行政書士試験、受ける前に確認したいこと。これがなければ絶対に簡単には受かりません。

行政書士試験、受験しようとしている方、まずは大事なのことを確認しなければいけません。
フリーターの人、主婦の人、無職やニートの人、定年退職者、学生の人ならばまったく関係ない話ですが、これがないと絶対に簡単には受かりません。

それは”勉強時間”です。

何だよ、当たり前じゃないかとおもわれるかもしれませんが、意外にもこれを忘れて、気持だけ前に出て受験する人もいます。そして、案外自分に勉強時間がなかったことを試験日を終え、反省しているころに気づくのです。

こんなことが言えるのも、まさに私が一度このような経験をしているからです。というのも、私が合格する前の年に受けた行政書士試験の時です。私はそのころ軽いブラック企業、いやグレー企業に勤めていました。夏は繁忙期ではありませんが、ちょうど試験日前の11月頃が繁忙期で、毎日朝の8時から出勤して帰れるのが夜の10時という日々が普通でした。もちろん休みはありましたが、もう疲労感がすごくそれどころではありませんでした。言い訳になりますが、そういった状態で合格するわけもなく、結局不合格と悔しい思いをしました。
微々たるもんですが、独学に使った参考書代、受験費用がすべてパーになってしまったのです。こんなことなら初めから受けなければよかったと思ったくらいです。

私の経験からもわかるように、勉強時間を取るのが難しい人は受験しても相当苦労します。勉強時間が取れなければどうしょうもありません。

私の場合はまだブラック企業とは言えないようなグレーの会社だったため、それなりに挑戦する余地があったのかもしれませんが、これが毎日残業、休日出勤当たり前、休みも家に仕事を持ち帰るような仕事についている人だったら、絶対に受験は諦めるべきです。それでも受けるという人は、かなりの覚悟が必要になります。睡眠時間を削ってと、売れっ子アイドルや芸人のような多忙な生活をしなければいけません。

なのでブラック企業に勤めている方は、それなりに戦うかして企業風土、社風を変えていくかして受験に挑んだ方が良いと思います。その戦いが法律に関する意識を変えてくれ、行政書士試験の受験するマインドにプラスに働いてくれるかもしれません。

とは言っても、会社での立ち位置であったり、いろいろ気になることがあるのでなかなか難しいものです。のちのちに行政書士として起業する気があるのであれば、遅かれ早かれ会社を辞めなければいけません。そう考えると会社を辞めて挑むのもありかもしれません。
失業給付を受けながら、受験勉強するのも一つの手だと思います。そしたら就職活動以外は丸々、勉強時間に当てることができます。起業の準備などをしてしまうと不正受給になってしまうこともあるので注意が必要です。そういった意味と修行の意味も兼ねて、行政書士法人や法律事務所に就職し起業までの間にワンクッション置くのがいいと思います。

このようにどんだけ行政書士試験に合格する意欲があっても、合格までに必要な勉強時間が確保できなければ合格は不可能です。物理的に勉強時間を確保できなければ、どう頑張っても無理なのです。よく、勉強時間は作るものだという人もいますが、無理なものは無理です。睡眠時間を削るのも限界があります。

逆に言うと、冒頭で列挙したニートやフリーター、主婦、無職、定年退職者、学生の方はこの立場だけで圧倒的に働いている人より有利ということになります。なので、こういう人たちはどんどん自分の立場を利用して挑戦していった方が良いと思います。時間がない人達からしてみれば、羨ましい限りです。
とにもかくにも、行政書士試験合格には絶対に勉強時間が必要です。

意外にもこのことに気づかずに見切り発車で受験を決意し、願書を出して申し込みしてしまう人がいるので、みなさんも受験申込する前に必ず、自分には勉強時間はあるのか今一度確認してみましょう。私のように受験申し込み時は時間があるのに、試験前になるとなくなる場合もあるので事前にシュミレーションが必要となってきます。