行政書士試験、民法対策で司法書士レベルまでする必要があるのか?

皆さん、行政書士試験の勉強ははかどっていますか?

今回は行政書士試験の受験生の中でも特に苦手な科目としている人が多い、民法について考えてみたいと思います。

何度かこのブログでも民法の対策のあり方については記事にしていて、試行錯誤していていまだにはっきりとした対策を確立できていません。

行政書士の民法に司法書士レベルの知識は必要か?

今回、他ブログなどでたまに見かける、司法書士試験の問題や参考書を活用するという対策について、その是非を考えたいと思います。

意外とやっている人多いみたいです。

以前、私的には「ありなかもな~」程度で記事にしたことがありますが、司法書士試験の勉強進めていくうちに次のような確信が持てました。
一気に自分の考えを180度変えるのはいかがなものかもしれませんが、

「司法書士レベルの学習はする必要はない!!」

こう断言できます。遠回りもいいところです。参考書は行政書士試験の参考書で十分ですし、問題集も十分です。

ただ前回にも言いましたが、行政書士試験以外の民法の問題に当たることも大事だといえば大事です。例えば公務員の民法、予備試験の民法などあります。

これらをまとめた問題集がありましたが、なかなか近いものがあるなと感じました。残念なことに合格後に出会った問題集でしたが。

レベルが違う司法書士試験!!

司法書士レベルとなると話は別です。司法書士レベルの民法はかなり深いです。一説によると司法試験よりも細かいところを学習するみたいです。論文はもちろんありませんが。

今回、司法書士試験受験に向けて管理人自身が勉強してみて痛いほどわかります。

行政書士試験の民法の倍以上のレベルだと感じます。大げさではなく。

その証拠に、行政書士試験の一問一答問題集に1000問ノックというのがあります。文字通り、行政書士試験の全範囲、憲法から基礎法学、商法など1000問が出題された問題集があります。

それにたいして、司法書士試験もこのような暗記カード式の一問一答の問題集があります。

それも1000問の問題が1冊にまとめられています。

ただ、範囲が民法だけです。以下のリンクがその問題集です。
民法をどうしても極めたいという方はオススメします。私も司法書士試験対策のため購入しています。切り離せて暗記カード仕様で使うこともできるので便利です。

 

この問題集を全問、解説まで説明できるレベルならば、行政書士試験の民法は楽勝になると思います。

ただ、そこまでする必要はあるのか?と言われれば大いに疑問です。

ゆえに、司法書士試験レベルまで対策をしてしまうと行政書士試験の民法以上に深い勉強をしてしまうことになります。

出題されるかされないかの難問のためにそこまでする必要はまったくないというのが私の意見です。

確かに難問か司法書士試験レベルの問題も出題されます。

楽して合格!!にこだわるならば、司法書士試験レベルの民法なんて勉強するなと声を大にして言いたいです。

そんな時間があるならば、行政法に集中した方が得策といえるでしょう。

まとめ

まとめると司法書士試験レベルの民法の知識は必要ないということ。

もし、本気でそこまでしないといけないのかと思っていた人がいるとするならば、民法ではなく、他の科目に目を向けるべきです。

やるべきことをやる!!必要以上はやらない!!これらが行政書士試験に合格するための鉄則だと思います。