まさか?行政書士試験に暗記カード勉強法を使用してはいけない4つの理由。学生時代の勉強法は通用しない!?

懐かしい暗記カード

突然ですが行政書士試験合格に暗記カードは必要だとお思いですか?
暗記カードといえば、学生時代に誰しもが作った経験があると思います。英単語を書いてその裏に和訳を書いたような手のひら大のカードのことです。

この暗記カード、当時は優れた勉強法だと思っていました。ですが、行政書士士試験となると話は別です。合格を目指すならこの勉強法はオススメしません。いますぐ暗記カードを作るのをやめましょう。それはなぜか?

暗記カードを作ってはいけない4つの理由とは?

暗記カードを使ってはいけない理由は、主に4つあります。それが以下の4点です。

・そもそも行政書士試験の試験内容は暗記カードに適してない。

・作るのに時間がかかる

・スマホがある今、携帯性のメリットがあまり感じられない。

・行政書士試験に書くという勉強法は必要ない。

それでは一つ一つ説明していくとしましょう。暗記カードで覚えるのに適している内容はというと、やはり冒頭の例にも挙げた英単語ではないでしょうか。英単語はいたってシンプルです。表に英単語、裏に答えとなる和訳。これほどシンプルなものはないでしょう。作るのも単純明快でものの1分もかからずして一枚の暗記カードが作れます。そして繰り返しドリルのように何度も使うことができます。英単語ほど暗記カードに適したものはありません。学生時代によく作りました。

さて、これが行政書士試験の内容だとどうでしょうか?

思いつく限りあげてみると、一問一答の問題を書いたり、穴埋め条文を作ったり暗記カードに書く内容としてはそんなところでしょうか。想像してみて、お分かりいただけたと思いますが、非常に時間がかかるし、問題を考えるのも難しそうです。カードを作成するのにある程度の工夫が必要となってきますし、そもそも要点すら見失いそうです。なので行政書士試験の内容は暗記カードで覚えるには適していないということになります。

次の時間がかかるという点は上記にも書きましたが、英単語ならまだしも行政書士試験となると作るだけでかなりの時間を要してしまいます。時間がかかっても、効果が高ければ無駄な作業とは言えませんが、先ほども書いたように行政書士試験の内容で暗記カードを作るのは難しく、要点すら見失いそうです。そんなんでは効果的な学習とはいえなさそうです。おまけに時間がかかるようだったら、やらない方がましですよね。
資格試験は時短勝負です。いかに無駄な時間をかけないかが合否を分けるといっても過言ではありません。

ご存知の通り、暗記カードのメリットの一つと言えば、ポケットに入れられて持ち運びができるという携帯性に優れている点にあります。しかし、スマホを台頭としてゲームなど電子機器のコンパクト化がなされている今、さほどメリットが感じられなくなってきています。わざわざ、原始的な勉強法を取り入れる必要性もなかなか感じられなくなってきています。どうせ携帯するのであれば、スマホのアプリで十分という考え方に至ってもおかしくはありません。

最後、4つ目について、私はこのブログで「行政書士試験合格に書くという勉強法は必要ない、ノートは取る必要はない」とさんざん言ってきています。暗記カードも同様にこの考えに当てはまると思います。ですが、暗記カードの利点は書いた後にも副産物があるという点です。作ることでまず勉強になり、使用することで何度も繰り返し勉強ができる、そして携帯性に優れている。これはノートにはないメリットです。ですが、マークシート式の試験である行政書士試験には書くという行為は必要ありません。それは記述対策では多少、書き慣れが必要ですが、択一に関してはまったくと言っていいほど必要ありません。なのでノートに書くよりは暗記カードを作る方がマシと言えます。ですが「時間がかかる」、「行政書士試験の内容は暗記カードに適していない」など、これらのことを考えると、暗記カードは行政書士試験には必要ないということになります。



 

まとめ 暗記カードは時代遅れの勉強方法!?

暗記化カードは私自身も学生時代にだいぶお世話になった勉強法です。
ですが、今となっては「時代遅れの勉強法」と言わざるを得ないのかもしれません。思い入れはありますが、今後の私の勉強人生で暗記カードを作ることはどうやらなさそうです。
というのも、今では市販で暗記カード式の一問一答形式の問題集が売っているからです。

便利な時代で、これを買えば暗記カードを作る必要性はまったくなくなります。
とはいえ、カードを作ること自体が勉強になるのでは?と思う人もいるかもしれません。それに関してはコストパフォーマンスならぬ勉強時間対効果でいえば、圧倒的に低いと私は思っています。

時間対効果という言葉が実際にあるかどうかわかりませんが、行政書士試験のみならず、国家試験などの資格を受験するうえでは本当に重要であり、常に意識しなければなりません。

つまり効率の悪い勉強は避けるべきです。時間をかければいいというものでは決してないのです。読んで覚えることができるのであれば、書く必要はまったくないのです。

以上、今回は暗記カードについて書いてみました。

どうやら古き良き思い出の暗記カードは行政書士試験の勉強方法の中ではダメな勉強方法ということができそうです。