ここ最近、私自身、司法書士試験の勉強が忙しくて、なかなかブログを更新できないでいました。
もちろん行政書士試験の合格発表の日は意識していましたが、合格率については正直なところ忘れていました。
ということで、いつもながらこんな時期ですが、行政書士試験の合格率について書きたいと思います。
平成29年度の行政書士試験の合格率はというと
15.7%でした。
この数字、平成27年度よりも高く、ここ数年間ではもっとも高い合格率となりました。
この背景にはいったどのようなことがあったんでしょうか?
平成29年度試験は簡単だった!?
合格率が高いということは試験自体、ものすごく簡単だったということが想像されますが
私はそう単純ではないような気がします。
私が試験内容を確認した限りでは、言うほど簡単ではなかったような気がします。
では、なぜこんなにも合格率が高いのかそれはおそらく受験生のレベルが上がっているからだと思います。
受験者数自体は年々減少傾向にあります。
記念受験する人も減少傾向にあるのだと思います。
つまり、ある程度本気の受験者が大半占めているということなんではないかと思います。
つまり真剣に取り組む人が多くなってきているということです。
この平成29年度の行政書士試験の結果を踏まえて、平成30年度の合格率を考えるてみると
きっと
合格率を下げに来るのではないかと思います。
言い換えれば難化するのではないかと思います。
今回、合格者数、6000人を超える数字がでました。
当然、合格者数を減らしてくるような気がします。この動きは自然な気がします。
過去、数年の合格率を見る限りでは、ほぼ合格率が上がった年の翌年は下がっています。
あくまでも過去の統計上の話ですが、確実ではありませんが、15%という高い数字が出た翌年の平成30年度の合格率はきっと下がるでしょう。
平成30年度受験生に求められるものとは!?
では、今年受験する受験生はどうしたらいいのか?
シンプルな答えですが、勉強をするしかありません。
そして、強い精神力と集中力が必要になってきます。前回の記事でも書かせていただきました。
問題の質、難易度をあまりにも上げすぎては、もはや行政書士試験ではなくなってきます。
例えば、司法書士試験レベルの問題を出すようになれば、かなり合格率は下がります。合格率を下げるにはもっとも簡単な方法です。
ですが、それでは受けた年度によって合否が変わるという、非常に公平性の欠ける試験になってきます。
なので、極端に難易度を上げるということはないと思います。
その変わり、出題の仕方を工夫してくるはずです。例えば、基礎法学など序盤で難問を出し、受験生の精神状態を崩していくといったり、受験生があまり経験のないような出題形式にしてみたりということが考えられます。
試験途中で何度も何度も心が折れそうになると思います。
そこを乗り切ることこそが合否を分ける重要なターニングポイントとなるでしょう。
月並みな言葉かもしれませんが、
『諦めたらそこで試合終了です』
これが平成30年度の行政書士試験の合言葉になりそうです。