすごくコンパクトなので、持ち運びにも便利です。

行政書士試験合格には条文の知識が必要不可欠(行政法は特に)ですから、六法全書は必要ありませんが、こういった行政六法は持っていて損はないかと思います。

条文の素読というのは非常に効果のある勉強方法だと思います。行政手続法なんかはまんま条文の問題が出たりしますから素読が効果的です。

まとめ

行政書士試験に分厚い高価な六法全書は不要です。そして、本当に必要なのは行政書士試験に必要な条文を集めた行政六法です。使い方は素読や、テキストの補助として使うといいでしょう。条文の知識が行政書士試験に重要なのは言うまでもありません。

 

試験、合格するための基本中の基本事項

私たちは生まれて大人になるまでにさまざまテストを受けさせられてきました。小テスト、単語テスト、高校受験、大学受験、上げればキリがありません。私もそこまで優秀ではありませんでしたが、試験の基本的な挑み方は心得ていました。そのため、極端に成績が悪いということもありませんでした。今回、試験を受け合格するための基本中の基本のテクニックについて説明させていただきます。

ほとんどのみなさんがご存知かと思いますが、一応知らない人や知っているけど実践していない人の為に書きます。

試験は全問題に取り掛かる

基本中の基本事項です。説明するまでもなく、必ず試験の全問題に取り掛かってください。解ける問題から解いていく、わからなかったら次へ次へと進んでいく。全問題と出会ってください。

必ず答えを書く

必ず答えを書いて下さい。わからなくても、それらしいこと書いてみるだけ書く。書かないよりはマシです。マークシートの場合は勘でも必ずマークする。五択なら単純に20パーセント正解率で当たります。何も書かなければゼロ点です。

見直しをする!!

見直し時間を作れるようにしましょう。ただしここでいう見直しはマークシートが自分の意図した通りにマークされているかという確認です。一個ずれてたりとかしては大変なことになります。また問題文の確認もできれば理想です。間違ったもの選ぶはずなのに、正しいものを選んでしまったなどです。実力あるのに不合格はあんまりです。問題を再度考え直すという見直しではありません。なので見直し時間は10分程度で大丈夫です。

時間を気にする

当たり前ですが試験には制限時間があります。問題を解いているとついつい集中してしまいがちですが、ちゃんと時間だけは気にしてください。ペース配分も大事になってきます。最悪なのが、途中で時間切れになってしまうケースです。

以上が基本中の基本事項です。これを知らない人はぜひ知って実践してください。知っているけど実践していない人は今日から意識的に過去問などを本試験形式で解いてみてください。




行政書士試験、合格するための前日と当日の過ごし方。腕時計は絶対忘れないこと

行政書士試験に限らず、他試験にも共通する理想の前日の過ごし方と当日の過ごし方についてです。試験当日に最低でも100パーセントの力を出し切れるようにしましょう。

理想を言えば、120%出せれば最高です。

大げさかもしれませんが、前日と当日の過ごし方で合否が決まるといっても過言ではありません。

特にギリギリで合格目指している方にとっては当日の頭のキレはとても重要です。

一般知識では頭のキレは非常に重要で、試験後に何でこんな簡単な問題間違えたんだよってことも少なくありません。

とにかく前日と当日の過ごしは重要です。

さて具体的にはどう過ごしたらいいのか見ていきましょう。

基本はいつも通りに過ごすこと。

前日の夜更かしや徹夜は厳禁です。早めに寝るよう心がけましょう。

といっても、午後から試験なので、そこまで早寝する必要もないと思います。

当日のパフォーマンスを上げるには、睡眠の次に大事なのは食事です。

前日の夕飯は生ものや胃がもたれる揚げ物などはさけるようにしましょう。当日の朝は食べ過ぎない。

満腹になると眠くなるからです。

勉強に関しては、前日や試験前までやる分にはオッケーです。ですが、勉強内容については復習中心にします。

新しいことは覚えないようにしましょう。頭が混乱してしまう恐れがあります。今まで自分が慣れ親しんできた参考書が一番です。

 

