2017年、行政書士本試験から見えてくる2018年度の試験の内容とは!?難化するの?

2017年度の行政書士試験をやっとこ、閲覧した管理人です。

今回の本試験についてはいろいろと管理人である私も思うところあります。正直なところ心は穏やかではありません(笑)

ですが、終わった本試験はもうどうにもならないので、2018年度の本試験のことで何かをつかめたらと思い、今回この記事を書きました。




では、早速今回の試験から分かったことと、コレからも傾向として続きそうなことを考えたいと思います。

ますは2017年の行政書士試験の内容を徹底的に?解説していきましょう。

2017年度の行政書士試験はどうだった?

まず、今回の試験とこれまでの試験から分かったことです。

法令問題について・・・

私の知る限り今年も個数問題は出題され無かった様子です。ここ数年出ていないのでもう廃止?かとも思いますが、油断はできないのが試験です。

まぁ、個数問題は出題されずにラッキーだったということで済ませましょう。

ですが、何やらいつもとは違う出題形式だったようにも思えます。違和感を感じました。

その違和感は何かというと、空欄補充にしてもやたらと長文だったり、二択×4回があったりと私が見たことがないような出題のされ方がされていました。

もし、私が受験生だったら、驚いて平常心を失っていたかも知れません。

それが、試験を作る側の狙いだったようにも思えます。

基礎法学から奇問を出題していく。

初めの段階から、難問や奇問を出しくるとは・・・

これはまさに受験生の心をぱきっと折ろうというような意図があるようにも思えました。

そして、一般知識です。今年もやはり、ここ数年同様に奇問が出されていました。人によっては常識かも知れませんが、行政書士の業務に何が関係あるんだと声に出して言いたいです。

相談中の世間話でも、そんな知識いらないと思います(笑)




でも、一般知識は冷静に考えるとかなり選択肢を絞ることができた問題もあるので、意外と正解率を高めることができるような気がしました。

例えば一般知識の一問目47題目ですが・・・

ブッシュが大統領だった時を思い出しても、同時で相当な高齢だったはずです。その数代前にブッシュ大統領のおじい様が大統領だったってことはまずないなぁとわかるはずです。いったいいくつなんだという話です。

確かにブッシュ大統領のおじい様かお父さんのどっちかは大統領だったはずです。年齢的に厳しいものがあるはずです。

そして、安倍晋三さんのおじい様が吉田茂さんだったなんて、耳にかすりもしたことがないですし。

もしそうだとしたら、ニュースや情報番組なんかでもたびたび言われているでしょう。そういう情報はなし。

確かに安倍晋太郎という政治家だった父がいます。

ある程度、冷静に考えれば絞れてくるもんです。

まぁ全体的には対策が難しいと感じたのは事実です。時事的な問題も出されていましたし。

とさらっとですが、前回に記事に引き続き、平成29年度をダイジェストしてみました。

さらに、今回は実際に民法と一般知識のみ私も挑戦して見ました。

結果は

民法はほぼ正解でした、一般知識は文章以外、3問がやっとこでした。

常識力なさすぎな私でしょうか。それでも、合格年度からだいぶ時間が経っていることとノー対策ということを加味すれば、何とか足キリはクリアできそうです。たぶんギリギリだと思います。

ちなみに憲法や行政法などは見た途端にやる気を失ったのでやめました。



2018年度はこうなる!!勝手に予想

少し横道にそれましたが、以上のことから、2018年度の行政書士試験の予想できる姿と対策はこれです。(あくまでも個人的な意見です。)

初めに言っておきますが、難化はしないような気がします。

ただ、レベルは同じでも、出題形式などで難化を感じさせるような気がします。

例えていうならば、値段は上げずに量を減らし、実質的な値上げをする日用品の価格みたいなもんです。

2018年度の行政書士の内容はこんな感じになるのではないでしょうか?

・動揺を誘うような問題、初見のような出題形式が出る可能性が高い。

・一般知識の奇問はつづく。

・IT系と情報保護系はある程度対策可能。

・一般知識は対策が立てにくい。

2018年度の対策はコレ!!

