今日は資格マニアについて書きたいと思います。資格マニアとは資格を多数持っている人のことです。
マニアとつくぐらいですから熱狂的に資格を取ろうとしている人のことですね。
果たしては私は資格マニアでしょうか?
答えは否。なぜならば、数は必要としていないからです。私の資格の数はというと、行政書士試験、FP3級、漢字検定、英検・・・運転免許証も含めると7つくらいでしょうか。これって多い方ではあると思いますが、マニアというほどでもないでしょう。
もちろん持っている資格で一番高い難易度が行政書士試験です。
もし仮に私が資格をこれから増やしていくとしたら、士業である行政書士試験を起点にして、関連資格を取っていくことになるでしょう。
オーソドックスなところで宅建士です。そして、マンション管理士などがあげられます。これらの資格は試験の相性のみならず、実務の相性もいいとよく聞きます。
ですが、資格マニアの人が持っている資格は、難易度の高い資格がないのが特徴かと思います。なぜならば、質より量にこだわるからです。比較的簡単に取れる資格ばっかりということがよくあります。
ところで、資格マニアの人はよく使えないといわれるようです。それは数だけにこだわって資格を取っていたら実務で使えるはずもないですよね。そもそも、実務の為に取った資格ではないのがほとんどだと思います。
私も例外なく、実務でまったく使用していない資格が何個かあります。そんな資格なんて取らずにもっと有益な資格を取るための時間に充てればよかったと後悔しています。
チリも積もれば山となる。3か月の学習期間で合格する資格を、たとえば8つ持っているとします。それらの勉強時間をすべて合わせると、それだけで2年間分の勉強時間となります。これは司法書士試験などの難関資格を取得できるだけの学習期間に相当します。つまり、くだらない資格を8つもつのか、社会的な信用、地位、高収入が得られる資格を1つもつか。どっちがお得かは言うまでもないでしょう。
ただ、資格マニアの人は趣味みたいなものですから。趣味である以上はどうのこうのいうわけにもいきません。
資格を取ることで勉強するのが嫌だということに慣れてきます。私も学生時代はさんざん勉強するのがいやでしたが、今は勉強することに慣れてしまってます。
慣れとは恐ろしいもので、なんでも慣れてきます。人間、一つの嘘やいけない行動を何度も繰り返すと罪悪感が徐々に減っていくそうです。そしてだんだんとエスカレートしていき、気づいたときにはとんでもない大ごとになっているです。
これは悪い意味でのなれですが、勉強の慣れは決して悪いことではなく、いいことだと思います。
資格は勉強したことの証でもあります。合格証というただの紙が自分にとてつもない、付加価値をつけてくれるのです。そして、その資格を手にした瞬間の達成感は言葉では言い表せないくらいのものです。
資格マニアの方はそういった喜びを求めているのでしょう。私もそれに関しては何となく理解できます。資格を取ることで、自分に目標を設定し、それに向かってひたすら突き進む、そしてゴールする。この一連の流れが快感で仕方ありません。なので、何度も繰り返したくなる。そうなると、必然的に長期的な学習期間が必要な難関資格ではなく、短期、中期的な学習期間の資格を取得しようと考えるわけです。
試しに資格マニアと呼ばれる人の資格一覧を見てください。まず弁護士のような難関資格はないはずですから。あったらごめんなさい(笑)