当然ですが、最低でも試験の3時間以上前には起床していましょう。

ちなみに試験会場に親切に予備校の人がパンフレットと要点まとめた小冊子をくれますが、あれはあまり見ない方が良いと思います。あれで平常心崩れる可能性もあります。

当日は会場の雰囲気になれるため、できるだけ早めに会場入りするのが理想です。あと、服装も大事で、すぐ着脱でき温度調整できるような服を選びましょう。

当日の複数は私服で構いません。スーツなどの正装をすると、逆に浮いてしまいます。外見よりも機能性を重視しましょう。

それに意外と体感温度って大事です。寒すぎても集中できないし、暑すぎても集中できません。

私の経験上、試験会場が寒すぎるということはありませんでした。ですが、ある程度は厚着をしていって、試験会場の温度に合わせて脱ぐのがベターかと思います。

無いものを増やすことはできませんが、あるものを脱ぐことはできます。

絶対忘れてはいけない忘れ物!?

ズバリ腕時計です。

腕時計は絶対にもっていきましょう。

これを忘れてしまったことで管理人はどんだけ当日苦労したことやら。結果合格できましたが、もう少しで悲惨な末路を経験するところでした(笑)

基本的には会場の多くは大学などです。どういうわけか、掛け時計がないことが多いです。

時間を把握することが大事な資格試験において時間を確認できるものがないとなると、非常に危険です。

まさに闇鍋状態です。

私は何とかしのぎましたが、かなりパニックになりました。

ちょっと言い訳がましいですが、そのミスがなければ、何問かは解ける問題があったと思います。

もう一度言います。行政書士試験で絶対忘れてはいけない忘れ物、それが腕時計です。

もし忘れてしまった場合は、コンビニや最寄りのスーパーなどで購入してしまいましょう。コンビニは取り扱いのない店もあるみたいです。

私の場合は試験ほぼ直前に気づいたので、俎板の鯉状態でした。

もちろんですが事前に確認しておくのが正解です。

このように不安要素が一つでもできると本来の力が発揮できなくなります。

とにかく、リラックスできる環境を可能な限り整えることが大切です。

緊張しないよう自己暗示も必要となってくるので、「自分は大丈夫、合格する」など心の中で何度か唱えるのもよいと思います。

自己暗示にはとてつもないパワーが隠れているはずです。

以上のことを守り、100パーセント、できれば120パーセントの力で試験に臨みましょう。今まで自分のやってきたことを信じて、当日は乗り切りましょう。

よく本番に強い人という人がいますが、たまたま強いわけではなく、実は事前の準備や体調管理がうまい人なのです。

またインフルエンザや風邪などにならないように体調万全の状態で本試験にのぞめるように頑張りましょう。

例年通りの気候ならば、インフルエンザの時期には当たらないはずですが、最近の異常気象はよくわからないので、体調の管理は万全にしましょう。

もちろん、インフルエンザのみではなく、試験前の風邪やケガなどの予防も大事です。

基本、家にこもって勉強していれば、ある程度はリスクを減らすことができると思います。




行政書士試験に合格できなかった人が再挑戦し合格するために必要なこと。

とうとう平成28年度の行政書士試験の合格発表が先日行われました。
合格だった人もいれば不合格だった人もいるはずです。というより不合格だった人の方が多いはずです。8割以上の方が不合格なはずだからです。

不合格だった人でもう一度独学で挑戦しようと思っている方はぜひこの記事を読んで、参考にしていただけたらと思います。

というのも実はこのブログの管理人である私も過去に不合格だった経験があり、その後再挑戦して合格しています。

一発合格組ではなく、リベンジ組です。
なので、みなさんの気持ちは痛いほどわかります。

まず、今回の試験結果を見てください。

中には足きりのため、明確な点数が通知されていない人もいるかと思います。そこは自己採点で結果を見てみましょう。

以下に足キリだった人とそうでなかった人、その他と場合分けをしてみました。

足切りで不合格だった人の場合

足切りで不合格だった人は一般知識対策を重点に来年の試験にのぞみましょう。点数が通知されなくても記述式も含め必ず自己採点をし、自分が合格基準からどのくらい遠ざかっていたのかしっかりと把握しましょう。その上で法令科目の戦略は立てると思います。