それに対応できるための秘策はコレらです。

・動揺しない、心を折れないように模試慣れしておくことが大事

・試験の出題形式にはいろいろと慣れておくこと。独学なら沢山の市販模試をやる

行政法・民法の学習はしっかりと行う。記述式はある意味得点源にする。満点
狙うくらいの気持ちで

一般知識対策は対策可能なITや文章理解、情報保護などに力を入れる。

・一般知識は冷静さとテクニックで正解率を上げる。

・一般知識は泥臭く、現場思考で乗り切る!!

まとめ

2017年度の行政書士試験には違和感を感じた。

2018年度の行政書士試験もこの傾向が続くと思われ、難易度は上がらないにしろ、心理的に難化するような気がします。

それに対する秘策はやはり、模試などで試験慣れし強靭なハートになるしかありません。初見のような問題形式が出ても大丈夫のようにしましょう。

そして、大事なのはやはり基本です。奇問難問は落としてもしょうがないと思い、絶対落としてはいけない基礎問題こそ大事に拾っていきましょう。

それが大事です。

ちなみにあくまでも勝手な予想です。外したらごめんなさい(笑)




行政書士試験、難易度がやっぱり気になる?合格率が低い理由は?

行政書士試験の難易度が気になる?
多くの潜在受験生や受験生がコレを気にすると思います。

はっきり言って難易度なんてまったく気にする必要なんてありません!!

ですが気になってしまうのが人情ってもんです(笑)

そもそも、行政書士試験ってどのくらい難しいの?なんでそんなに合格率が低いの?という疑問はあるかと思います。




果たして行政書士試験の難易度はどれくらいなのか?

今回はそれについて考えてみたいと思います。

ぶっちゃけ難易度は低くはないです。何と比べるか、誰を対象にするかにもよりますが、そんじょそこらの資格試験よりははるかに難しいです。

正直上も見たらキリがありませんが、下を見てもキリがありません。行政書士試験より簡単な資格は山ほどあります。逆に難しい資格も数多くあります。

他の試験と比べるてみるのも難易度を知る上では大変有効だと思います。

 

行政書士試験より簡単な資格と難しい資格

例えば、行政書士試験よりも簡単と言われる有名どころで、宅建士試験だとか、簿記3級、ファイナンシャルプランナー3級(2級や1級も)、漢検準1級や1級があります。

簿記は経験していないのでわかりませんが必要勉強時間から見ても確実に行政書士試験の方が難しいと思います。数々の1級とつく資格試験より難しい行政書士試験、恐るべし。

逆に難しい試験はというと、司法書士試験、税理士試験、弁理士試験など士業系を挙げれば、どんどん出てきます。この辺は社会人であればある程度感覚でわかるかと思います。

参考リンク:行政書士試験、難易度で見た立ち位置。他士業資格と比較

はっきり言って、司法試験などの超難関の試験はそれなりの覚悟が必要です。比べてもよく理解ができないと思います。

難易度を知るには?

難易度を知るには何と比べてどんだけ難しいのかを考えなければいけません。その一つとして、さっきは他の試験と比較してみました。

ただ難しい、難しいと言ったって、それは一般的なことであって場合によってはまったくあてになりません。

難しさを測るには自分の能力や経験と比べる必要があります

司法試験予備試験の合格者にしてみてれば難易度は大したことないといえるかも知れません。
逆にこないだ、危険物の乙四の試験に合格してみた人ならば、そのときの何倍も勉強しないと行政書士試験には合格できません。

よく、行政書士試験は難しい難しいといいますが、中には簡単だという人もいます。

それはなぜか?簡単だと思える学歴や学力がある人から見れば簡単だからです。当然その逆で、難しいと感じる人も出てくるのです。

つまり何を基準にするかそういったものも大事になってきます。

勉強時間で比べる!?

