まったくの初めてから法律を勉強する際の3つの準備!!心構えなど

まず行政書士試験は法令科目と一般知識の2つに大別されます。

一般知識も足キリがあるので大事と言えば大事ですが、やはり大事なのは法令科目です。行政書士試験を受けると決めたあなたはこれから法律を勉強することになります。

さて、まったくの法律に関して素人、初学者が学習するにはどうすればいいのでしょうか?

ここから先は経験談から言わせてもらいます。まず法律の勉強を始める前にいくつかの準備をする必要があります。もちろん最初からテキストを読んでも構わないのですが、最低限覚えておきべき法律用語を知っとくとよりテキストの内容を理解しやすくなります。これが第一の準備です。

行政書士試験でとりあえず知っておきたい法律用語10選

法律用語は私たちが普段使っている日常の用語の意味とはまったく違う場合があります。例えば善意という用語があります。この善意というのは知らないという意味になってしまうのです。普段の日常では親切な気持ちとかそんな風に使っていると思いますが、法律ではまったく違った使われ方をします。このように法律用語と日常用語は1語1句同じでもまったく違う意味で使われます。それを理解しないでテキストを読み進めていくとかなり困難に感じると思います。テキストによっては用語の解説も含めて、書いてくれている場合もありますが、できることなら事前に知っておきたいものです。

第二に、法律は難しいと覚悟しておくことです。法律をなめてはいけません。かなり難しいです。法律なんて、国民が理解できないと意味ないんだから、国民にわかりやすく作っているもんだろうと思いがちですが、決してわかり易くありません。もし、あなたにそのような先入観があるとしたならば今すぐ消した方が良いと思います。法律は難しい!!まずこの心構えも持って下さい。

第三に、法律はあなたの常識とかならず合致するとは限りません。これはこうでしょうというあなたの常識とは違う場合も少なくありません。そう思うような条文や判例があったとしたら、あなたの常識を捻じ曲げてください。あなたの常識=世間の常識ではないと同じように、あなたの常識=法律ではありません。自分を納得させて下さい。「たとえ黒いモノでも上が白といったら白になる」この言葉に似たような感覚となるでしょう。自分が今まで常識だと思っていたものが常識でなくなるのですから、大変苦痛だと思います。納得できない、上書きするのに抵抗があると感じるかも知れませんが、そこは納得させてください。でないと勉強が進みません。

以上、法律をまったくのゼロの知識から学ぶ上で大切なことや心構えを3つ紹介しました。どれも大事だと思います。経験上、特に3つ目のことが学習進めていくうちに大事になってきます。特に民法でそういった場面が多くなると思います。

とにかく、行政書士試験を受ける以上、法律は不可避です。逃げることはできません。ならば、真向から戦って、打ち勝って合格をつかみましょう。