市販のテキストには分厚いものと薄いものがあります。分厚ければ良いわけでもないような気がしますが、大は小を兼ねるという言葉もあるし・・・
果たしてどちらが良いのか?今日はこれについて書きたいと思います。
結局どっちが良いの?
先に答えを書くと、答えはどちらでも良いということです。とりあえず、最終的には分厚い参考書の分量の知識が試験合格には必要だとということは覚えておいてください。
どんだけ、要点を絞ったとしても漫画本のような厚さの参考書の知識では合格は不可能です。なので、薄い参考書で勉強したとしても合格は不可能です。
必ず、よく書店に並んでいる分厚い参考書の知識は身に着けないといけないということになります。
すなわち、結果的には分厚い参考書を読むということになるのです。
分厚いと戦意喪失してしまう?
ですが、勉強になれていない人にとって、あの分厚さに圧倒され、戦意喪失する人も少なくないでしょう。そのために、薄い参考書から導入するというのも一つの手です。だから私は、そういった人に薄いものが多い入門書を進めているのです。
大事なのは、まずは読むということになれることです。
意外にも分厚い参考書といっても、読み進めていくうちに読破していた、なんてことはしょっちゅうあります。結局は慣れなんですよね。例えば仕事をし始めのころって、最初の作業は特に緊張してしまうと思います。でも1年もたてば、ルーティンのようになんの意識もなくできるようになっているのです。
まさにこれと同じです。分厚いからと言って、臆せずにまずは始めてみることが大事です。
これは行政書士試験に限ったことではありません。分厚い基本書があるという資格は基本的にはその分厚さ分の知識を必要すると思ってかまいません。
よく要点整理されたテキストがありますが、あれは極限の極限まで内容を削ったものです。ある意味、ヤマを張ったような状態です。
あれだけでは合格できませんので、誤解しないようにしましょう。
まとめ
まとめると、分厚い参考書、薄い参考書、どちらが良いとは言えませんが、薄い参考書から始めるというのも勉強を続けさせるためのテクニックの一つといえるでしょう。ただ入門書や最低限の要点しか書いていないような薄い参考書だけでは合格はできないということだけは覚えておきましょう。
例えば、行政書士試験であれば、憲法、民法、商法・会社法、基礎法学、行政法、一般知識の科目からなっているわけですが、これらの科目ごとをまとめた薄い参考書であっても結局は全部を足せば、ものすごい分厚さになります。
つまり、ステーキをまるごと一枚にして食べるか、ナイフで一口サイズに切り分けて食べるかの違いです。最終的に食べる量は同じなのです。
参考リンク:行政書士試験、独学合格者がオススメする参考書、テキスト予想問題集
これを精神的にどう捉えるかという問題です。私は、分厚くても平気なほうなので、分厚い参考書の方が良いです。
それだけの話なのです。