今回は行政書士試験の初学者が陥る勘違いについて書いてみることにします。
いろいろと落とし穴が潜んでいるわけですが、今回はその一つについて書いてみようと思います。
勘違いって何!?
いきなり、勘違いってなんだと思われる方も多いと思います。さてなんの勘違いなんでしょうか。それは、基礎法学に関しての勘違いです。一般的に勘違いしていることなのかどうかは知りませんが、少なくとも初学者であった私が実際に勘違いしていたことです。
基礎法学を勉強しないと前に進めないの?
基礎法学と聞くと、法律の基礎のことだと思われる方が多いと思います。確かに基礎であることは間違いありません。
もしかして、基礎法学を学習しないと他の科目である憲法や民法、行政法、商法、会社法は理解できないと思ってはいませんか?
それが勘違いです。
私もまったくの初学者のうちはそう思っていました。ですが、基礎法学を実際に勉強したからといって、他の科目である憲法、民法、行政法、商法、会社法の役に立ったり、ベースとなる知識であることはありませんでした。
全然、基礎法学を勉強しなくても他科目は理解できます。
私はこのブログで基礎法学の対策としてオススメしていることはある程度の定番の出題範囲だけを学習して、決して深入りはしないということす。
もし、この勘違いが解けていない人だと、深入りしてしまうと思いますが、深入りしたところで、他の科目の理解の手助けとなるような知識はあまりないと思いますし、なんせ配点が一番低い科目です。
結果深入りする理由は一つもないわけです。
基礎法学はタイトルのように法学の基礎ではありますが、行政書士試験の基礎ではないのでご注意ください。
全く無駄な知識ではない!!
ただ、基礎法学がまったくの無駄な知識ではありません。それだけは誤解しないでください。基礎法学のおかけで読みやすくなる条文ももちろんあると思いますし、理解が深まることもあると思います。ですが、行政書士試験ではそこまで深入りするだけの配点がないというだけです。
確実に言えるのが、基礎法学に何十時間、何百時間もかけているようでは、行政書士試験合格は厳しいということです。
何度も言いますが、行政書士試験は配点と同じ配分で勉強するのが合格の近道です。
配点の低い科目は捨て科目と言っても過言ではないのです。
行政書士試験は科目ごとの足キリがないので、捨て科目と重点的に対策する科目があるのです。
中には捨て科目を作るのは反対という人もいるかもしれませんが、私の中では反対どころではなく、むしろ賛成であり合格する上で常套手段だと思います。
まぁ、私の場合は完全な捨て科目というものは作りませんでしたが。
とにかく、基礎法学は完全な捨て科目とは言わないまでも重点的にやる科目では決してないということです。
そして、基礎法学は行政書士試験の他科目の基礎ではないということです。
そこだけは勘違いしないようにしましょう。