基本的に一般知識の対策は早ければ早い方が良いです。付け焼刃で対抗できるもんではないからです。特に政治経済社会が苦手な人は高校生に戻ったつもりで勉強しましょう。

ギリギリで不合格だった人の場合

ギリギリで不合格だった人、あともう少しで合格だったということでもう一度、再挑戦となるとキツイ気もしますが、来年の合格可能性は十分にありますので、もう一度しっかりと気持を切り替えて試験勉強を始めましょう。

あと一歩届かなかった原因を本試験の得点や日々の勉強を振り返って、来年度に生かしましょう。

気持ち的には次が最後くらいの気持ち、背水の陣くらいの気持ちで挑みましょう。

合格点にはるか及ばずに不合格だった人の場合

合格点にはるか及ばずに不合格だった人、不合格だった原因に自覚がある人は、気持を切り替えて来年は自分に厳しくダメだった点を反省し、改めましょう。自覚のない人は、勉強方法自体に問題があるかもしれません。

もう一度、行政書士試験の配点などを確認し、効率のよい学習計画を立てましょう。場合によっては、独学で合格することにこだわらずに予備校や通信教育などに切り替えた方が良いかもしれません。

プロの力を借りた方が良い場合もあります。そして、通信講座の場合、コスパの優れたものの登場してきてますから、結果、費用面でも独学で何度も落ちるのと変わなかったということもあると思います。

5回落ちれば受験料だけで40000円近くかかります。

独学よりも通信講座を受講した方がよかったかなと思った理由

一番大事なのは気持ち!!

行政書士試験に再挑戦する上で大事なのこと。それはなぜ今年は不合格だったのか、原因はどこにあったのか自分自身を振り返り、反省し来年に向けてその反省点を修正していくことにあります。

勉強方法や各科目の時間配分、こういった技術的なことももちろん大事なことですが、やはり大きいのは気持ちです。不合格だった人の大半は気づいているはずです。行政書士試験合格に対する自分の気持ちが小さかったことに。
私もそうでしたが、不合格だった年はもう試験受ける前から合格はできないだろうと思っていました。なぜなら、行政書士試験に対する覚悟が足りず、全然勉強時間を取れなかった取らなかったからです。根本的な原因はやはり気持ちが弱かったことにあります。

なので、今年不合格だった人は、来年(今年)こそは絶対合格する!!この覚悟をもって勉強に臨んでください。その覚悟こそが合格へと必ず導いてくれるはずです。




本日、平成28年度行政書士試験の結果が発表されました。合格率は前年より下がる

本日、1月31日に平成28年度の行政書士試験の合格発表がありました。受験生の皆さん、お疲れさまでした。結果はどうであれ、ようやく白黒はっきりすることができたことでしょう。

無事に合格した人は行政書士への切符を手に入れたわけですから、さぞかしうれしかったでしょう。これから夢が広がってくると思います。

残念ながら不合格だった方、悔しい思いをした分、きっと次回の頑張や今後の成功につながることでしょう。今回した努力は決して無駄ではないはずです。
勉強したことは基本忘れない限り、無駄にはなりません。

さて、今回の行政書士試験は一体どうだったんでしょう。行政書士試験研究センターのホームページにて統計が発表されていましたので、ここでもご紹介させていただきます。

平成28年度行政書士試験の合格率

平成28年度行政書士試験の合格率は9.95パーとセントなりました。
前年の平成27年度は13.12パーセントであったことを考えると約3パーセント低下したことになります。

私も平成28年度行政書士試験の問題を一通り、見させていただきましたが、それほど前年の平成27年度の問題と難易度は変わらないように感じましたが、合格率から考えると少し難しかったのかなと思います。

