行政書士の問題は初見の問題ばかり?だから多くの問題に当たるべき

行政書士の問題は過去問の焼き直しとはちがって、ほとんどが初見の問題です。

過去問がそのまま出されることはありません。

だから過去問対策だけでは合格できないというわけです。

過去問完璧にコンプリートしたとしても、6割くらいしか得点できないと思います。

もちろん、過去問で出題されている論点を確実に理解して、出題の切り口を変えられた場合でも正解できるというなら話は別です。

 




初めて見る問題の恐ろしいところ

初見の問題に出くわしたとき、まず起こるのが混乱です。これは過去問に頼ってきた人ほど混乱します。

冷静の判断ができなくなることもあります。
しかも、本番の試験です。尚更緊張するでしょう。頭が真っ白になるということもあるでしょう。

ここで乗り切れるかどうかが全体の合否を決めます。

そして、よくあるのは基礎法学のしょっぱなから、初めて見る問題がでる、このパターンで失敗した方も少なくないと思います。

この私なりの対策は基礎法学は気にしない!!

これしかありません。

しかし、基礎法学以外でもこうならないためにも多くの問題に当たって慣れておく必要があるのです。

この慣れておくには二つの意味があります。

それはどういうことかというと、今まで、自分が勉強してきたい以外の範囲からの出題が一つ目の意味です。

例えば、明認方法をまったく勉強してこなかったのに出てしまったとかです。

もう一つは勉強した範囲内ではあるんだけど全く違った切り口で出題されるというパターンです。

これらの対処方法はちゃんとあります。当然といえば当然のことなんですが。

得点アップするための対策とは!?

これら二つの弱点出題パターンが実際に出てしまった場合を想定して、対策できることってどんなことでしょうか?

対策さえできれば、本試験も得点アップするということですよね。

ずばり対策は、全体をカバーするということと多くの問題にあたりさまざま出題パターンなれるということです。

私は基本的には行政書士の基本書には合格のための情報がすべて含まれているものだと思っています。

すくなくても、合格基準点分180点の知識は入っているはずです。むしろ入っていないと困ります(笑)

法令科目はかならず、合格基準点を上回るだけの情報は基本書に入っているはずです。

一般科目は広範な範囲なので、完全にはカバーしきれてはいないと思います。
特に時事問題などはどこから出題されるかはわかりませんから。

あんなのヤマ勘で当てれる方が奇跡に近いと思います。

しかし、法令科目にしても全部をカバーできるとも限らないので、当然その参考書に入っていない情報を必要とする問題に出くわしてしまう可能性もあります。

例えば、今まで過去問では取り上げられてこなかった判例などに関する問題です。

そんなときこそ、予想問題集や一問一答なんです。

基本書にないところは問題集で補うことができる場合があります。

問題集はほとんど過去問ベースの問題であることはありますが、たまに過去問にはない出題範囲での問題もあります。

特に予想問題などでは、変わった問題も少なくないです。

市販の予想問題集でいえば、出版社ごとによって出題の癖があったりするので、かなりいい練習になりました。

これが、切り口の違う問題に多く当たることとなるのです。

ちなみに私は市販の予想模試は三冊買いました。もちろん違う出版社のものです。

増えている?行政書士試験の出題パターン

 

さて切り口の違う問題とはどんな問題なのか?

 

例えば、即時取得ひとつにしても、3年前は

不動産は即時取得できない、○か×かで出題されたとします。

でも昨年は、無記名債権は即時取得できる○か×かで出題されたりします。
(管理人が考えた問題です。こういう事実はありません)

どちらも即時取得は動産の取引に限られる!!

この知識があれば解くことができます。ですが、切り口の違った出題がされるため、混乱が生じるのです。

これが、一度経験していたらどうでしょか?

簡単にかつ冷静に解ける問題となると思います。

つまり、いろいろな出題パターンになれておくことが大事だということです。

余談ですが、最近では、教授と学生の会話形式の出題など、個数問題などは以前からあった出題形式に変わって、さらに違った出題形式も増えてきています。

空欄補充だとか組み合わせなど、単純な正誤判断だけでは無くなってきています。そいうことからもパニックに陥らないようにしましょう。

 

行政書士の試験対策を一言で表現するとしたら、参考書は一筋!!そして問題集はたくさんそろえるが基本だと私は思っています。

これが教材の揃え方のコツです。

予想問題集などは特に多くそろえた方が良いと思います。

直前期に買い足したい、テキストや問題集など

テキストに関してはいまさら買い足す必要はないと思いますが、判例などカバーしきれていないところに関しては買い足した方が良い場合もあります。
最近は判例が多い出題傾向のような気がします。

基本書に判例集を別に用意した方が良いかもしれません。