行政書士試験を目指すと決めたあなたがまずしなければいけないことは何か?
それは行政書士の試験日までに勉強できる最低勉強時間の算出することです。
なんだそれ?と思われた方、簡単にいうと逆算です。逆算はビジネスの上でも生活全般でももちろん行政書士試験などの資格でも大事になってきます。計画なしに目標は達成できません。
まずはあなたが行政書士試験を受ける決意した日から試験日までの残日数を確認します。そして、一日に何時間勉強することができるか確認します。平日だけではなく休日の勉強時間も平日と大幅に異なるならそれも考慮します。
残日数×一日の勉強時間
この積が行政書士試験合格までの一般的に言われている必要勉強時間である800時間~1000時間の間、またはそれ以上であれば、合格の可能性が高いということになります。
もちろん、予備校など質の高い学習していれば多少の誤差はあるかもしれません。ここでは独学に限っての話とさせていただきます。
これが逆算です。やみくもに勉強しても勉強時間という絶対数が満たないと合格する可能性は低くなります。よく、精神論といわれますがそれは関係ありません。
やる気があっても、時間が圧倒的に足りなければそれは無謀な挑戦としか言えません。まさに精神論の他なりません。
よく仕事などで上司から無理難題言われることがあると思いますが、そういう上司に限って、精神論を全面に出してきてパワハラまがいのことしてきます。
まったく、関係のない仕事の話に脱線してしまいましたが、とにかく逆算して計画を立てましょう。残日数から一日に勉強確保しなければいけない時間もわかりますし、捕らぬ狸の皮算用と呼ばれるかもしれませんが大まかな計算は必要です。
というよりも、計画なく物事を成し遂げようとしてもうまくいく場合とそうでない場合があります。そうでない場合が多いです。
物理的に時間数が足りなければ、その時点で不可能と決まっているので、やるだけ無駄という結果になります。
行政書士試験に受けるのもお金がかかります。この物理的な時間が足りないことを知らずに何度も受けることはお金をどぶに捨てているのと同じことです。
逆算といっても難しいという方やめんどくさいという方にもわかるように、例を出してみることにします。
もし、この例に該当する方は参考にしてください。何を参考にするかというと受験するかしないかの検討です。またもう受験を申し込みしたという人は勉強量を増やすかどうかの検討です。1000時間で計算してみました。
例① 現在4月2日から受験決意した場合
一日に必要な勉強時間は約4時間と40分
例② 試験申し込み開始日8月7日から受験を決意した場合。
一日に必要な勉強時間は約11時間
となります。例②の状態で初学者の場合、受験申し込み開始日以降の場合はほぼ合格は不可能と言えるでしょう。今回の受験は無謀とも言えるので次回の受験に挑戦した方がよさそうです。ですが、自分は寝る時間も削って、根性があるという人はわかりません。逆に1例目であれば働きながらでも可能といえるでしょう。通常どんなに忙しくても休日は週1はあると思いますので、その休日で10時間程度勉強時間が確保できるのであれば、さらに一日の勉強時間は減ることになります。週1の休みもないという人はその会社は限りなくブラック企業なので退職した方が良いかもしれません(笑)
つまり、働きながら合格を目指すという人が受験を決意をして勉強しだすのは今(4月現在)がギリギリともいえるのです。ぜひ目安にしていただきたいと思います。ただ、皆さんにもそれぞれの立場や能力がありますので、一概には言えません。
学生やニートの人であれば、一日10時間の勉強も十分可能です。
自分の現状を把握したうえで、受験をきめることが大事です。中には申し込みしないと勉強する気が起きないという人もいるでしょう。そういう人はめちゃめちゃ努力が必要となりますので注意してください。
あとさんざんこのブログで上げている数字である800時間~1000時間というのは一般的な勉強時間です。注意していただきたいのが、この数値はあくまで目安であり絶対ではないということです。これ以下でも合格することは可能だということです。もし、この時間以下でも過去問や予想問題集で例えば毎回250点以上を取れるようであれば、勉強の時間を調整していけばよいことです。ただゼロにはしないことです。人間は忘れる動物です。毎日の復習が大事です。
私も毎日勉強時間を記録したわけではないので確実な数字は言えませんが、おそらく800時間も勉強していません。でも合格できました。だから、必ず1000時間勉強しなければいけないということではないのです。
この時間が取れないからと言って、すぐに不合格とはなりませんので安心してください。ただ私が言いたいのは200時間とかあまりにも1000時間から離れた時間しか取れない場合は、まさに無謀な挑戦としか言いようがありませんということです。
昔から勉強以外でも「量より質」と言われることもありますが、勉強に関して言えば、そうとも言えないような気がします。確かに質も大事です。質が量を兼ねることも十分にありえます。でないと勉強法というものが存在しないということになります。ですが、まったくやらないというのはそもそも質以前の問題です。資格試験合格など勉強の目標を設定した場合は絶対数という勉強時間が必要不可欠です。
ここまでお読みいただきありがとうございました。