受験者自体は前年と同様、今年も4万人程度となっていました。

まぁ年々、減少傾向にあるようです。やはり、もうカバチタレ効果は薄れてきているのでしょうか(笑) 

さて次年度、平成29年度の合格率や難易度はどうなってくるのでしょうか。今回の平成28年度の合格率から予想することがある程度できると思います。

ちなみに平成27年度がラッキー年度だったので、今回の平成28年度は引き締めに行ったような印象を受けます。

これは、もちろん平成27年度の合格率が発表された時点である程度想定できたことだと思います。

基本的には易化した翌年は難化傾向になります。

みなさんもこの平成28年度の合格率から平成29年度の難易度がどのようになるかを予想してみてはいかがでしょうか?

平成29年度の合格率は?高い?低い?

意外とこういった統計情報も大事だったりします。ただし、実力さえあれば合格率や難易度なんて関係ありません。




よく間違われる?行政書士と司法書士の違い

行政書士と司法書士の違いは何か?

どっちとも後ろに「書士」という言葉がついています。

このことにより、司法書士も行政書士も法律に関する書類作成の仕事というのは何となくわかると思います。

もちろん、両方とも士業です。

実は士業も結構あります。例えば行政書士の他に、社労士、弁護士、税理士などがあります。

よく8士業なんて言われたりもします。

8士業って何?難易度順は?

両方が士業ということはわかった思います。

さて、どんな仕事内容で、試験はどっちが難しいのかなど調べていきたいと思います。




まず、提出する書類の提出先が違う

行政書士はその名のとおり、行政機関(国の機関、地方自治体など)に書類を提出します。具体的には許可や認可などの書類を作成します。

車庫証明や名義変更など、車屋関係の書類がわかり易いと思います。

中古車など買った人ならば、分かると思いますが、明細に行政書士代というのが組み込まれていることが多いと思います。

一方、司法書士はというと法務局、裁判所などに提出する書類を作成します。

おもに不動産の登記などの書類を作成します。

実務上のメインはやはり不動産登記のようです。それ以外にも裁判書に提出書類もあることにはあるようですが、積極的に取り扱っているところは多くはないみたいです。

後述しますが、試験のメインもやはり、民法と不動産登記法ですから、得意な人はもちろん多いのでしょう。

逆に得意じゃないとやばいでしょう。

一方、裁判所に出す書類のための知識となる科目は民事訴訟法です。これは、試験の配点でも少ないということで、マイナー科目と言われています。

資格の難易度は?どっちが上!?

断然、司法書士の方が上です。一般的に言われている両資格の合格までの学習時間を比較してみると、行政書士は800時間〜1000時間程度、司法書士は2000時間から3000時間程度と言われています。

つまり司法書士試験の方が範囲が膨大で、攻略までに時間がかかるということです。

この学習時間の違いを見ても司法書士の資格がいかに難関かわかると思います。

もちろん、時間もそうですが、試験科目の数も違います。司法書士試験は、行政書士試験の法令科目に比べて、何科目か多くなります。

具体的には刑法や民事訴訟法、司法書士法、供託法、不動産登記法などがあります。それだけ試験範囲も多岐にわたるということです。

そして当たり前ですが行政書士試験と被る科目、例えば、会社法や民法などありますが、レベルも問われる問題の質も司法書士試験の方が上です。

このように、一般の人によく間違われる行政書士と司法書士はこんなにも違います。職域が違うのはもちろん、難易度まで違います。

唯一、似ているのは名前だけです。

どっちを取ったらいい!?

どちらが良いとは言えませんが、自分のやりたい職域を選択してみて、その職域が行政書士ならば行政書士試験を受ければよいことですし、職域が司法書士ならば司法書士を受ければよいと思っています。

やはり年収的な面、社会的ステータス面では、一般的には司法書士の方が上と言われています。

ただ、行政書士の取り扱える書類はかなり多いです。

独立してうまくやれば、行政書士でも稼げるでしょう。

ちなみに司法書士試験を受けるには相当の覚悟と勉強が必要です。独学で合格できるのは行政書士試験までとも言われているくらいですから。

2年、3年は当たり前です。桃栗三年柿八年くらいの精神でないとかなり厳しいでしょう。

もちろん、一日取れる勉強時間が多い、無職の人、ニートの人なんかは多少は期間が短縮できるんでしょうが、それにしても血のにじむような努力が必要になります。

また宅建士試験を受験し、合格して自信がついたところで司法書士試験の受験を決める人がすくなくないようです。

まぁ、同じく不動産を取り扱う資格なので宅建士試験にも似ているといえば似ているといえるのではないでしょうか?