例えばファイナンシャルプランナー3級と行政書士試験を比べたら、行政書士試験よりも10倍は勉強しなければいけないと思います。勉強時間的に見てもそうです。ただ、勉強の量だけで難しさは判断できないので、正確になんて言い表せれません。

当然暗記が得意な人もいれば、そうでない人もいます。ただ合格までの標準学習時間というのは非常に参考になります。

文系や理系の資格でも違う

同じ文系科目なのでそういった観点からしたら同じ程度の難しさといえると思います。これが理系科目とくらべたらまた結果が変わってきます。

文系科目は基本的にはどんな試験でも勉強量と質でクリアできると思います。要は暗記で何とかなる面が大きいです。

逆に数学や美術などは正直、天性のセンスであったりします。

行政書士試験は決してそういう試験ではないので、ある意味簡単といえると思います。

私はなぜか昔から数字に強いというよりも数字に深い愛着があるようです。結局理系には進みませんでしたが・・・・大学も文系です。

このようにいろんな要素で難易度を測ると、難しいのか易しいのかわかんなくなって混乱してしまったと思いますが、結局のところ難しいか簡単かはあなた次第だということです。

上の例のように自分で他資格を受けた経験があるという方はそれを基準にどのくらい難しいのか考えるといいと思います。

大事なのは一般的に言われている難易度を真に受けないことです。そもそも難易度なんてあまり気にする必要はないと思います。

挑戦してみて、何年も合格できないようであれば難しいということでしょうし、勉強して1発で合格したら簡単だったともいえるでしょうし、まずは難易度なんか気にせず、本当に行政書士になりたければ挑戦すべきです。

難易度や合格率を気にするのは資格マニアくらいでいいと思います。

おまけ~合格率が低い理由

行政書士試験はなぜ、合格率が低いのか?私なりに考えてみました。

まぁ試験自体が難しいというのも一因であることはあると思います。

まず、受験資格がなく誰でも受験できる資格というのがそもそも低くなる理由の一つだと思います。結構、法律系の資格はそうなんですが、学歴制限がないことが多いです。

ただ、それらの試験でも学歴の持ち越しってあんまりないんですよね。

簡単に言えば、例えば高校の数学を勉強するには小学生の算数が必要になってきます。こういうのがないことが多いんです。つまり小学校で算数の勉強しなくても、高校の数学ができるということです。

皆さん、行政書士試験の科目を高校や中学で勉強したことがあるでしょうか?

民法を中学ですでに勉強したという人はいますか?

ほとんど無いと答えるはずです。そうです。つまり初学者のスタートラインが一緒というわけです。

ただ、行政書士試験に関して言えば、基本このことが言えるのは法令科目のみです。

行政書士試験には法令科目と一般知識というのがありまして、この一般知識が足キリなども設定されており厄介なのです。

そしてこの一般知識の問題は先ほどの学歴の持ち越しがあるのです。

つまり、一般知識は高学歴に有利なのです。

これが行政書士試験の合格率の低い理由だと私は思っています。

受験資格は無制限なのに、試験の内容自体は高学歴に有利ということです。

毎年一般知識で不合格となり泣く人も少なくないのです。これの対策に限ってはプロに任せた方が良いというのが個人的な意見です。




行政書士試験とビジネス実務法務検定、難易度、合格率まで比較!!どっちが難しい?

国家資格以外の法律系の資格といえば、ビジネス実務法務検定などがあります。他には法学検定であったり、タイムリーな資格であればマイナンバー実務検定というのもあるようです。

ビジネス実務法務検定ってどんな資格??

