行政書士試験、難易度がやっぱり気になる?合格率が低い理由は?

行政書士試験の難易度が気になる?
多くの潜在受験生や受験生がコレを気にすると思います。

はっきり言って難易度なんてまったく気にする必要なんてありません!!

ですが気になってしまうのが人情ってもんです(笑)

そもそも、行政書士試験ってどのくらい難しいの?なんでそんなに合格率が低いの?という疑問はあるかと思います。




果たして行政書士試験の難易度はどれくらいなのか?

今回はそれについて考えてみたいと思います。

ぶっちゃけ難易度は低くはないです。何と比べるか、誰を対象にするかにもよりますが、そんじょそこらの資格試験よりははるかに難しいです。

正直上も見たらキリがありませんが、下を見てもキリがありません。行政書士試験より簡単な資格は山ほどあります。逆に難しい資格も数多くあります。

他の試験と比べるてみるのも難易度を知る上では大変有効だと思います。

 

行政書士試験より簡単な資格と難しい資格

例えば、行政書士試験よりも簡単と言われる有名どころで、宅建士試験だとか、簿記3級、ファイナンシャルプランナー3級(2級や1級も)、漢検準1級や1級があります。

簿記は経験していないのでわかりませんが必要勉強時間から見ても確実に行政書士試験の方が難しいと思います。数々の1級とつく資格試験より難しい行政書士試験、恐るべし。

逆に難しい試験はというと、司法書士試験、税理士試験、弁理士試験など士業系を挙げれば、どんどん出てきます。この辺は社会人であればある程度感覚でわかるかと思います。

参考リンク:行政書士試験、難易度で見た立ち位置。他士業資格と比較

はっきり言って、司法試験などの超難関の試験はそれなりの覚悟が必要です。比べてもよく理解ができないと思います。

難易度を知るには?

難易度を知るには何と比べてどんだけ難しいのかを考えなければいけません。その一つとして、さっきは他の試験と比較してみました。

ただ難しい、難しいと言ったって、それは一般的なことであって場合によってはまったくあてになりません。

難しさを測るには自分の能力や経験と比べる必要があります

司法試験予備試験の合格者にしてみてれば難易度は大したことないといえるかも知れません。
逆にこないだ、危険物の乙四の試験に合格してみた人ならば、そのときの何倍も勉強しないと行政書士試験には合格できません。

よく、行政書士試験は難しい難しいといいますが、中には簡単だという人もいます。

それはなぜか?簡単だと思える学歴や学力がある人から見れば簡単だからです。当然その逆で、難しいと感じる人も出てくるのです。

つまり何を基準にするかそういったものも大事になってきます。

勉強時間で比べる!?

例えばファイナンシャルプランナー3級と行政書士試験を比べたら、行政書士試験よりも10倍は勉強しなければいけないと思います。勉強時間的に見てもそうです。ただ、勉強の量だけで難しさは判断できないので、正確になんて言い表せれません。

当然暗記が得意な人もいれば、そうでない人もいます。ただ合格までの標準学習時間というのは非常に参考になります。

文系や理系の資格でも違う

同じ文系科目なのでそういった観点からしたら同じ程度の難しさといえると思います。これが理系科目とくらべたらまた結果が変わってきます。

文系科目は基本的にはどんな試験でも勉強量と質でクリアできると思います。要は暗記で何とかなる面が大きいです。

逆に数学や美術などは正直、天性のセンスであったりします。

行政書士試験は決してそういう試験ではないので、ある意味簡単といえると思います。

私はなぜか昔から数字に強いというよりも数字に深い愛着があるようです。結局理系には進みませんでしたが・・・・大学も文系です。

このようにいろんな要素で難易度を測ると、難しいのか易しいのかわかんなくなって混乱してしまったと思いますが、結局のところ難しいか簡単かはあなた次第だということです。

上の例のように自分で他資格を受けた経験があるという方はそれを基準にどのくらい難しいのか考えるといいと思います。

大事なのは一般的に言われている難易度を真に受けないことです。そもそも難易度なんてあまり気にする必要はないと思います。

挑戦してみて、何年も合格できないようであれば難しいということでしょうし、勉強して1発で合格したら簡単だったともいえるでしょうし、まずは難易度なんか気にせず、本当に行政書士になりたければ挑戦すべきです。

難易度や合格率を気にするのは資格マニアくらいでいいと思います。

おまけ~合格率が低い理由

行政書士試験はなぜ、合格率が低いのか?私なりに考えてみました。

まぁ試験自体が難しいというのも一因であることはあると思います。

まず、受験資格がなく誰でも受験できる資格というのがそもそも低くなる理由の一つだと思います。結構、法律系の資格はそうなんですが、学歴制限がないことが多いです。

ただ、それらの試験でも学歴の持ち越しってあんまりないんですよね。

簡単に言えば、例えば高校の数学を勉強するには小学生の算数が必要になってきます。こういうのがないことが多いんです。つまり小学校で算数の勉強しなくても、高校の数学ができるということです。

皆さん、行政書士試験の科目を高校や中学で勉強したことがあるでしょうか?

民法を中学ですでに勉強したという人はいますか?

ほとんど無いと答えるはずです。そうです。つまり初学者のスタートラインが一緒というわけです。

ただ、行政書士試験に関して言えば、基本このことが言えるのは法令科目のみです。

行政書士試験には法令科目と一般知識というのがありまして、この一般知識が足キリなども設定されており厄介なのです。

そしてこの一般知識の問題は先ほどの学歴の持ち越しがあるのです。

つまり、一般知識は高学歴に有利なのです。

これが行政書士試験の合格率の低い理由だと私は思っています。

受験資格は無制限なのに、試験の内容自体は高学歴に有利ということです。

毎年一般知識で不合格となり泣く人も少なくないのです。これの対策に限ってはプロに任せた方が良いというのが個人的な意見です。