行政書士試験に有利な存在として、もっとも先に上がるのが大学の法学部卒、あるいわ在学中の学生です。
一説によると、これらの人がまったく受験しなくなると相当、合格率が下がるとか言われてたりもします。
逆に言えば、純粋な初学者の合格率は劇的に低いとも言われています。
ちなみに私は法学部卒でもなく、完全な独学者かつ法律初学者でしたが、あまり実感なかったりします。
合格率なんて、気にしたら負けですから。
行政書士試験に法学部が有利な理由とは!?
ではなぜ?これほどまでして、大学の法学部が行政書士試験に有利なんでしょう?
まずは当たり前といえば、当たり前ですが、法律を日々学んでいる、学んできたからでしょう。
やはり、初学なのと既習なのとでは雲泥の差です。
仮にもし、大学を卒業して、ブランクがあったとしても用語の定義などはある程度わかっているでしょうし、何しろテキスト読むスピードひとつとっても、既修者であればスムーズに読むことができます。
つまりは簡単にブランクを埋めることができるということです。
在学中、卒業してまだ日が浅い人ならば、特に有利です。憲法、民法、商法、刑法、民訴、刑訴の基本六法はもちろん、行政法についても学んでいる人が多いでしょう。
大学によっては、資格取得の講義を大学で行っているところもあるようです。
となると予備校いらずですね。
それだけ、法学部は有利というわけです。
法学部の偏差値は高い!?
そして、次の理由です。
それは大学の法学部の偏差値が高いということです。
これは入学する時の偏差値です。つまり、大学入学して合格する人の偏差値です。
大学にもいろいろな学部があります。経済学部だとか外国語学部だと人文学部だとさまざまです。
その中でも法学部の偏差値は一つ頭が出ている状態が多いです。
私の卒業した大学でも法学部は高かったです。
それと行政書士試験なにが関係あるのか?という話です。
あるんです。
大学の法学部は一般知識に有利だということです。
つまり、法学部の偏差値が高いということは、高校までの勉強を頑張ってきて、大学入試を突破したというのが基本になります。
そうなると、一般知識に有利というわけです。
特に社会や政治、経済の分野の知識もある程度あるわけですから、一般知識に有利というわけです。
基本的、一般知識は高学歴に有利です。あと最近まで、年配に有利なようにできていたと個人的に思っています。
以前、記事にもしましたが、短期合格している人のここを見てほしいというところがあります。
それはズバリ、一般知識の得点です。
ここが40点をはるかに超えているのならば、もともと高学歴あるいはそれなりに地頭が良いことがわかります。
一般知識が高ければ、その分法令科目でサボることができるのです。
それならば、短期合格も納得というわけです。
短期合格者のカラクリともいえるでしょう。
そうです。行政書士試験はポテンシャルが高いと、短期合格できる仕組みになっているのです。
司法書士試験の合格者で、行政書士試験に合格できない人がいるとして、もし原因が何かといわれれば、一般知識以外ありえません。
もしあったとしたら、行政法の勉強をさぼりすぎたという理由が考えられます。
行政書士試験に有利な人の順番とは
私が考える行政書士試験に有利な属性の順番はこうです。
ちなみに公務員や弁護士など無資格で登録できる人は当然、除きます。
大学の法学部卒あるいわ在学中>一般の高学歴の人>司法書士>ビジネス法務検定など>宅建士試験合格者
になると個人的には思います。
ということで、大学の法学部卒、在学中の学生は行政書士試験に圧倒的に有利すぎるというわけです。
もちろんではありますが、司法試験や司法書士試験などでも同様のことが言えると思います。
やっぱり大学の4年間って、年齢的にも勉強したら、結果に残りやすいのかもしれません。
無駄には過ごしてはいけません。
ある意味、反面教師的な立場で言わしてもらいます(笑)
いま、高校三年生で進路等で悩んでいて、どこにも興味がないという状態ならば、法学部に行くことオススメします。