ボロボロになった行政六法が条文を必死に勉強した証?

行政書士試験に必要な知識それは基本的には条文と判例の二つです。

司法書士試験と違って、学説まで問われることはほとんどないでしょう。

中でも条文を知るには行政六法が重宝されます。

行政六法とは六法全書のように、分厚い辞書みたいな本ではなく、行政書士試験に必要な法律の条文が掛かれている本です。

受験生ならば一冊は持っていたいところです。間違っても見たこともないような分厚さのある六法全書だけは買わないようにしましょう。

1万円以上します。あれならピストルの弾も絶対貫通しないといえるぐらいの分厚さがあります。

そんな六法全書は行政書士試験には必要ありません。

行政書士で起業している人の中には顧客に説明する際にこの分厚い六法全書で説明する先生もいるそうです。

ですが、受験生は行政六法で十分です。

行政六法がボロボロに・・・

行政書士を目指して受験した私も当然この行政六法は持っていました。先日懐かしくなり、その行政六法を見て驚きました。なんとかなりボロボロだったのです。

「これが勉強した証だったのか」

と思ってしまいました。それほどまでにも勉強していたんだと思います。条文の知識は大事です。特に行政法なんか条文の知識がダイレクトに問われる問題も少なくないです。

そのためか、私の行政六法もボロボロになるまで勉強したんだと思います。
といっても劣化を早めたのは他でもなくお風呂の中でよく使っていたことだったりもします(笑)

行政書士試験、管理人の意外なお気に入りの勉強場所

条文は丸暗記した方が良い条文とその必要のない条文があります。それはというと、詳しくはまた別の機会に説明しますが、簡単に言うと行政法は前者の丸暗記が必要な条文が多いです。

丸暗記するにはどうしたらいいでしょうか?

仮に、この条文を暗記するとしましょう。

「行政庁は、審査基準を定めるに当たっては、許認可等の性質に照らしてできる限り具体的なものとしなければならない」

丸暗記です。必要かどうかは別として丸暗記なんて可能でしょうか?答えは十分に可能です。
あなたならどんな方法で丸暗記しますか?

行政法の条文であれば丸暗記は簡単な方だと思いますが、1、2回声を出して読んだだけで記憶する人はまれだと思います。

ではどうしたらいいか、間隔を徐々にあけながら思い出すことです。これを試してみてください。
かなり簡単に記憶できるはずです。

まずは暗記するものに意識を注ぐ。そして、間隔をあけて思い出すことが重要です。

そして記憶を堅固なものとするには何度も復習することが大事です。

法律家に条文の暗記は不要と言われていますが、行政書士試験においては条文の暗記は必要です。
科目によっては条文そのものよりも趣旨が大事だったりもしますが、行政法に限っては正確な条文の知識があった方が、確実に取れる問題も多くなります。