ただ、明らかにレベルの差が違います(笑)

まとめ

行政書士と司法書士の違いはかなり大きいということです。試験の難易度から仕事までまったくと言っていいほど違いがあります。

どちらを取るかは職域などで判断しましょう。どっちが良いとは言えません。

年収は一般的には司法書士の方が上と言われています。




資格試験のマンガでわかる○○シリーズ

資格試験の参考書を探していると必ず目につく、マンガでわかる○○といった参考書、私は否定的です。

行政書士試験だけでは、どの資格試験にも大抵はあります。マンガでわかる宅建士、マンガでわかる社労士など、たいていの書店には置いてあるでしょう。

私が漫画で分かるシリーズに否定的な理由

私も立ち読み程度でしか読んだことしかありませんが、このマンガでわかるシリーズを読むと、強引にマンガにした感がかなり感じられます。

そんなに長いセリフ、普通の漫画ではありえないよねと思うことが多いです。

たいていは面白くないです(笑)

マンガとしてのストーリーもあってないようなものです。もちろん素晴らしい本もあるのかもしれませんが、私が見たものはどれもうん?ってものが多かったです。

私はマンガでわかるシリーズはあまり良く思わないので、もちろん使用してません。

そもそも漫画だけで行政書士試験は受かりません!!

受験生の心理としては、マンガ読むだけで合格できたらラッキーぐらいな気持ちは多少ならずともあると思います。

そして、これらのマンガが普通のレベルマンガだと思っている人も中にはいるでしょう。たとえば、「ハンターハンター」読む感覚で合格できたらと・・・中にはそういう人もいるかもしれません。ゼロとは言えないと思います。

ですが、断言します。

マンガで合格できるほど、行政書士試験はあまくありませんもともと、マンガでわかるシリーズは入門書の入門書という感じで出されているとは思いますが、勘違いする人も中にはいるでしょう。

行政書士試験の受験期間中は楽しさは皆無と言っていいでしょう。よほど勉強好きでもない限り、苦痛や我慢が付きまとってきます。

そんな資格試験を題材にした漫画がおもしろいはずありません。どんなキャラクターでもです。

例えばドラゴンボールの悟空が行政書士試験になるための勉強しまくるマンガがあるとします。面白いですか?悟空というキャラクターはすごいと思いますが、ストーリーが面白くないので決して面白くないと思います。

記憶力10倍と界王拳10倍に似た必殺技があったとしてもです(笑)

行政書士試験ではありませんが、唯一、私の中で行政書士を題材としたマンガで面白いとおもったのは「シバキヨ」さんの漫画ぐらいです。

半熟行政書士! [ シバキヨ ]

勉強になります。これだけは読んだことがあります。あとは基本的にyoutubeなどの講座は見ることはあっても、マンガは読みません。

 

 




昔の行政書士試験!!小論文もあったらしい

行政書士試験は平成18年度より新制度、すなわち今の試験体制へと移行しました。それまでは、今とはかなり違った出題がなされていました。私もあまり詳しくは知りませんが、どうやら昔は小論文も書かされたようです。

今の行政書士試験は実は大幅に変わった!?

今の試験体制はより、法律家としてより専門的な知識が問われるようになりました。

昔の一般知識は算数の高度な問題も出ていたと記憶しています。過去問でそれを見てとても驚いたので覚えています。まぁ今考えれば公務員試験には暗号などちょっと頭のひねった問題は出されることがあるんですが。

ところでタイトルにもある行政書士試験に小論文が出てたということでしたが、調べると、小論文はかなり前の試験に出てたようです。
どうやら昔の行政書士試験は公務員試験さながらの試験だったようです。

現在の一般知識は実務を意識!?

