行政書士試験の前日や数日前から受験会場の近くのビジネスホテルに泊まって缶詰で勉強しようと考える方もそう多くないかと思います。
私もその一人でした。もちろん、勉強目的ではなく、試験会場との距離的な問題で宿泊する人も多いかと思います。
ここでビジネスホテルで勉強はどうなのか?効率的なのか?という疑問が生じてきます。この疑問に対しては月並みな答えとなってしまいますが、その人次第といえると思います。ちなみに私は経験ありません。
家族から離れて自分一人の環境に身を置いて勉強に集中する。その場所はなにもビジネスホテルだけではありません。むしろ、安価なビジネスホテルでは小さい机しかなく、あまり勉強向きでなかったりします。ですが、確かに一人っきりの環境には身を置くことができます。そして、ほとんどが静寂です。
ですが、一人になるということはだれにも監視されないということです。もし、家族があなたが行政書士試験を受験することを知っていれば、時にはあなたを叱咤激励してくれるでしょうし、勉強しやすい環境を作ってくれるかもしれません。でも、もしあなたがビジネスホテルで一人っきりだったら、だれもしかってはくれないですし、自由です。自由ということは誘惑が多いということです。夜の晩酌であったり、繁華街であったり、特に受験会場は都市部が多いのでなおさらです。
二日酔いで受験するほど、つらいものはないかと思います。せっかく勉強してきたことがすべて水の泡となってしまいます。誘惑に負ければの話ですが。
もし、その誘惑に負けてしまってはせっかく、お金を出してビジネスホテルに泊まったのに、何の意味もありません。むしろ、宿泊しない方がよかったという結果にさえなりえます。
ちなみに誘惑に弱い私はそんなことを考えてしまい、ホテルでの勉強を断念しました。
まぁ、意思の強い人であるならばこれらのことはまったく関係なくなります。雑音のない環境で勉強できるとなるとかなり集中できるので、いつもより勉強が捗るのは間違いありません。とにかく、冒頭でも書いたとおり、ビジネスホテルで缶詰めになって勉強するのが効果的かそうでないかはその人の性格や意思次第ということになります。
また、ビジネスホテルでなくても静かに勉強できる場所はいくらでもあります。
私の場合は、試験直前期はかなり焦っていたので、家族の生活音が非常に耳障りでした。でも、私が勝手に勉強しているだけなので、文句もいえず、自分が一人で勉強できる環境を求めることにしました。そして行き着いた先は図書館と車の中の二つでした。実家も比較的静かだったので、たまに利用したりしました。
このように、別にビジネスホテルではなくても、勉強できる場所はあります。