行政書士試験に合格するには地頭の良さは必要でしょうか?
と聞かれたら私は「必要ありません」と断言するでしょう。
もちろん最低限の地頭は必要です。ですが、良すぎる必要はありません。
今、流行り?のIQ148以上のメンサの会員である必要もありません。東大や京大といった有名大学卒業である必要でもありません。
努力さえすれば基本誰でも合格できる!!
ギャルであろうが、ギャル男であろうが、初老であろうが主婦であろうが努力さえすれば合格します。
その努力しなければいけない時間の差はあるものの、だれでも合格までに必要な勉強時間さえとれれば合格できます。
実際に元キャバ嬢で行政書士試験に合格した人もいます。大事なのは勉強時間を取ることです。
確かに勉強の質というのもありますが、まずは量を確保することが大前提です。その勉強時間さえ取れれば基本的には合格は可能です。
仮に地頭の良さが影響するのは勉強量だけです。もし、自分が人よりものを覚えるのに2倍時間がかかるのであれば、2倍勉強すればいい話です。
勉強時間さえ取れれば合格できると何度も豪語していますが、この言葉の裏には勉強の方向性が間違っていないという前提があります。
当然ながら、ベクトルの方向が違えば合格は遠のいてしまいます。
大事なのは何に時間を割くかということ
いくら勉強を頑張ったとしても、方向性が間違っていれば合格は不可能です。極端な例を挙げると、行政法は5時間しか勉強しなくて、基礎法学は400時間勉強する。これでは一生かかっても合格できません。
まぁそんなおバカさんはいないとは思いますが(笑)
当たり前すぎて説明する気にもなれませんが、念のため説明します。
行政書士試験において基礎法学は毎年2問程度しか出題されません、一方行政法は行政書士試験で一番多く出題されるウェイトの最も高い科目です。
なので、行政法なくして合格はありえないのです。それなのに、行政法をおろそかにしていたのなら合格は当然できません。
まずは配点と試験の合格基準を調べて、そして何の科目に注力すべきなのか確認してから勉強に入ります。
そんなことも知らずにがむしゃらに勉強しても良い結果は残せません。
まとめ
行政書士試験に必要なのは高いIQや高学歴ではなく(法学部なら有利ですが)、合格までに必要な勉強時間が取れていることと、勉強の方向性が間違っていなければ、ギャルでも中学生でもオヤジでも誰でも合格することができます。
ただし、司法書士試験に合格した人、法学部の人は当たり前に有利です。
司法試験の受験生が力試しに行政書士試験を受けるというのもよく聞く話です。ですが、弁護士であっても地頭が良いとは限りません。
もちろん、中には地頭がよく、ものすごい天才みたいな人もいるんでしょうが。
共通して言えることがどんな人でも努力はしているということです。