現在の一般知識を見てみると、行政書士としての実務を意識?して出題されているように思えます。

一般知識の出題内容は、政治経済、時事問題、情報通信、個人情報保護、文章理解といったところでしょうか。

これらを見ると、政治経済や時事問題はコンサルティングする上で、世間話する際に使いそうですし…ちょっと強引なこじつけですが(笑)

一応それくらいの教養は身につけておけということなんでしょう。

情報通信はパソコンで仕事をする上で前提での知識です。これはもはや疑いようのない事実だと思います。
今となってはパソコンを使えない人=使えない人とのレッテルが張られてもおかしくない時代なのかもしれません。

スマホをだいぶ普及はしてきましたが、まだ仕事の世界ではパソコンの時代です。

個人情報保護、顧客の個人情報の扱い方の知識、文章理解は行政書士としての最低限の読解力がとのくらいあるかを問われているわけです。

依頼者の意図をつかむには最低限の読解力が必要ですから。

では昔の試験で問われていた高度な算数問題は行政書士として、業務を行う上で、まったくといっていいほどいらない知識ですよね。知っていたからなんだって話です。

そういったこともあり、今の試験体勢になったんでしょうね。

ただ今も行政書士試験の一般知識はそれって行政書士の業務となんの関係があるの?という問題が出題されます。いわゆる奇問というやつです。毎年1台は出題されるような気がします。

昔はそういった問題が平気であったようです。それではいけないということで冒頭にもありますが、平成18年度以降、新体制での試験となったようです。記述式が出題されるようになったのもこのころからです。

それにしても、小論文は驚きです。いったいどんな採点基準だったでしょうか。少し気になりますよね。

もし私がこの時代に受験しなければいけないとしたら、ばかばかしくて受験すら取りやめると思います。




行政書士試験の試験管は現役行政書士!?高額な日当がもらえる?

行政書士試験の試験管は誰?

行政書士試験の試験管は現役の行政書士です。
いろいろと気になり調べてみましたが、結構いい日当がもらえるようです。

私が受験したときは女性の行政書士が試験管でした。かなりの美人で行政書士にこんな美人がいるのかと驚いたぐらいです。
ぜひ、行政書士に依頼することがあれば依頼してみたいものです。って自分で申請書くらい書くか(笑)

女性行政書士は美人が多い??

実際に、女性行政書士には美人が多いようです。
グラビアをしている美人行政書士がいるくらいです。司法書士にも美人がいますし、弁護士にも美人がいます。まさに才色兼備なんです。

ところで、行政書士試験は3時間の試験時間で行われます。ちょっと長すぎじゃないと思いますが、実際に試験はあっという間に終わります。

人間の集中力ってすごいですね。

私たちはもちろん集中しているので、時間の経過が早く感じますが、試験管にとっては長く感じるでしょう。ちょっとくらいは退屈に感じているに違いありません(笑)

もちろん、試験時間だけではなく会場設営などの準備もあるでしょうから、なかなか試験管も大変なのでしょう。
高額な日当も納得ですね。

私がもし、行政書士として登録して起業したら、ぜひ試験管をやってみたいと思っています。高額な日当もそそりますが、まずそういった集まりでコネができるような気がします。どんな商売でも、コネクションが大事なのはいうまでもありません。

今回は行政書士試験、当日の話をしてみました。試験の得点とは関係ありませんが、マメ知識として参考にしてください。




行政書士試験、過去問対策だけで合格は厳しい

過去問を何度も演習しただけでは行政書士試験には合格できない!!

なぜならば行政書士試験を受けるうえで、過去問演習の重要性は低いと私は思っているからです。

多くの試験では過去問が大事だといわれていますが、行政書士試験の場合は少し違ってきます。

他の資格試験の多くは過去問の使いまわし、焼き直しです。宅建士試験がいい例です。

行政書士試験は過去問の使いまわしがほとんどない!?





