こんにちわ。
今回は行政書士試験の過去問に関しての記事を書きたいと思います。
あらかじめ言っときますが、私は、過去問じっくり演習否定派です。
もちろん全否定というわけでありませんが、行政書士試験においてはあまり有効な勉強方法ではないと思っています。
あくまでも行政書士試験の過去問は本試験のレベルを掴むバロメーターでしかないと思っています。
わかり易く言えば、ドラゴンボールのスカウター的なもんだと思っています。
そして過去問の結果が戦闘能力というわけです。
ただ過去の本試験なので、自分の実力を測る上ではかなり正確ではあります。
私みたいな否定派が大勢いるのかはわかりませんが、もちろん、過去問肯定派という方も当然います。
全面的に肯定的な過去問信者のような人もいるでしょう。
う~ん、確かに多くの資格試験は過去問がベースなんですけど、行政書士試験はちょっと違うんですよね。
いうまでもなく宅建なんかは過去問演習が有効です。
過去問否定の理由はコレ
なぜ否定派なのか?
まずは記述式からです。
私が知る限り、新制度から導入された記述式の問題一つとっても、民法ではまったく同じ論点が出題されたことはないはずですし、行政法に関しては同じ論点で類題ということはありましたが、まったく同じ問題が出たことはありません。
あくまでも私が知る限りなので、今後はどうなるかわかりません。
しかし、民法はまだまだネタ切れはしなそうですし、アレンジの仕方はあると思うので、問題と答えを覚えるだけ過去問やっても無駄ということになります。
択一に関しては民法以外はある程度、過去問の焼き直し的な問題も少なくはありません。
ただ、これに関しても、本試験の得点アップに大々的に貢献するかというと決してそうではないと思います。
何年分やって何周するか!?
過去問はいったい、何年分やればいいのでしょうか?
一概には言えませんが、できれば10年分、マストの必要最低限は5年分ではないでしょうか?
私は5年分やりました。
正確にいえば5年分が必要最低限なのではなく、市販の過去問解説の問題集のほとんどが5年分以上だからです。
私の場合はたまたま5年分でした。
まぁ、10年分やるくらいならば、しっかりとテキスト読んで論点をインプットした方が良いというのが個人的な意見です。
きっと一問一答などにも過去問で出題された論点が十分含まれているはずです。
なので、5年分じゃ少ないと思う方もいるかもしれませんが大丈夫です。
5年分で十分です。
例えば、基礎法学だと、毎年2問程度の出題になります。5年だと10問分しか量がないことになりますが、市販の問題集で基礎法学が10問だけということも早々ないでしょう。
もしかしてあったりして(笑)
まぁ、過去問以外の市販の問題集で補てんはしてください。
とりあえず、過去問は5年分で良いというのが私の中での結論です。
そして、実際に私自身が5年分しか演習しないで合格できました。
ということで、まず大丈夫だと思います。
次に過去問演習を何回やればいいのかということです。
何周回せばいい!!?
私の考えとしては2回くらいやれば十分だと思います。
1回やれば良しとする人もいるでしょうが、保険という意味で、2回やれば良いと思います。
最高でも3回です。それ以上はやる必要ありません。
もし、2回もやる必要はないという人は、間違えた問題だけ2回やりましょう。
過去問の本来的な使い方だけでいえば、本試験形式で1回やって、自分の実力を測るだけで十分なのです。
そして、答え合わせして弱点の把握と即時の解説によって、論点の復習が出来ればよいだけなのです。
そして、念のためにもう1周しとくかぐらいの気持ちで十分です。
良く、過去問を5周も6周もやる人がいますが、基本的にあれはあんまり意味がないような気がします。
2周やればオッケーです。
あとは一問一答など即席で行えるアウトプットで十分だと思います。
その方が勉強も続けやすいと思います。
過去問に必要以上の期待は禁物です。
あくまでも過去問は過去の本試験です。それが現在の本試験に影響が大かと言われれば、そうでは決してないと思います。