行政書士試験の勉強に、法律の入門書や初学者向けのテキストは必要か不要か?考えてみる。

行政書士試験の勉強するのに入門書や初学者向けのテキストは必要か不要か?

今回はこのことについて考えてみることにしてみます。入門書や初学者向けのテキストというと難しい言葉をあまり使わなかった構成であったり、浅い知識を載せたりとそれなりに初学者に易しく作られているのが特徴的です。

私の場合は、受験に際して、まず入門書を購入して勉強しました。これが本当に必要だったかと言われるとそうでもない気がします。
確かに理解は多少しやすかったのかもしれませんが、小学生でもわかるというほどは易しくありませんでした。まぁそこまで求めてはいけないかもしれませんが、入門書と聞くと、そのレベルまで期待する人も中にはいるのではないでしょうか。
そういう人のために警告しておきますが、いくら入門書といっても小学生でも理解できるようなレベルものはありません。
行政書士試験の勉強はそれなりに難しいということは覚悟しておきましょう。

さて、本題に戻りますが、入門書の内容も結局はさらに深く基本書で学ぶことになります。効率だけで考えたら、入門書は飛ばして、基本書で学習する方が絶対にいい気がします。私は入門書を購入して勉強しましたが、すこし後悔しています。

その分、参考書代がかかることになりますし、先ほど述べたように浅い知識を深い知識で上書きするわけですから、時間の無駄ともいえると思えます。

これから、勉強しようと思い、テキスト選びに悩んでいる人がいたら、よく考えてから購入した方が良いと思います。

ではどんな人は不要でどんな人が必要か考えてみましょう。私が思うに、初学者といってもさまざま人がいると思います。
勉強からかなり距離を置いてきた人もいれば、読書家の人などさまざまです。

100人いれば100人の初学者がいると思っています。個人のポテンシャルもありますから、全員に絶対入門書が必要とはならないと思います。

入門書が必要と思われる初学者としてはこんな人が当てはまると思います。

・法律の学習のみならず、勉強をあまりしてこなかった人

・語彙力なるものが乏しい人

・読書の習慣がない人

逆にこれらのことに当てはまらない人であれば、あまり入門書が必要ないかもしれません。
基本書となるとかなりの分厚さになります。勉強から離れてきた人はそれを見ただけで吐き気がしてくるかも知れません。一方、入門書というと内容が浅いだけあって、基本書と比べるとかなり薄くできています。
いきなり基本書にいかずに入門書でならしてから基本書に行く方がよいでしょう。

そして、語彙力がない人です。法律の専門用語もそうですが、テキストの内容も難しい言い回しが少なくないです。そんなときに読解力や語彙力がないと、わからないといって調べながら基本書を読んでいたんでは、かなりの時間がかかってしまいます。ですが、入門書は冒頭にも書いたように、難しい言い回しや専門用語を使用しない構成の本もあるので、基本書とくらべると読みやすくなっています。
中にはそうでない初学者向けのテキストもありますが。

読書の習慣がある人とない人では大きな差があります。それは読解力と活字に対する抵抗がないことです。なぜなら活字嫌いの人に読書家はいないからです。
また読解力があると行政書士試験に有利であることは間違いないからです。読解力のみで解ける問題もあるからです。いきなり基本書で学習するのに、読解力は必要ないにしろ、あの分厚い参考書です、それは活字に抵抗ある人なら、読破せずに試験を諦めてしまうかもしれません。
そんなわけで、読書の習慣がない人は入門書から勉強した方が良いといえるのです。

まとめると、入門書や初学者向けのテキストは受験する人のポテンシャルや特徴によって、必要な人とそうでない人がいるわけです。全員が全員