時折、行政書士試験ブログの中でものすごい短期間で合格したというような記事を見かけることがあります。
まぁ一応、このブログもそこそこ短期で合格しているほうであることはあります。ただ、時間をきっちり計測したわけでもありませんので、正確なことは言えません。
感覚的には、血のにじむような努力した感はそれほど、ありません。
ただ直前期はさすがに勉強しました。
それでもさすがにわずか2、3か月で合格とかではありません。
中には、このくらいの短期間で合格したという記事も目にすることがあります。
詳しい得点なども公開されているかどうかはそのブログによると思いますが、もし仮に得点を公開していて、科目ごとの詳細があるのならば、必ずを目を通しておくことをオススメします。
もし、そのブログの勉強方法や考えなどを積極的に取り入れていこうと思っているならば、なおさら見てください。
短期合格者の一般知識の点数を見る!!
特に注意して見ていただきたいポイントはここです。
それは一般知識の点数です。
ココが高いというブログは、元々合格者が教養があり、地頭が良い可能性が十分にあります。
ちなみに私の場合は足キリギリギリの28点です。
まぁ教養がまったくないわけではありませんが、こんな点数になりました。
今考えれば、本当に危うかったです。
ココが40点以上超えるようならば、合格者(筆者)が読解力や基礎知識がある方である可能性が高いということになります。
そして、当然ながらここの点数が高ければ高いほど、法律科目の点数が低くても、合格基準点には達するということになります。
短期合格の可能性が当然上がってきます。
つまり、何が言いたいのか?
全員が勉強方法同じにしても、短期合格できるとは限らない
行政書士試験受験生でそのブログを見ている人がどんなポテンシャルを持っているのかどうかわかりませんが、そのブログ通りの勉強したところで同じように短期間で合格できるかどうかと言われたら、万人が合格できるわけではないということです。
その合格者とまったく同じポテンシャルだということはそうそうないでしょうし、おそらく平均の受験者のレベルはそう高くはないでしょう。
つまるところ、再現性が低い可能性が十分に高いということです。
一般知識の点数というのはそうそう短期間で上がることはないと思います。それは範囲が膨大な上に、対策のしようのない問題もたびたび出題されているからです。
つまりここが高い人は、対策手薄でも元々の教養で点数が取れている可能性が高いということになります。
当然、教養のない人はまず、ここで泣きます。
そして、ここを突破した人でも、法令科目で苦労します。
基本、法律の勉強は法学部でもない限り、学歴関係なく横一直線のスタートラインといわれていますが、基礎学力がまったく影響しないわけではありません。
例えば、高学歴の方ならば、「撤回」という言葉一つとっても、何となくイメージはつくでしょうし。もちろん、遡及されないという、ちゃんとした意味のイメージです。
というわけで、やはり短期合格者の多くはここが元々強い人が多いというのが私の考えです。
私は全く平均的だとか教養がないと思っている人はこの短期合格の甘い声に惑わされない方が良いでしょう。
もし独学でという人ならば、やはりコツコツと時間をかけてやるのが地味ですが、効果的です。そして多少はお金をかけてもいいという人はやはり通学や通信講座などのシステムを利用した方が手っ取り早いです。
短期合格ばっかり追っかけていると現実を知ったときにショックは大きいです。
私のブログでも短期合格をあまり前面に出さないのは、実際にそこまで短期ではないことと、受験生にそういう幻想を抱かせないためです。
やはり、行政書士試験という国家資格に合格するにはそれなりの努力は必要です。
ただ、私の場合は教養がめちゃめちゃあるタイプではなかったので、平均的なレベルの受験者には、共感できる部分は少なくないとは思います。
まとめです。
とにかく、一般知識の得点を見て、その人の教養レベルが自分とかけ離れていないかどうか知った上で、勉強方法などを参考にした方が良いでしょう。
ちなみに私が見てきた中では、結構高い人が多かった気がします。
残念ながら、行政書士試験はやはり教養が高い人が合格しやすいのは間違いないようです。
ですが、ちゃんと勉強したら克服はできるはずです。なので、あきらめずに頑張りましょう。