今回はビジネス実務法務検定に関して書きたいと思います。この資格といえば、いかにも上昇志向の高いサラリーマンが好きそうな感じがします。行政書士試験よりもなんとなくキャリアップに良さそうな響きです。ビジネスとつくだけに。

このビジネス実務法務検定は日本商工会議所が主催する公的資格となります。
商工会議所の資格でもっとも有名なのが簿記です。
知らない人はいないと思います。

さてそれでは行政書士書士試験と比べてみましょう。このビジ法は、1級から3級まであるらしく、2級取れればある程度、評価対象となるようです。なので今回は2級と比較してみます。

まずは合格率です。ビジ法2級の合格率は40%前後のようです。一方、行政書士試験はというと10%前後です。よって行政書士試験の方が合格率では低いということになります。

次に勉強時間です。ビジ法2級の合格までの勉強時間を調べてみましたが、50時間前後という記述が最も多かったような気がします。行政書士試験は1000時間と言われていますからなんと20倍の差があります。雲泥の差というわけです。行政書士試験が異常というよりも、ビジ法が取得しやすい資格と言えます。

と比較してみましたが、さすがは行政書士試験。言い方は悪いかもしれませんが、腐っても国家資格です。そのへんの公的資格よりは難しいというわけです。何とか面目を保つことができました。

まぁ、ビジ法も決して無駄な資格とは言えないと思います。ビジネスとつくぐらいですから、ビジネスシーンではその知識が役に立つと思います。実はというと私も数年前に興味本位で参考書を買ったことがあるからです。行政書士試験の問題とはまったく異質のものでした。実際にバリバリのサラリーマンであれば、ピーンと来るのでしょうが、私にはチンプンカンプンでした。

このビジネス法務実務検定はサラリーマンのキャリアアップや管理職向けの資格ではないでしょうか。

今回はビジネス実務法務検定と行政書士試験とを比較してみました。




 

行政書士試験、1ケタの合格率でも恐れない!!

行政書士試験の合格率の低さ

行政書士試験の合格率は5パーセントから15パーセントくらいと大変低い数字となっています。

どちらかといと2ケタの合格率である年度は少なく、1ケタの年度の方が多いくらいです。去年、平成28年度の合格率は9%台でした。

この行政書士試験の1ケタの合格率を見て、自分には無理だと思うのはやめてください。

恐れる必要は一切ありません。

なぜなら、たとえ1桁だとしても、自分の勉強してきたことが合格基準に達していたら必ず合格するからです。

つまり得点さえとれていたら合格なのです。ものすごくシンプルです。行政書士試験は難関資格だといわれることが多いですが、難関と言われればそうなのかもしれませんが、決して雲の上の存在ではありません。

300点満点中180点取れば合格です。

行政書士試験は勉強すれば合格する

行政書士試験は十分手の届く範囲の資格です。

これが東大の理科3類に合格すれといわれれば無理でしょうが、行政書士試験は大学に例えるとマーチくらいらしいです

だれが例えたのかわかりませんが、そうらしいです。

これが、難しいかどうかは人それぞれなのかも知れませんが、私はマーチくらいならば勉強さえしていれば、誰でも合格できると思っています。

合格率に決して惑わされてはいけません。合格率=難易度では決してないような気がします。

合格率に屈せず、恐れないで、どんどん挑戦しましょう。

基本、勉強の方向性と時間さえ間違っていなければ、合格は確実です。

天才だけが受かるとか1万時間勉強しないと受からないとかそういう資格ではないのです。

たった1000時間です。

1000時間勉強したら、行政書士試験に合格できるといわれているのです。

とにかく、皆さんが思っているより行政書士試験は神がかった試験ではありません。

ぜひ、どんどん挑戦していただきたいと思います。




行政書士試験、難易度だけで見た立ち位置。他法律系資格と比較してみる。

これから受験しようとしている人にとっては、今から説明することは勉強を始める前には当然知っておくべきことだと思います。

まず行政書士試験は他の法律系資格と比較してどのくらいの難易度なのか?

