行政書士試験に合格すれば一生もの!!登録に期限はない

行政書士試験合格すれば一生ものです。というのも行政書士試験に合格して、行政書士として活動を行うための登録に期限はありません。

となると、とりあえず合格だけしとけば、いつでも行政書士になることができるということになります。

例えば、私のように今は開業資金や登録費用がないという方やまだ開業するには早いと感じた方はすぐに登録する必要はないのです。自分の好きなタイミングで登録できるということになります。ちなみに宅建士も同じように登録に期限はないそうです。

登録をしたいときにできる。このことにより、今は必要ないけど後々に考えてみようかという動機でも受験することができます。これが期限付きだと、すぐに登録しなければいけない試験という理由により、確固たる動機がないとなかなか受験できなくなります。いい意味で気軽に行政書士試験に受験することができるのです。

このことは行政書士試験に受験資格がないことに次いで、間口が広いもうひとつの理由になると思います。

なので、受験しようかしないか悩んでいる方はとりあえず受けることをオススメします。今の自分には登録して起業する気はなくても、この不況の世の中、どんな立場に立たされるかわかりません。よく「一寸先は闇」とも言いますし、転ばぬ先の杖の意味でも受験だけする価値はあるかと思います。

ある日突然、会社を解雇されたということもあるかもしれません。そんなとき、起業できる資格を持っているのと持っていないとでは全然違います。また、行政書士試験に合格するくらい勉強していれば、それなりに法的な考えができるわけですから。それがもしかしたら不当解雇などでないのかといろいろ検討できるかもしれません。場合によっては内容証明、裁判であったりと自分の権利を守るための動きにつながることにもなるかも知れません。
実際に法律を知っている人とそうでない人はかなりの差があります。身近な話であれば、有給というものをあまり知らずに損をしたり、不当解雇をそのまま飲んだり、不利な契約を結ばれたりすることもあります。

自分の周りのトラブルを解決する手段として、法律を身につけるのも一つの目的であったりします。私自身、行政書士試験に合格することで今まで普通だと思っていたことに疑いの目を持つことができました。

とこのように行政書士試験は受けるだけでもメリットは無数にあります。なにも登録して行政書士として活動するだけがすべてでありません。保険としての登録資格であったり、法律の知識を持つことにも意味があります。

行政書士試験を受験しようとする人にアドバイスさせていただきます。もう少し気楽な気持ちで受験を決めても大丈夫です。ただ勉強となると気楽な気持ちではいけません。なめてかかり、油断していると絶対に落ちる資格です。