結局のところ、行政書士試験合格に有利なのは、高学歴の人と思いがちの人が多いと思います。
これに関しては、半分以上は本当です。決して嘘ではないと思います。
ですが、低学歴だからといって諦める必要はどこにもありません。
高学歴の人や偏差値の高い高校や大学を受験して合格した人が有利な科目はやはり一般知識です。それ以外、法律初学者であれば、ほぼ同じスタートラインに立つことができます。
一般知識の問題は正直傾向がつかめません。その上、広範囲です。半年くらいの付け焼刃で対応できるほど甘くはありません。なので、これまでの人生の大半を勉強に費やしてきた、高学歴の人が有利なのは当然です。基礎知識が違うのですから。羨ましいと思うかもしれませんが、羨ましがったりするのはある意味お門違いだと思います。なぜならば、それは個人の努力の賜物だからです。私たちが遊んでいるときに、彼らはものすごく勉強してきたのです。こういうときに有利になるの当然のことです。
あくまで私の個人的な考えですが、一般知識以外で言えば、高学歴の人と低学歴の人を比べても大差ないと思います。なぜならば、法律は必修科目ではないからです。義務教育でも学びません。大学やハイレベルの高校で民法や行政法を教わったとなると話は変わりますが、通常、法学部、大学においては科目として履修しない限りは、これらの法律を学習する機会がないと思います。なので、基本的には法令科目のスタートラインは一緒です。
ただ、高学歴の彼らがすごいのは、勉強の仕方や努力することに慣れている点です。
この点が今まで遊びほけてきた私たちとは違う点です。
そして活字にも慣れているはずです。当然、ボキャブラリーも多いはずです。
こういった基礎学力は記述式にも影響すると思います。例えば、漢字一つとっても、あえて覚える必要もありません。かたや私らといえば、それなりに難しい漢字であれば、何度か殴り書きして覚えないといけません。実際、低学歴の人で漢字が苦手な人は多いような気がします。場合によっては漢字の読み、書き方、意味から勉強しなければなりません。
偏差値の高い人と、低い人の差はまさにこれだと思います。
やはりタイトルにも書きましたが、結局のところ高学歴の人が有利なのは事実です。これが事実でないとしたら、高学歴の人の努力はなんだったのかということになってしまいます。
ただ一般知識で有利な高学歴の人には以下の条件があります。
・大学中退でも、偏差値の高い早稲田や慶応などの一流大学に合格した人
・偏差値の高い高校で真面目に3年間勉強した人
この人達にとっては一般知識は比較的簡単に感じれるはずです。もちろん、単純に東京大学を卒業した人なんかは有利なのは間違いありません。中退者や高卒であっても一流であれば有利だと思います。
なぜならば、一般知識は高卒の公務員試験レベルだと言われているからです。よって、大学の知識はさほど必要ありません。
となると、次のような高学歴者はどうなるのでしょうか?中学時代にトップクラスだった、でも一流高校入学後すぐに中退したような人です。こういう人は残念ながら行政書士試験の一般知識には有利とはいえません。理由は上記の通りです。
さて、管理人の私はというと、大卒ですが、偏差値ふつうだし、一流の高校卒業というわけでもないので、さほど有利ではありませんでした。
結果、一般知識はあと2問間違えれば足キリだったと記憶しています。
あぶねー!!
一般知識に強い人はそれだけで、有利です。間違いありません。なかなか一般知識対策は難しいので、その点に有利というのはすべてにおいて有利と言っても過言ではありません。
一般知識に悩む人は多いと思います。
以前、試験終了後に一般知識の補正措置を求める書き込みを見た記憶があります。
実際はありませんでしたが、やはり、高学歴ではないものにとっては、やはりネックは一般知識の足キリです。
このブログで何度も言ってきましたが、これが実質の行政書士試験の学歴制限になるのだと私は思っています。
一般知識の廃止すれば、かなり合格率は上がるような気がします。
行政書士試験の鍵は行政法、民法、憲法、一般知識でいかに点を取るかです。