行政書士試験に何度も挑戦しても合格できないと嘆いている人も多いでしょう。
「いくら合格率は気にしないで!!」
といっても受験した人の9割が涙をのむ試験です。
合格した私には一見わからないと思われがちですが、私も実は不合格になった経験があるので、落ちたときの気持ちと原因の両方が私にはわかります。
気持ちに関していえば、落ちたときの情けなさや再度、挑戦するときの必要なエネルギー量がはんぱないこと、全部経験済みなのでわかります。
例えていうならば、飲みすぎて泥酔状態の中、立ち上がるのと同じくらいエネルギーが必要です(笑)
でも、あきらめてはいけません。
原因を知り改善さえすれば、必ず合格はできるはずです。
私が合格したのは正直、運が良かったのかもしれません。なぜなら私が合格したのは、合格率が2ケタの年度の受験だったからです。
まぁ運も実力の内ということで、片付けたいと思います。
言っておきますが、運だけでは合格できる試験ではありません。さすがに国家資格ですので最低限の実力は必要です。
では過去の私も含めて不合格者に見られる共通点とはなんでしょうか?
すると5つの共通点が思い浮かびました。
今回はそのことについて書きたいと思います。
行政書士試験、不合格者に見られる5つの共通点
・物理的な勉強時間が足りない。
・一般知識の対策が十分ではない
・行政法に重きを置いていない。
・スケジュールの立て方が下手くそ
・反復(復習)が足りない。
不合格者にはこういったことが見受けられます。それでは一つ一つ詳しく見ていきましょう。
①単純に勉強時間が足りない
まず、物理的に勉強時間が足りないということですが、これは受験生ひとりひとり、勉強に当てれる時間というのは限られています。
仕事終わってからの2時間しか取れないとか、朝の1時間しか取れないとか人によっては様々です。
自分はどのくらい勉強時間が取れるのか?
まず、受験前にこれをあらかじめ把握することがまず大事です。
そして、これをうまく逆算して受験までに合格に必要な勉強時間が確保できるのかできないのか知りましょう
ちなみに行政書士試験の合格するための平均的な総勉強時間は800時間~1000時間と言われています。
あくまでも目安ですが、これに近い時間が確保できないのであれば、よほど質のよい勉強法やカメラアイのような記憶の持ち主でなければ合格はできないでしょう。
勉強の質も大事ですが、まずは量です。
圧倒的に合格までの勉強時間に足りない場合にはその年は諦めるという選択も必要となってきます。
ある意味、受験前に合否は決まっているということになります。
それでも限りある時間内でどうしてもなんとかしたいといった場合はより効率的な予備校などの選択肢を検討した方がいいかも知れません。
とにかく、不合格だった方は、ちゃんと勉強時間が取れていたか?
まずそこを確認してみましょう。
②一般知識対策が不十分だった
ついで、一般知識対策が十分ではない。
これについては当然だと思います。異論の余地はありません。
そもそも足切り対策しないでどうすんの?といった話です。
意外と意識して対策していない人が多いです。
対策しなくて良い人は高学歴の人や教養がものすごくある人達です。
特に文章理解なんてものはコツや裏技が必要ですし、時間をいかにかけずして解くが重要となってきます。
必要時間だけで言うと一番時間がかかる問題のため、試験全体の制限時間に影響を及ぼすことになります。実は文章理解は試験全体を占う問題であったりします。
しかし、同時に確実に取れる3問であるとも言えます。それだけ文章理解は行政書士試験の中では重要な問題といえると思います。
ちなみに私は文章理解は全問正解でした。
③行政法に重点を置いていない
行政法に重きを置いていない。
これをしていない人は何を考えているのかと思わず怒りたくなるくらいのタブーです。論外です。
行政書士試験です。行政に関する知識がなくて、なぜに行政書士試験なんだということです。
でも意外とこれに関してもできてない人が多いのも事実です。
一番のNG行動と言ってもいいくらいなので、この点は留意しておいてください。
④スケジュールの立て方が下手くそ
スケジュールの立て方については、難しいかもしれませんが最も効率的なスケジュールが求められます。
記憶の仕組みに基づいたスケジュールが必要です。このブログでも詳しく記事にしていますので、そちらを参考にしてみてください。
⑤復習をしっかりしていない
最後に、反復つまり復習に重きを置いていない勉強法はダメです。
勉強は予習が大事とも言われたりしていますが、圧倒的に復習が大事です。
必ず復習しましょう。何度も何度も繰り返すことが大事なのは言うまでもありません。
よく合格者のブログでは「テキストや一問一答を〇周した」という表現がなされています。こ
れに習うと一回きり読んだり解いたりするのはダメです。人間は忘れる生き物です。なので復習が大事です。
以上、具体的に合格できない人に見られる具体的な5つの共通点を箇条書きしてみました。
残念ながら合格できなかった方、これらの共通点に自分も当てはまらないでしょうか?
ずばり私のことだ!と思った人は今度こそこれらのことを改善して合格を目指しましょう。
あと、最後に書き忘れましたが、あまりにも精神論すぎるので5つの共通点の中にはあげませんでしたが、行政書士試験に最も大事なのは、「本気度」です。
これがあれば、どんな人でも合格できるはずです。私自身、精神論で言われるのが嫌いなので、書こうか迷いましたが、決して嘘ではないので書くことにしました。
本気でさえあれば、毎日勉強することもできるだろうし、何倍も努力することができます。それでも合格できないというほど、行政書士試験は難関な資格ではありません。それだけは付け加えさせていただきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。