行政書士試験合格に語呂合わせは必要か?

行政書士試験に語呂合わせを使えば簡単に合格できるか?

この問いに対しての私の答えはノーです。実際に私はゴロ合わせというのは一切使ってません。
なぜかというと複雑な知識にゴロ合わせは向かないと思っているからです。
行政書士試験の知識は深くて複雑です。単純な知識とは違います。これを無理やりゴロに合わせても覚えやすいはずがありません。行政書士試験に関する語呂合わせはなんとなく強引に感じます。世の中には多数の語呂合わせがありますが、それのほとんどが強引なもので、秀逸と呼べるゴロ合わせは全体の1割くらいしかないように思えます。

日本一有名な語呂合わせ

といえば「1192いい国作ろう鎌倉幕府」だと思います。この語呂あわせについて考えてみます。かなり秀逸なゴロ合わせです。何がすごいかというと響きもよく、まず短くまとめられているのと、意味の関連性もあります。鎌倉幕府を作るときにいい国作りたいと思ったんだなぁと勝手に想像できてしまいます。強引さのかけらもありません。これでは簡単に年号が暗記できるはずです。

ですが、この語呂合わせから得られる情報は実は少なく、単純な情報でしかないことに気づきます。1192年に鎌倉幕府が始まったという情報しか実は読みとることができません。年号を覚えるというだけのことです。

これが行政書士試験に必要な知識に当てはめてみるとどうでしょうか。こんな少ない情報で解ける問題はおそらくありません。なので、語呂合わせは行政書士試験には合わないし、必要ないのです。

どうしてもゴロ合わせを使いたいなら

かなり語呂合わせについて否定的な意見を出してしまいましたが、全否定しているわけではありません。
どうしても使いたいという方にお勧めしたい使い方です。
語呂合わせは自分で作ることです。他人の考えた語呂合わせは覚えにくく、違和感を感じてしまうからです。自分で作った語呂合わせの方が私の学生時代の経験上、覚えやすいはずです。
そして、もう一つ大事なのは、なんでもかんでも語呂合わせにしないということです。どうしても覚えづらいことだけ語呂合わせにして覚えた方がいいです。そもそも、覚えやすい知識は語呂合わせにする必要がありません。また全部を語呂合わせにしていたら、いくら時間があっても足りません。