行政書士試験、申し込みと同時に勉強スタートで合格は可能か?無謀か?

平成29年度の行政書士試験のスタートしました。待ってましたとばかり申し込みの手続きをした人もいると思います。
何となくですが、早めに申し込んだ人ほど合格率が高いような気がします。
理由は、意気込みが強いような気がするからです。実際はどうなんでしょうか?




さて、平成29年度の行政書士試験に申し込んだ人のほとんどが、すでに勉強を始めて、全体の8割は終わっているよ~という人だと思います。8割はいってなくても5割の半分はいっていると思います。直前期ともいえるので当然といえば当然です。

「えっウソっ」て思った人は要注意です。

でも安心してください。今回はそのことについて書きたいと思います。今回のブログのテーマは以下です。

「行政書士試験は申し込みと同時に勉強をして合格できる試験なのか?」

ということです。

即答させていただます。

「基本的には無理です。というより無謀です。」

いきなりばっさりいかせていただきました。というのも、気付くと思いますが、どこの通信講座や予備校もすでに2018年度の講座の宣伝に移っていると思います。そうです、今から合格は不可能と通信教育会社ですらそう思っている?のです。基本、講座なのは半年から1年の学習期間を見ているところが多いようです。

ですが、現実にどうなのか考えてみます。

申し込みが今日だとして、試験日が11月12日です。およそ三か月の学習期間しかありません。

これをさらに日数に直すと、約90日間です。

行政書士試験合格までに必要な勉強時間は約1000時間と言われています。

となると、一日10時間勉強すれば、これに近い数字になるということになります。

ということは合格は不可能ではないということになります。

ただ、この条件だと、一日10時間もの勉強をしなければいけないので、必然的に社会人、サラリーマン、アルバイトの方なんかは基本的には無理ということになります。

つまり一日10時間の勉強時間が取れる人のみ可能性があるということです。

となると、子供のいない専業主婦の人だったり、失業中の人であれば該当する可能性が高いでしょう。

しかし、これでも厳しいといえるかもしれません。なぜならば、1000時間と言っても、短期集中型と長期間の1000時間ではまったく違うからです。

基本的には毎日コツコツとやる1000時間の方が効果的と言われています。

経験上もそうですが、短期間で身に着けた知識は失われるのも非常に速いです。
試したことはないのでわかりませんが、この件についても同様のことが言えると思います。

まとめると、申し込みと同時に勉強スタートでも受かる可能性はゼロではありません。ただ、サラリーマン、フリーターなど働いている人は1日10時間の勉強時間を取れるとは思えないので、無理と言えます。

チャンスがあるのは育児に追われない専業の主婦や、失業中の人だったりです。とにかく1日10時間以上勉強時間を取る必要があります。

それと、潜在能力にもよると思います。自分はわりかし頭が良い、IQが高く、記憶力も優れている、高学歴だという方は当然、普通の人よりはチャンスがあるということになります。

結果、一概には無理とは言えないということです。

自信がある人はぜひ挑戦してみてください。