中には他の法律系の資格は弁護士しか知らないという方もいるでしょう。

とにかく、行政書士試験が弁護士の試験より簡単なのはみなご存知かと思います。では実際に行政書士試験がどれだけ難しいのか見てみましょう。

また他の士業にどんなものがあるのかもこの際、覚えておきましょう。

今後ダブルライセンスやトリプルライセンスを検討する際に知っておいて損はないと思います。




他士業と比較してみました・・

下に他資格との難易度を超簡単に示してみました。ちなみに8士業と呼ばれるものではありません。とにかく有名どころの士業を集めてみました。

司法試験(弁護士)>司法書士>税理士>社労士=行政書士>通関士>宅建士

とこのような順番になるかと思います。なお、このブログでは行政書士試験の方が、社労士試験より難しいであろうとしていますが、世間的には社労士試験の方が上ととらえられているようです。

あえてここでは同じということにしてみました。

社労士試験と行政書士試験どっちが難しいか?直接対決してみた

難易度を見る前にさらっと、士業の試験の種類を確認してみましょう。ちなみに行政書士と相性の良い資格は社会保険労務士とか宅建士試験なんて声が多いです。

他士業のまとめ

司法試験・・・・弁護士や検事、裁判官になれる日本一有名な法律系資格です。

司法書士試験・・登記関係や裁判書に出す書類の代書ができます。

税理士試験・・税に関してのスペシャリストになるための試験です。

社労士試験・・労働関係や保険や年金などのスペシャリストになるための試験

通関士試験・・・貿易関係の手続きをするスペシャリストになるための試験

宅建士試験・・・不動産取引の際に必要な資格です。人気の資格です。

 

これで各士業がどんなものか分かったかと思います。

では上記の難易度の差を見てみることにしましょう。やはり最初に目につくのが宅建士が一番簡単で取りやすいのがわかります。

宅建士が法律系の科目といえるかどうか微妙なところですが、試験で問われるのが法律的な知識が多いため、法律科目と呼んでも私はいいと思っています。
一応、民法が入っていますから。入っていなければ呼べないと思います。

それに数年前に宅建主任者から宅建士になりました。

ちなみに管理人は平成29年度の宅建士試験には一応合格しています!!

もう一つ特筆すべきは、わかりづらいかもしれませんが、税理士と社労士・行政書士にはだいぶひらきがあります。その点注意してくだい。

税理士はやはり難関資格というわけです。税はやはり複雑なので、時間がかかるんでしょう。




 

士業を偏差値や大学で表すと?

なお、とあるサイトで士業などの資格の偏差値化がなされていましたが、それによると行政書士は偏差値60くらいだそうです、ちなみ司法試験は偏差値77だそうです。司法試験はさすがにすさまじい数字となっていました

。以前、これらの資格が大学で表現されていたのを見たことがありました。それによると弁護士が東大、司法書士が早稲田、行政書士はマーチだそうです。
となると私はマーチ卒となるのでしょうか?

5流私立大卒の私としてはちょっとうれしいです。

こうやってみると、他の法律科目に比べると行政書士試験は難関資格でないことがわかります。

司法書士や司法試験はまさに雲の上の存在ともいえるかもしれません。

これで行政書士試験の立ち位置が他資格と比較してどのへんにあるのか分かったと思います。

あんまり認めたくはありませんが、司法試験や司法書士試験に比べるとだいぶ難易度は落ちます。ただ簡単ではないことは確かです。

宅建士試験に苦戦した人からしてみれば、その上の難易度の行政書士試験は難しく感じるかもしれません。他フィナンシャルプランナーに苦戦した人はもっと勉強しなければなりません。

