行政書士試験に受かる気がしないという方へ
初めに言わせてください。それは気のせいです。ちゃんと受かります。受かる気がしないのには理由があります。
逆にこれを知っておけば、受かる気になってくると思います。
受かる気にならない理由その①~合格率が低すぎる
まず行政書士試験に受かる気がしない一番の理由とは、やはり合格率が低いからではないでしょうか?
一桁台の合格率です。
良くて15%前後の合格率です。これを見てしまうと受かる気がしないのも当然です。
ですが、この数字はほとんど気にしなくていいと思います。別に得点順で合格するわけではありません。たとえば、100万人が受験して、80万人が合格点に達したとします。そうなると当然、合格者は80万人になります。
つまり、高得点者、順位30万人までというような制限は行政書士試験にはないということです。
簡単に言うと、あくまでも自分との闘いということになります。
自分が合格基準点に達すればいいのです。行政書士試験にはライバルという概念がないということになります。合格率が低かろうが関係ありません。それに合格率が低いのは、誰でも受けれる資格試験というのも一因かと思います。記念受験者もいるからです。
そして、大抵の人がなめてかかるということです。こういったからくりもあるのです。なので合格率に関しての不安はとりあえずぬぐってください。
受かる気がしない理由その②~範囲が広い
次に、受験生の戦意を喪失させるのが、分厚い参考書です。分厚い参考書に驚かされると思いますが、これも気にする必要ありません。
なぜ、分厚い参考書を見てやる気が失せるのかというと、それを短期間で読破しようと考えてしまうからです。当たり前ですが、一日で読み込むわけではありません。そして、いつまでも分厚いわけではありません。すがた形は変わることがありませんが、勉強すればした分だけ厚みは減っていきます。
つまり、知識を吸収し、マスターすればその分のページは減っていくということになります。なので、驚くのは初めだけです。
そしてはじめてテキストを読んだときよりも、何回か読み込んでいくうちに読破する時間がかなり縮減されていきます。
これにより苦痛ではなくなってきます。
それにテキストすべての内容が出題されるわけではありませんので、分厚さはさほど気にしなくてもいいと思います。
受かる気がしない理由その③~法律用語が難しい
そして最後に、これまた厄介なのが法律の用語が非日常だということです。
難しく感じるはずです。
確かに一見するとなにこれ?外国語?そう思うかもしれません。これも慣れれば大したことありません。
はじめはなんだこの呪文はと思うかもしれませんが、慣れればあたりまえのように頭に入ってきます。特に民法の場合だと、問題文の意味すら分からないということもあるかと思います。答え以前の問題ですが、これも相関図を書いたりすることで解決できたりします。さらに勉強していくと相関図なしに字面だけで想像することができるようになります。慣れです、安心してください。
このように、行政書士試験に受かる気がしないと感じるかも知れませんが、ほとんどが先入観によるものです。
低い合格率、分厚い参考書、難しい法律用語、すべてが気持ちや慣れ次第で克服できることです。不安になる必要はありません。
なので、受かる気がしなくても、本当にやる気があるなら大丈夫です。
物事すべてをやる気次第というのはあまり好きではありませんが、行政書士試験は能力というよりはやる気と勉強量で十分合格できると思います。
何も数学者のようにセンスがいるわけではありません。才能なんて関係なしに努力が実を結ぶ試験です。
ただ、戦略や効率的な学習方法は必要となってきます。