先日、行政書士試験の隣接系の資格をざっと調べてみました。今後取得も視野に入れて調べました。
すると時代背景なのか、やたらと相続系○○資格というのが多かったです。相続カウンセラー、相続アドバイザーなどがいい例です。
やはり高齢化社会ですからね。
こういった資格の需要もあるのでしょう。
ということで相続診断士の問題がネットに転がっていたので、ちょっとだけやってみました。
行政書士試験合格者である私の体感での難易度をお伝えしようと思います。
相続診断士の難易度は!?
まずやってみた感想は、民法の相続に関しての問題は当然そこまで難しくありません。というかここで難しいと感じれば、行政書士試験合格者として怒られてしまいます。
後は相続税の問題、ここはあまり勉強がないせいか難しいです。
ここが難しいです。
勉強不足でした。
あとはファイナンシャルプランナー試験と同じように、税理士や弁護士の職域を侵すか侵さないのかの事例問題がでます。
税の一般的な説明するのはセーフかアウトか見たいな問題です。
ここは私もファイナンシャルプランナーでの経験があるので、意外と簡単でした。
ということで、試験全体的なことでいえば、相続診断士は割と簡単というのが私の中での答えです。
ちなみに練習問題で100点満点中68点という結果でした。もちろん、無勉です。
合格点は70点だそうです。
やっぱり、相続税のところですね。弱点は。
行政書士試験とのダブルライセンスとしての価値はあり!?
行政書士としてのダブルライセンスの価値はあると思います。
相続分野ということでこれからそういった顧客は増えるでしょうし、そんな時に相続診断士としての肩書が有利に事を運びそうです。
世間からしてみれば、行政書士という名称と相続診断士としての名称を比べるとどちらが専門性があるかと言われたら、きっと相続診断士の方が相続に関していえば専門家という印象を持つと思います。
やはり、ダブルで肩書があれば、有利です。
他司法書士とも相性がよさそうですね。
もともと、相続診断士は相続問題の窓口、専門家への橋渡役を担っているので、自分がその渡し役にも、受けて役にもなれるというのは、いいですよね。
相続診断士は取る価値ある資格だと個人的には思います。
相続診断士の特徴
相続診断士の受験資格はありません。誰でも受けれます。
そして試験もCBT方式といって、好きな時間、好きな試験会場(全国197か所)で受験できるそうです。
私もCBT方式は受験したことがないので詳しくはわかりませんが、事前に予約した試験会場に行ってコンピューターで受験するようです。
実際に毎日ではないとは思いますが、毎日が受験日というわけです。
そして、試験内容はというと以下になっています。
コンプライアンス 10問(20点)
民法相続 15問(15点)
相続税 15問(20点)
相続税穴埋め 12問(24点)
法定相続分 3問(9点)
基礎控除 2問(6点)
小規模宅地 3問(6点)
100点満点中7割の70点取れば合格となるようです。
この配点を見る限り、攻略方法は基礎控除と小規模宅地以外はしっかりとやることでしょうね。もちろん、全部やることに越したことはありませんが。
受験料 37800円(税込) ※基本テキスト、講義DVD、受験料、資格認定料含む
落ちた場合は再受験料16200円(税込)のみで再度受験できるそうです。
ちょっと、高めです・・・。
ただ、まったくの初学者にしてみてみれば、DVDやテキストなどもついているので、そこまで高額って気にならないかもしれません。
詳しくは公式HPで確認してみて下さい。
以上、今回は、相続相談士について調べてみました。