行政書士がピンからキリまでいる理由
行政書士試験の合格者というくくりだけでいうと、いかに幅があるかは合格基準でわかるかと思います。
どういうことかというと私みたいに180点ギリギリで合格する人がいる一方、満点に近い300点近い得点で合格する人もいるといことです。この点差約120点!!つまり120点分の知識の差があるのです。
ですが、両者行政書士合格者であることには変わりません。合格者としては一緒に肩を並べることができます。バッジや合格証書に得点が書いてあるわけではありません。
どうやって行政書士を選ぶべき??
行政書士を頼ってくる一般の方には、たとえこの点差があったとしても、自分で公表しない限りばれることはないでしょう。自分で自ら公表する人はあまりいないでしょう。私には実務の経験もないので、お客が仕事依頼しようとしたとき、どういう判断基準でその行政書士を選ぶのかはわかりません。見た目でしょうか?
私は見た目はすごく頭が良さそうだけど、実際は頭が悪い人を山ほどしっています。見た目が9割という言葉がありますが、見た目で判断しすぎるのはとても危険です。では、初めて依頼する人はどうやって先生を選べばいいんでしょうか?
どの行政書士でも基本的に結果は同じ!?
このように行政書士試験の結果でわかるようにピンからキリまでいる行政書士ですが、書類作成の目的だけで言えば、よほど専門的な事案でなければ、誰に依頼してもほぼ同じではないのかと思います。
そもそも、行政書士に依頼する業務は、誰に依頼しても結果は同じです。仮に許認可のため申請をして、無事に許可されれば、だれがやろうが許可を得たという点では結果が一緒です。
依頼主の最終目的は期限までに許可を取るということです。
これさえ達成できれば、同じです。
その間のやりとりや接客の良さがリピーターを生むのでしょうか?きっとそうでしょう。ですが、はじめて行政書士に依頼する場合はどう選んだらいいんでしょうか?
専門的な事案を除けば、報酬金額で選んでもいいと思います。
専門的な事案であれば、専門家や経験の多い先生に依頼した方が良いと思います。
ここまで起業もしたことないので憶測のみで書いていますが、私がもし行政書士の先生に頼むのであれば、上記のように選ぶことは間違いないと思います。
行政書士にもピンからキリまでいるのは確かです。私の知っている行政書士の先生は刑法の知識も得ており、法律については、行政書士試験の出題科目にもないものまで知識があります。
ただ、メインの資格は行政書士す。これは一見すごいように感じるかもしれませんが、私はこう思います。行政書士であるなら、そんな知識使う機会ってめったにないのではないかと思います。行政書士は間違っても弁護士ではありません。他人の弁護をしたければ弁護士になればいいですし、少額訴訟なら一部の司法書士でも弁護はできます。誰かを助けたいと思う気持ちは確かに私にもあります。法律を知っているか知らないかで大きく人生が変わってくることも知っています。アドバイス一つでその人を救えるのも知っています。ですが、職域の範疇を超えてまで助けようとは思いません。もちろんさっきの行政書士先生は非弁行為をしているわけではありません。
ですが、何のための知識なのでしょうか。甚だ疑問ではあります。
きっと今の私にはわからない何かがあるのでしょう。それとも自己満足にしかすぎないのでしょうか。