私も行政書士、受験時代に薄い本で合格できたらなぁと思ったことは何度もあります。
分厚い参考書は勉強する非常に意欲を低下させます。
ただ、薄い=情報量が少なく、厚い=情報量が多いということです。薄くて情報量も多いということは基本的にはないということです。
果たして、薄い参考書で合格はできるのでしょうか?
甘いタイトルに勘違いしてはいけない!?
薄い参考書は確かに売っています。タイトルが〇〇日で攻略と常識では考えられない短期間となっています。
何をして攻略なのかがわかりませんが、これだけで合格できると勘違いされる方も多いと思います。
決して、そういう意図ではないとは思います。
数日で合格できるほど行政書士試験はあまくはありません。
当たり前と言えば当たり前ですが、最低でも数か月単位の学習期間が必要になってきます。そんな夢のような話は天才でもない限りあり得ません。
それにもし合格できるならば、みんなその参考書だけ買っています。
結論を書きますが、これだけでは合格は不可能だと思います。
ですが、無駄とも言えません。
初学者はこれだけでは合格はしません。
ただ、情報自体は非常に大切なことが書かれています。要点が凝縮されているのは確かです。私もこういった本を使います。
ただし、それは今まである程度勉強してきた人でないと理解しづらいと思います。
つまり初学者向けでは決してないということです。
なぜならば、紙面の都合もあり、詳しい説明は書いていないからです。内容も極力絞られて書いてあります。そうでないとこのページ数で合格のために必要な知識がすべて書けるはずがないからです。
行政書士の基本書をすでに手にしている人ならば理解できるはずです。あのものすごいページ数を。
結局のところこの本は最終確認のための本だと思います。
正しい使い方は、ある程度勉強してきた人が最終的に出題されやすい論点を確認するというものだと思います。
こういうところ大事だけど、抑えてる?
とのメッセージがこの薄いテキストから受け取れると思います。もちろんヤマなどの有益な情報も結構あると思います。
ただ、決して冒頭に書いたように、この数日間の短期間の学習のみで行政書士試験を攻略できるものではないと思います。
ちなみに行政書士試験だけではなく、こういう薄いテキストは宅建の試験でもあります。
今年度中に宅建の合格を目指している管理人も実は愛用していたりもします。
使ってみて感じるのが、やはり行間というか補足の知識というかそういう知識が必要となってくるので、民法以外が初学者なみの知識しかない管理人が理解するには非常に難しいものがあります。
現に基本書を追加で購入しようか迷っている次第です。
薄い参考書で合格できたら、誰も高いお金を出してまで、予備校に通ってまで受験しないですよね。
でも一瞬、こういった魅力的?なタイトルを見ると手を伸ばしたくなるのも事実です。
何度も言いますが、有益な情報もあります。今まで、がむしゃらに勉強してきた人はメリハリをつける意味でも一読してもらいたいとも思います。どこがポイントなのかがわかると思います。
つまり使い方が大事だということです。要点整理を再確認するうえでは短時間で確認することができるので便利と言えば便利です。
もちろん、一切必要ないという人は購入する必要ないと思います。