行政書士試験の予想問題集で○○点取れば、本試験で合格?目安はいったい何点なのか

私が受験生だったから、当然試験日が近づいてくると予想問題集をやるようになります。多くの受験生がこの予想問題集の点数で本試験の合否を占うこととなるでしょう。

いったい予想問題集で何点取れれば合格するのでしょうか?

多くの方がこの疑問を持つことになるでしょう。その疑問に答えます。

答えはというと、答えなどあってないようなものだと思います。それを言っては身もふたもないかと思いますが、事実です。
予想問題集で、180点だったとしても本試験では190点で合格だったということもありますし、220点だったけど不合格だったということも十分にありえます。ここで、何点が合格安全圏なのかはお答えできません。

目安はないといった方が正解なのかもしれません。

それではあんまりなので、私の実体験でお答えします。まず私は3社の出版会社の予想問題集を使用しました。それはユーキャン、伊藤塾、コンデックス情報研究所の三つの予想問題集です。

それぞれの予想問題集には特徴があります。難易度でいうと下記の順番になります。

ユーキャン<<コンデックス情報研究所<<伊藤塾

伊藤塾の予想問題集はかなり難しく、合格点には届かなかった気がします。150点前後だったと記憶しています。
次いで、コンデックス情報研究所はまずまずの難易度で、これは合格点ギリギリの点数だった気がします。170点のときもあれば190点のときもあるといった具合です。
最後に、ユーキャンです。こちらの難易度はかなり易しく、230点の回もあったくらいです。ほとんどの回が合格点を上回った記憶があります。

このように予想問題集はそれぞれの出版社で難易度が異なります。だから、冒頭に言い切ったように、予想問題集で何点取れれば、本試験合格するという目安がないということになるのです。

ところで、どの出版社の問題が一番本試験に近かったかというと、難易度の真ん中のコンデックス情報研究所の予想問題集が一番近かったように感じました。

あくまでも私個人の印象です。伊藤塾に関しては、記述式を当てたことが過去にあるので、そういった意味で非常にすごい予想問題集です。記述式を当てたということは受験生に20点分の得点をプレゼントしたことになりますから。ですが、難易度はかなり高いです、実際に本試験に掲載されている難易度の高い問題が出るかと言われれば、少し疑問です。行政法の問題はちょっと難易度が高いかなぁとも思えましたが、民法とかはこういう難易度の高い問題も、年度によっては出題されるのかなといった印象です。

最後にユーキャンですが、とにかく易しい問題が多かった印象です。なかには切り口の面白い、問題が民法でありました。自信をつけるにはちょうどいいかもしれません。

結果、どの予想問題集がいいかとは言えません。どの予想問題集にもそれぞれ良さがありますので、一概には言えません。私個人としては、予想問題集はいろんな出版社のものをやるというのが一番かと思います。価格も低価格なので、そこまで負担にもならないと思います。

実力を測るといった意味では予想問題集もいいですが、過去問が最適かもしれません。過去の本試験ですから、各年度の過去問が合格点ならば、その年に受験していたなら合格だったということです。

ただ、何度かこのブログでもお伝えしていますが、過去問を攻略すれば合格できるということはないので、その点は注意してください。あくまでも過去問は自分の実力を測るものだと思ってください。基本的に、行政書士試験は過去問の使いまわしの試験ではありません。なので過去問に依存しすぎてはいけません。
私個人の意見としては過去問を徹底してやるより、予想問題集を多くこなす方が、合格に近づくのではないかと思います。