行政書士試験、ヤマをはることは有効か?無意味なのか?

試験の攻略法として上がるのがヤマをはるということです。

学生時代はヤマをはることが多かった気がします。特に中間テストなどの教師が作成する定期テストでは有効だったと記憶しています。
作っている人が同じである以上、出題の癖などはそう変わらないものです。だから、ヤマというのも有効になってくるのだと思います。

さて、行政書士試験にヤマをはることは有効なのか?それとも無意味なんでしょうか?

これに関しては非常に難しいです。山が有効と言えば有効ですし、張るべきかどうかは微妙なところがあります。

ヤマを張る意味はあると思います。ヤマを張るということはある意味、ギャンブルです。運の要素も少なからずあります。

例えば、民法で考えてみると、根抵当権などはほぼ出題されません。このように民法のすべてが行政書士試験に出題されるわけではありません。毎年出題される範囲というのもあまりありません。しいて言えば不法行為はほぼ毎年出題されます。ですが、昨年度まで出題されていたのに、今年度は出題されなかったということも多々あります。

こんな状況でヤマを張るということは一種の賭けです。

ですが、効率的に勉強するにはヤマをはり、捨てることも大事です。

私個人的には、ヤマを張ることはオススメしません。特に高配点である民法や行政法などはオススメしません。どの範囲が出題されてもおかしくないからです。その年度によってはマニアックな範囲が出題されることがあるからです。

最悪なのが、何も対策していなかった範囲が記述式として出題されたときです。こうなると20点がぱぁーになります。かなり大きな痛手となります。

簡単に言えば、山を張る行為は自己責任で行うべきだと思います。

ただ、矛盾しているようですが、思い切って捨てることも大事です。先ほど上げた根抵当権などはほとんど出題されたことがありません。そして、根抵当権は理解が難しい範囲でもあります。これに固執すべきどうかはやはり、固執する必要はないと思います。これに悩むくらいであれば思い切って捨てることも大事だと思います。

今まで、民法を例に出してきましたが、行政法はどうなのかというと、行政法は基本的にはヤマを張れません。全部が出題される可能性があると思っていた方がいいと思います。

特に行政手続法、国家賠償法はくまなく出題されます。

何度も言いましたが、ヤマを張るというのは一種の賭けです。当たるという確実性はどこにもありません。ただ毎年のように出題されている範囲を対策しないのは馬鹿げていますし、そんなに出題されないものに時間をかけるのもいかがなものかと思います。

まぁ基本的には問題集なども出題歴順などで構成されているでしょうし、自然とヤマを張っている状態になっています。

ヤマを張るか張らないかはあなた次第です。合否の確実性なんて求めず、どうしても楽をしたいという人はヤマを張っても良いと思います。

私自身、ヤマを張ることに対して否定的ではありません。せっかく勉強したことのすべてが問題として出題されないならば、すごくもったいない気がしますし、勉強して損した気分になるからです。

ひとそれぞ考え方は異なると思います。

私はヤマはほとんど張らず試験に挑みました。何度も言いますが、ヤマを張るか張らないかは個人の自由です。自分に跳ね返ってくるだけです。運が良ければヤマを張ったところだけ出題されるかもしれません。