行政書士試験、難易度だけで見た立ち位置。他法律系資格と比較してみる。

これから受験しようとしている人にとっては、今から説明することは勉強を始める前には当然知っておくべきことだと思います。

まず行政書士試験は他の法律系資格と比較してどのくらいの難易度なのか?

中には他の法律系の資格は弁護士しか知らないという方もいるでしょう。

とにかく、行政書士試験が弁護士の試験より簡単なのはみなご存知かと思います。では実際に行政書士試験がどれだけ難しいのか見てみましょう。

また他の士業にどんなものがあるのかもこの際、覚えておきましょう。

今後ダブルライセンスやトリプルライセンスを検討する際に知っておいて損はないと思います。




他士業と比較してみました・・

下に他資格との難易度を超簡単に示してみました。ちなみに8士業と呼ばれるものではありません。とにかく有名どころの士業を集めてみました。

司法試験(弁護士)>司法書士>税理士>社労士=行政書士>通関士>宅建士

とこのような順番になるかと思います。なお、このブログでは行政書士試験の方が、社労士試験より難しいであろうとしていますが、世間的には社労士試験の方が上ととらえられているようです。

あえてここでは同じということにしてみました。

社労士試験と行政書士試験どっちが難しいか?直接対決してみた

難易度を見る前にさらっと、士業の試験の種類を確認してみましょう。ちなみに行政書士と相性の良い資格は社会保険労務士とか宅建士試験なんて声が多いです。

他士業のまとめ

司法試験・・・・弁護士や検事、裁判官になれる日本一有名な法律系資格です。

司法書士試験・・登記関係や裁判書に出す書類の代書ができます。

税理士試験・・税に関してのスペシャリストになるための試験です。

社労士試験・・労働関係や保険や年金などのスペシャリストになるための試験

通関士試験・・・貿易関係の手続きをするスペシャリストになるための試験

宅建士試験・・・不動産取引の際に必要な資格です。人気の資格です。

 

これで各士業がどんなものか分かったかと思います。

では上記の難易度の差を見てみることにしましょう。やはり最初に目につくのが宅建士が一番簡単で取りやすいのがわかります。

宅建士が法律系の科目といえるかどうか微妙なところですが、試験で問われるのが法律的な知識が多いため、法律科目と呼んでも私はいいと思っています。
一応、民法が入っていますから。入っていなければ呼べないと思います。

それに数年前に宅建主任者から宅建士になりました。

ちなみに管理人は平成29年度の宅建士試験には一応合格しています!!

もう一つ特筆すべきは、わかりづらいかもしれませんが、税理士と社労士・行政書士にはだいぶひらきがあります。その点注意してくだい。

税理士はやはり難関資格というわけです。税はやはり複雑なので、時間がかかるんでしょう。




 

士業を偏差値や大学で表すと?

なお、とあるサイトで士業などの資格の偏差値化がなされていましたが、それによると行政書士は偏差値60くらいだそうです、ちなみ司法試験は偏差値77だそうです。司法試験はさすがにすさまじい数字となっていました

。以前、これらの資格が大学で表現されていたのを見たことがありました。それによると弁護士が東大、司法書士が早稲田、行政書士はマーチだそうです。
となると私はマーチ卒となるのでしょうか?

5流私立大卒の私としてはちょっとうれしいです。

こうやってみると、他の法律科目に比べると行政書士試験は難関資格でないことがわかります。

司法書士や司法試験はまさに雲の上の存在ともいえるかもしれません。

これで行政書士試験の立ち位置が他資格と比較してどのへんにあるのか分かったと思います。

あんまり認めたくはありませんが、司法試験や司法書士試験に比べるとだいぶ難易度は落ちます。ただ簡単ではないことは確かです。

宅建士試験に苦戦した人からしてみれば、その上の難易度の行政書士試験は難しく感じるかもしれません。他フィナンシャルプランナーに苦戦した人はもっと勉強しなければなりません。

ですが大事なのは、あなたがこれから目指すのは司法試験でも、司法書士試験でもなく、行政書士試験だということです。

ぜったいに届かない、雲の上の存在ではありません。努力次第では全然、手の届くところにある資格です。

それは肝に銘じてください。あきらめそうになったり、無理だと思ったときはこのことを思い出してください。そうすると気持ちが楽になるはずです。

司法書士試験や司法試験を受けようとする人がどんだけ覚悟を決めて勉強しなければいけないのかが良くわかります。

勉強時間で比較してみると・・・

司法書士試験で一説には3000時間の勉強が必要と言われています。

ちなみに司法試験にいたっては1万時間以上の勉強と呼ばれています。

良くテレビで一日13時間の勉強を何年も続けてようやく合格したという話がありますが、それほど努力しないと弁護士にはなれないということです。

それらに比べたら1000時間の行政書士なんて、楽勝です。

この目安がある程度、正確であるならば、司法試験は毎日10時間勉強したとしても、3年も掛かることになります。

毎日10時間ですよ。想像できますか?働いている人からしてみれば、睡眠時間は4時間程度しか取れないことになります。

想像しただけで気がおかしくなりそうですね。

基本的に司法書士の場合は合格して登録したらすぐに実務スタートできます。もちろん試験もすぐに実務ができるような内容になっています。

ですが、司法試験は合格後も勉強しなければいけません。確か1年間は弁護士にもなれないはずです。

時間的な経済的な損失はものすごいものです。

なので、私には到底無理だと思います。

やはり、基本的には司法試験は法学部の大学生が学生時代に猛勉強して取る資格なんだと思います。

一方、行政書士試験は1000時間です。1年間、毎日3時間の勉強で合格可能な資格です。

どうですか?少しはやる気が出てきませんか?

何度もいうようですが、行政書士試験は十分に手の届く資格なのです。

まとめ

行政書士試験の難易度で見た立ち位置は法律系資格、いわゆる士業では下の上または中の下くらいです。

決して手の届かない資格ではありません。

そして、行政書士試験の偏差値は60くらいと言われており、大学はマーチくらいということらしいです。

合格までの標準学習時間は約1000時間と言われており、司法書士試験の3分の1程度見たいです。

以上のことから、行政書士試験は専業はもちろん、働きながらでも十分に合格できる可能性の高い資格試験といえるでしょう。