しかし、行政書士試験はそういった使いまわしはほとんどありません。私が知る限り、類題はあってもまったく同じ問題はありません。

記述式に関しても、記述式という問題形式が誕生してから10年以上たちますが、一度も同じ問題は出てないと記憶しています。

民法に限っては論点すら被ることがなかったような気がします。ただこれから、ネタ切れを起こして同じ問題は出る可能性はあります。
(平成30年現在でも、同じ問題は出てません。)

しつこいですが、これらを踏まえても、

過去問演習だけでは合格できません。

断言できます。

ただ、過去問演習が無意味とまでは言いません。なぜなら、実際に過去の本試験だからです。なので自分の実力を試す上では最適な問題です。このうえない問題集なのです。

ただ、何周何周も問題も答えを全部覚えてしまうぐらいに演習するのは完全に無意味です。まさに時間の無駄といえるでしょう。

それはどうしてか?先言ったようにまったく同じ問題が出ないからです。

他の資格試験では過去問を何度も繰り返すそれだけ合格できる資格もあります。何度も言いますが、行政書士試験は違います!!

同じ感覚で、過去問さえやれば合格できると思ったら大間違いです。落ちます。

類題は出ても、同じ問題はほとんど出ません。

それならその年の試験を予想した予想問題集の方が良いです。

過去問より予想問題や予想模試の方が大事!?

私的には予想問題集と過去問の重要度では、こうなります。

予想問題>過去問

その年の対策としては予想問題集や模試の方が過去問より上です。
なぜなら予想問題集はその受験する年度のヤマもはってくれているからです。

例えば、前年の基礎法学の問題に「属地主義」に関する問題が出題されたとします。

果たして、今年はその属地主義に関する例題が出ると思いますか?

あきらかに出題される可能性は限りなくゼロです。ヤマというのはそうやってはるものです。

ただこれは基礎法学など配点の低いところでの話です。もちろん行政法や民法は同じ論点が出題されます。例えば去年は「代理」が出たから今年は出ないわけではありません。

ちなみに代理は結構な頻度で出題されます。

これらのことを考えると前年度の過去問を繰り返しやるというのが一番のおバカさんと言えます。私自身、前年の過去問は1回しかしませんでした。

まだこの過去問演習が無駄ということに気づいてないときは過去問は2周していました。ですが、そんな私でも、さすがに前年度の過去問は無意味だろうと思っていたので、1回しかやりませんでした。

まとめると、行政書士試験においての過去問は、何度も繰り返しやるものではなく、あくまで自分の実力を測るものです。

せいぜい、「行政書士試験てこんなレベルなんだ」と読み取るだけです。何度も演習する必要はありません。

仮に行政書士試験の過去問をすべて暗記して解けるようになったとしても合格は難しいです。まったくおんなじ問題が出ないからです。

とにかく、大事なのは過去問を暗記して解く力ではなく、理解して解くということです。

さらに簡単に言えば、その問題を解説を説明できるまでの状態にするということです。

過去問が優れている点

と、さんざん過去問の重要性を否定してきましたが、過去問にももちろんいいところはあります。

過去問をするメリットとしては、まずどんな出題が出されるのかがわかります。過去問を記憶するのではなく、分析するのです。

分析と言っても、すごいものではありません。ただどんな範囲のものが出て、どんな出題形式で出されるのかレベルはどんなものか、その程度でいいのです。それを知るだけでも違ってきます。

そして、過去問の得点は一番の合格の目安になります。たとえば、3年前の過去問をやったとします。そして自分の得点が合格点まで達していました。

はい。この時点で

あなたは3年前の本試験では合格していたということになります。

つまり過去問で合格点を取れる人は本試験でも合格する可能性が高いということです。

ただ冒頭にも説明した通り、過去問は何度もやる必要はありません。1回やって、みっちり解説を読んで答え合わせすればいいだけです。解きっぱなしにはしないで、解説を読むこれが大事です。

それだけで十分だと思います。

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