行政書士試験、過去問はせいぜい2回しかしなかった。でも合格しました。

行政書士試験合格者の中で必ず意見が割れるのが、「過去問は重要か否か」です。

私は過去問が重要だとは決して思っていません。なぜならば、多くの資格試験と違って、行政書士試験は過去問の使いまわしの試験ではないからです。

確かに問われる範囲が似ている又は同じことはあります。ですが、まったく同じ問題はほとんど見たことがありません。私が記憶している中では今までに記述式の問題ですら、まったく同じ問題は出ていません。記述式の民法に限っては同じ範囲の問題すら出ていないような気がします。記憶違いで出てたらすみません。

他ブログでは、過去問が重要だと良く書かれています。この点において、過去問が重要なのは認めます。それは過去の本試験ですから。過去問で180点以上取れれば、過去の本試験でもし受験していれば合格だったということになります。ある意味これが自信になったりします。しかも根拠のある自身です。なぜか?過去の本試験だからです。

過去問が重要なのはわかります。過去問を超える予想問題集はありません。なぜならば、何度もしつこいようですが、過去の本試験だからです。それは認めます。
ですが、何度も過去問を繰り返したところで意味はありません。それは前述のとおり、同じ問題が出題されないからです。範囲や問う点は同じかもしれませんが、同じ問題文で同じ選択肢は私の記憶の中ではありません。

だから、他の方のブログでたまに見かける「行政書士試験で一番大事なのは何度何度もひたすら過去問を解く」は私から言わせたら大して意味がないことになります。正直何を言っているんだとも言いたくなります。過去問の過度の演習は無意味です。

過去問の本当の使い方は、力試しです。過去の本試験で自分はどのくらい点数が取れるのか?それによって、平成26年度は合格、平成27年度は不合格だったと自分の実力がどの辺にあるのかを探ることができます。

過去問ほど、本試験に近い問題集はありません。なぜならば過去の本試験だからです。最も質の良い問題集です。ですが、演習目的に使用してはなりません。

去年の記述式が今年の記述式で同じ問題がでることはまずないでしょうし、択一の問題はまずないでしょう。きっと出題範囲ですらずらしてくるでしょう。

私が受験生のころは過去問はせいぜいやって2回です。それも5年分の過去問題集でです。1年前の過去問は上記の理由からも1回しかやっていません。試験作成者でない私ですら、前年の問題と同じ範囲の出題は避けると思うからです。

かなり過去問を否定しているようですが、何度も言います過去問が悪いわけではありません。ただ、過去問に過度の期待をし、問題文や選択肢を暗記するまでやりこむ必要はないということです。

過去問は自分の力試しには最高の問題集です。