行政書士試験の全科目の中で最も難しいと言われる民法。行政書士試験において、捨て科目には絶対してはならないことはこのブログでもさんざん書いているので、お分かりいただけると思います。
多くの資格で求められる、民法の知識!!
しかし、民法はなぜこれほどまでに大事といわれるのでしょうか?
もちろん行政書士試験に関してだけで言えば配点が高いためです。ですがそれだけではありません。民法を試験科目とする資格が多数あるからです。これから行政書士の資格を主軸に他関連資格を取得しようとする人にはとても大事な科目なのです。民法は法律系の資格の登竜門と呼ばれています。
民法は法律系資格の取得において避けては通れない道なのです。もちろんそんだけ大切な民法は他資格でも配点が高いことが多いのです。とりあえず、他資格で民法が試験科目なものを上げてみるとします。
民法が試験科目な資格はこんなにいっぱい!?
- 司法書士試験
- 弁理士試験
- マンション管理士
- 宅建士試験
- 司法試験
- 貸金業務取扱主任者
- 公認会計士試験
- 海事代理士
ざっとあげただけでもこれだけの数があります。もちろん、民法の一部が試験範囲なのも含めたらもっとあります。どうでしょうか?難しい民法を頑張ってマスターしたらこんなに他の資格勉強の民法の勉強を省くことができるのです。
このように、民法を頑張っておいて損はないのです。資格間で出題のされ方は異なりますが、ベースとなる知識は持っておくにこしたことはありません。資格の出題が異なるといいましたが、具体的には行政書士試験と司法書士試験の民法の出題を比べると、行政書士試験は基本オールジャンルから出題されます。
特に債権が出題されることが多いです。
一方、司法書士試験では、制限行為能力者や不動産関係の出題が多くなります。もちろん、上位資格の司法書士試験の方がより深い知識を求められるのは言うまでもありません。
このように各資格に難易度であったり、出題されるジャンルであったり、差があることにはありますが、民法を完全にマスターしとけば他の資格でも十分対応可能となるわけです。なので、できることなら民法を徹底的に学習し、完璧に理解することが望ましいのです。司法書士試験レベルの民法の知識が理想かと思います。