行政書士試験は平成18年度より新制度、すなわち今の試験体制へと移行しました。それまでは、今とはかなり違った出題がなされていました。私もあまり詳しくは知りませんが、どうやら昔は小論文も書かされたようです。
今の行政書士試験は実は大幅に変わった!?
今の試験体制はより、法律家としてより専門的な知識が問われるようになりました。
昔の一般知識は算数の高度な問題も出ていたと記憶しています。過去問でそれを見てとても驚いたので覚えています。まぁ今考えれば公務員試験には暗号などちょっと頭のひねった問題は出されることがあるんですが。
ところでタイトルにもある行政書士試験に小論文が出てたということでしたが、調べると、小論文はかなり前の試験に出てたようです。
どうやら昔の行政書士試験は公務員試験さながらの試験だったようです。
現在の一般知識は実務を意識!?
現在の一般知識を見てみると、行政書士としての実務を意識?して出題されているように思えます。
一般知識の出題内容は、政治経済、時事問題、情報通信、個人情報保護、文章理解といったところでしょうか。
これらを見ると、政治経済や時事問題はコンサルティングする上で、世間話する際に使いそうですし…ちょっと強引なこじつけですが(笑)
一応それくらいの教養は身につけておけということなんでしょう。
情報通信はパソコンで仕事をする上で前提での知識です。これはもはや疑いようのない事実だと思います。
今となってはパソコンを使えない人=使えない人とのレッテルが張られてもおかしくない時代なのかもしれません。
スマホをだいぶ普及はしてきましたが、まだ仕事の世界ではパソコンの時代です。
個人情報保護、顧客の個人情報の扱い方の知識、文章理解は行政書士としての最低限の読解力がとのくらいあるかを問われているわけです。
依頼者の意図をつかむには最低限の読解力が必要ですから。
では昔の試験で問われていた高度な算数問題は行政書士として、業務を行う上で、まったくといっていいほどいらない知識ですよね。知っていたからなんだって話です。
そういったこともあり、今の試験体勢になったんでしょうね。
ただ今も行政書士試験の一般知識はそれって行政書士の業務となんの関係があるの?という問題が出題されます。いわゆる奇問というやつです。毎年1台は出題されるような気がします。
昔はそういった問題が平気であったようです。それではいけないということで冒頭にもありますが、平成18年度以降、新体制での試験となったようです。記述式が出題されるようになったのもこのころからです。
それにしても、小論文は驚きです。いったいどんな採点基準だったでしょうか。少し気になりますよね。
もし私がこの時代に受験しなければいけないとしたら、ばかばかしくて受験すら取りやめると思います。