ですが大事なのは、あなたがこれから目指すのは司法試験でも、司法書士試験でもなく、行政書士試験だということです。

ぜったいに届かない、雲の上の存在ではありません。努力次第では全然、手の届くところにある資格です。

それは肝に銘じてください。あきらめそうになったり、無理だと思ったときはこのことを思い出してください。そうすると気持ちが楽になるはずです。

司法書士試験や司法試験を受けようとする人がどんだけ覚悟を決めて勉強しなければいけないのかが良くわかります。

勉強時間で比較してみると・・・

司法書士試験で一説には3000時間の勉強が必要と言われています。

ちなみに司法試験にいたっては1万時間以上の勉強と呼ばれています。

良くテレビで一日13時間の勉強を何年も続けてようやく合格したという話がありますが、それほど努力しないと弁護士にはなれないということです。

それらに比べたら1000時間の行政書士なんて、楽勝です。

この目安がある程度、正確であるならば、司法試験は毎日10時間勉強したとしても、3年も掛かることになります。

毎日10時間ですよ。想像できますか?働いている人からしてみれば、睡眠時間は4時間程度しか取れないことになります。

想像しただけで気がおかしくなりそうですね。

基本的に司法書士の場合は合格して登録したらすぐに実務スタートできます。もちろん試験もすぐに実務ができるような内容になっています。

ですが、司法試験は合格後も勉強しなければいけません。確か1年間は弁護士にもなれないはずです。

時間的な経済的な損失はものすごいものです。

なので、私には到底無理だと思います。

やはり、基本的には司法試験は法学部の大学生が学生時代に猛勉強して取る資格なんだと思います。

一方、行政書士試験は1000時間です。1年間、毎日3時間の勉強で合格可能な資格です。

どうですか?少しはやる気が出てきませんか?

何度もいうようですが、行政書士試験は十分に手の届く資格なのです。

まとめ

行政書士試験の難易度で見た立ち位置は法律系資格、いわゆる士業では下の上または中の下くらいです。

決して手の届かない資格ではありません。

そして、行政書士試験の偏差値は60くらいと言われており、大学はマーチくらいということらしいです。

合格までの標準学習時間は約1000時間と言われており、司法書士試験の3分の1程度見たいです。

以上のことから、行政書士試験は専業はもちろん、働きながらでも十分に合格できる可能性の高い資格試験といえるでしょう。




 

行政書士試験と宅建士試験を比較してみる。難易度は?

出題範囲が被る!?だけど実際は民法だけ

行政書士試験と宅建士を比較してみましょう。よく行政書士試験と宅建士の試験は出題科目が被ると聞きますが、果たしてどうなんでしょうか?

実際は民法しか行政書士試験の範囲と被ることはありませんでした。
宅建士の試験では、主に宅建業法と、民法、国土利用計画法、税法などが出題範囲となっています。

もちろん、宅建士は不動産を扱うことになるので、不動産の取引に関することや不動産の税金に関する知識が必要となってきます。よって上のような科目が出題範囲となります。



行政書士試験と宅建試験の民法は別物

民法が行政書士と宅建士試験の両方に出題されますが、これらは同じような問題が出るのかという疑問があります。これについては、難易度も範囲も違ってきます。
全くの別物と思っていただいて構いません。



当然、上位資格である行政書士の方が難易度の高い問題が出題されます。そして範囲はというと、宅建士は物権がメイン、行政書士は債権がメインで出題されます。もちろん、メインというだけであって範囲は民法全部であることには変わりありません。まぁ、宅建士試験で物権がメインで出題されるのは不動産を取り扱うので当然ですよね。ちなみに宅建士試験では親族は出ないようです

行政書士試験と宅建士試験いったいどっちが難しいの?

続いて、試験の難易度について見ていきます。標準の勉強時間を比較していみると以下のようになります。

宅建士試験 300時間        行政書士試験  1000時間

どうでしょうか、行政書士試験の方が長い勉強時間が必要です。宅建士のおよそ3倍勉強しなければならないことになります。このことからわかるように、宅建士試験より行政書士試験の方が難易度は上ということになります。
勉強時間の比較だけではなく、問題の出題のされ方でも難易度の差がわかります。
まず、行政書士試験はご存知のとおり5択と多肢選択問題、記述問題、この3つの形式での出題となります。一方、宅建士試験はというと4択問題のみと圧倒的に簡単な出題形式となっています。

5択と4択では雲泥の差!?

5択と4択では難易度にかなりの差が生じてしまいます。もし当てずっぽうで答えを選んだとしても、単純計算ですが5パーセントの差が生じます。小さく感じるかもしれませんが、実際は大きな差となります。5択はより深い知識が必要となってきます。

宅建士試験の合格点は毎年変動しますが、おおむね50問中35問前後となっています。やく7割の問題に正解しないといけません。一方、行政書士試験は補正措置がない限り、今のところ6割の180点が合格ラインと固定されています。
出題形式と4択を考慮するとたとえ行政書士試験の6割でも宅建士試験の方が簡単なことは間違いないです。

就職には強い宅建士資格!!独立できる行政書士

宅建士の資格を持っていると、就職に有利です。なぜなら宅建士の資格は必置資格と呼ばれ、5人に1人は宅建士がいないと業務ができない決まりになっているからです。それは就職に強いはずです。現に不動産業界の求人は多く、宅建士の有資格者を募集している企業が多数見受けられます。
基本的には行政書士はこういった必置資格ではなく、それどころか一般企業で行政書士として就職することができません。

というわけで行政書士の資格をというと就職にはことごとく弱いです。詳しく書いた記事がありますので、知りたい方は下記のリンクからどうぞ。

行政書士試験は求人が多いのか、少ないのか?そもそも就職できるの?

このように、行政書士試験と宅建士試験は難易度も違えば、求人の多さまで違います。どっちが一概にいいとは言えません。宅建士資格も魅力的ですし、行政書士資格もやはり独立もできるので捨てがたいです。そんな風に思う人はこの際、両方取得してみるのも良いかもしれません。どちらも受験資格はありませんので、誰でも受験可能です。二つの資格を取得してダブルライセンスとして、独立するのも良いかもしれません。実際に、行政書士と宅建士のダブルライセンスの方は結構います。

冒頭にも書きましたが、実は民法しか試験科目は被っていません。ですが、なにも被らない資格を取得するより有利です。試験日は宅建士の方が1か月ほど早いです。宅建士に挑戦し、次に行政書士試験に挑戦するというパターンも可能です。

実は私も今よりももっと若いころに宅建士を受験したことがありました。残念ながら数問足りず不合格となってしまいました。今後、また挑戦してダブルライセンス目指したいと思っています。



過去、行政書士試験で補正措置が行われたのは平成26年度の一度だけ!?

平成26年度の行政書士試験は難しかった!?

過去の行政書士試験で補正措置がなされたのは平成26年度の試験で一度だけです。180点の合格ラインが166点に引き下げられました。補正後の合格率はそれでも8パーセントでした。かなり狭き門となりました。

この年に合格した受験生は本当にすごいと思います。

その後、毎年、試験終了後の受験者や講師の各ブログや2ちゃんねるの掲示板、ツィッターなどでは今年は補正措置があるのかないのか話題になるようになりました。

でも、それ以降の平成27年、28年度は一度も補正措置がありませんでした。補正措置を発動するほど難易度が高くなかったのでしょうか?

今後補正措置はあるのか?平成29年度は??

そんな疑問がわいてきます。最も気になるのが直近の試験である平成29年度はどのようになるかどうかだと思います。

参考リンク:2017年度の行政書士試験の難易度・合格率を勝手に予想してみた

あくまでも私のこのブログ上だけの勝手な予想ですが、今後はめったに補正措置が発動されることはないと思いますなので、過度な期待はしない方がいいでしょう。

とはいえ、補正措置を期待する気持は十分にわかります。補正措置が発動され、合格ラインが166点になれば、それだけチャンスが出てくるということになります。

でも、よく考えてみるとこれは普通の試験のときに180点の合格ラインを出すのと変わりません。実力としては同じなのです。
なので、普段通りに試験に臨み、180点の合格基準点を超える実力のある人は合格する。単純なことです。補正措置がなされ、166点の合格ラインにある人は普通の難易度の試験では180点の合格基準点を満たす人なのです。
少しわかりづらい説明となってしまいましたが、ようは180点を超えるような勉強をし知識を身につけていけばそれでいいんです。

それだけです。行政書士試験は上位何名が合格という試験ではないので合格基準点さえクリアすればそれだけで合格となるのです。実にシンプルなことですね。

よくライバルに勝つ勉強方法だとか言われますが、実は行政書士試験にはライバルがいないというわけです。あくまでも自分自身との闘いになるわけです。

それでは、勉強頑張りましょう。

 

追記*平成29年度の補正措置はありませんでした。平成30年4月更新




平成29年度、行政書士試験の難易度・合格率はどうなる?

先日、平成28年度行政書士試験の合格率が発表されました。9.95%という結果に終わりました。前年の結果よりは合格率は下がったということになります。

平成28年度の合格率について詳しく書いている記事です。

平成29年度の行政書士試験の難易度・合格率を予想

気になるのが、平成29年度、来年の合格率・難易度はどうなるのか?
私の勝手な予想としては合格率は平成28年度とほぼ同じくらいになるのではないかと予想しております。これはあくまでも私の勝手な予想です。実は平成28年度の行政書士試験の合格率はちょうどいい数字なのではないかと思います。過去の行政書士試験の合格率からしてみれば9.95%という数字は若干高いくらいです。ですが、年々と受験者数が減少傾向にあるのも事実です。よって、合格率は上がっても、合格者数は毎年4000人から5000人前後で推移しています。
あまりにも、合格者数を輩出するのも、行政書士業界としてもしれつな争いとなってしまいます。今でも、行政書士は多すぎるのかもしれません。

ですが、しばらくは受験者数に合わせて、合格率を調整してこの合格者数を保っていくのではないかと思います。一般的には合格率が低い年の次の年は合格率を上げてきます。ですが、9.95%という数字は決して低い合格率ではないと思います。平成27年度の13%という合格率が異例だったのではないかと思います。なので、平成28年度の合格率はいたって普通なのです。よって、受験者数が大幅に増えない限り、来年もこの合格率を維持していくのではないかと思います。先ほども言いましたが、これはあくまでも私の勝手な予想です。



 

本日、平成28年度行政書士試験の結果が発表されました。合格率は前年より下がる

本日、1月31日に平成28年度の行政書士試験の合格発表がありました。受験生の皆さん、お疲れさまでした。結果はどうであれ、ようやく白黒はっきりすることができたことでしょう。

無事に合格した人は行政書士への切符を手に入れたわけですから、さぞかしうれしかったでしょう。これから夢が広がってくると思います。

残念ながら不合格だった方、悔しい思いをした分、きっと次回の頑張や今後の成功につながることでしょう。今回した努力は決して無駄ではないはずです。
勉強したことは基本忘れない限り、無駄にはなりません。

さて、今回の行政書士試験は一体どうだったんでしょう。行政書士試験研究センターのホームページにて統計が発表されていましたので、ここでもご紹介させていただきます。

平成28年度行政書士試験の合格率

平成28年度行政書士試験の合格率は9.95パーとセントなりました。
前年の平成27年度は13.12パーセントであったことを考えると約3パーセント低下したことになります。

私も平成28年度行政書士試験の問題を一通り、見させていただきましたが、それほど前年の平成27年度の問題と難易度は変わらないように感じましたが、合格率から考えると少し難しかったのかなと思います。

受験者自体は前年と同様、今年も4万人程度となっていました。

まぁ年々、減少傾向にあるようです。やはり、もうカバチタレ効果は薄れてきているのでしょうか(笑) 

さて次年度、平成29年度の合格率や難易度はどうなってくるのでしょうか。今回の平成28年度の合格率から予想することがある程度できると思います。

ちなみに平成27年度がラッキー年度だったので、今回の平成28年度は引き締めに行ったような印象を受けます。

これは、もちろん平成27年度の合格率が発表された時点である程度想定できたことだと思います。

基本的には易化した翌年は難化傾向になります。

みなさんもこの平成28年度の合格率から平成29年度の難易度がどのようになるかを予想してみてはいかがでしょうか?

平成29年度の合格率は?高い?低い?

意外とこういった統計情報も大事だったりします。ただし、実力さえあれば合格率や難易度なんて関係ありません。