記述式の採点基準はどうなっているのか?誤字脱字は減点対象!?

私は行政書士試験において、記述式の問題は最重要問題だと確信しています。

なぜならば、40字前後という文字数の解答だけで、択一の5倍もの点数が与えられるからです。

こんなラッキー問題はありません。

それだけ記述式の3問は重要な問題といえるのです。

現に記述式が満点というだけで、60点ですから、かなり合格への道が近づきます。

ということで、行政書士試験において記述式は対策が必要不可欠なわけです。

いないとは思いますが、記述式をまるまる捨てるなんてのはもっての他です。

よく、記述は択一の延長だから、対策なんて必要ないという人がいますが、最大のアウトプットである作文というのは練習なしでは厳しいものがあるというのが私の意見です。

記述式の採点基準は?どうやってるの?

残念なことに記述式の採点基準は公開されていません。

なので、記述式の採点基準や減点基準は憶測でしか言えません。

ただし、毎年、公式HPで模範解答みたいなのは公開されています。

もちろん、この模範解答と一字一句間違いなく一致すれば、満点ということになります。

というよりも満点にならなければ、まずいです。

この模範解答の公開は確か、試験後すぐというわけではなく、合否通知と同時だったと記憶しています。

ということで、試験後すぐにコレを使っての自己採点はできません。

どうしたらいいかというと、予備校で公開されている模範解答を参考に自己採点することになります。

予備校もプロなので、ほぼほぼ公式HPと同じ解答になります。

まぁ、コレを使って、自分の回答と近いのかどうか違うのかどうかを比べていくわけですが、正確に自己採点できるとは限りません。

何度も言いますが、採点の仕方が公開されていない以上、憶測でしかないのです。

加点方式であるのか減点方式であるのかすらもわかりません。

そして、もしかしたら、人間が採点しているのかもはっきりとは言えないのです。

最近はやりのAIが採点しているのかもしれません。

可能性はかなり低いと思いますが、今後はわかりません。

試験終了後から合否通知までの期間が長いことを鑑みても、人間が採点しているのは間違いないとは思います。

誤字ひらがなは減点対象なのか!?

採点基準でもっとも気になるのが、主に2つです。

誤字脱字は減点対象なのか?

ひらがなは減点対象なのか?

非常に重要なことです。もし、ひらがなが減点にならないというようのならば、漢字ミスするくらいならばひらがなで書けばいいわけです。

私もいろいろと情報を調べましたが、誤字は減点の対象となることが濃厚のようです。

ひらがなだと年度によるというの声が多かったです。個人的にはひらがなも怪しいと思います。

理由は漢字が書ける人がいるのに、ひらがなも同じ評価というのは不公平だからです。

とにかく、漢字で書けるようにすれば問題ないわけです。そこまで、難しい漢字もないでしょうから、しっかりと書けるようにしましょう。

とこのように記述式は内容があっていれば満点とはならない可能性もあるということです。

記述式の問題で漢字が書けないときの対処法

とはいえ、記述式で漢字がどうしても書けないというときがあると思います。

そんなときはどうしたらいいのか?

後述しますが裏技的なテクニックがあります。

基本そうはならないためにも、しっかりと個別の記述式の問題集をやり書く練習をする必要があります。

勉強方法として、必ず記述式の対策は個別に用意しておくことをオススメします。

何度も言いますが、記述は択一の延長上にあるから、対策不要なんて言葉がありますが、真に受けてはいけません。

問題集一冊は必ず買いましょう。

話は戻りますが、なかなか法律用語も画数の多い漢字だったり、どうしても覚えづらい漢字というのがあるはずです。

例えば、「欠缺」なんて書けと言われても、練習した人か高学歴の人じゃないと書くのは難しいと思います。

最低でも読み方は把握しておくこと

法律用語は読み方もしっかりと把握しておくことが大事です。

なぜか、漢字がどうしても書けない場合に、ひらがなで書くからです。

上の欠缺ですが読み方はわかるでしょうか?

けんけつです。意味は欠けていることです。登記の欠缺を〜なんてところででてきます。

読み方はというのは字面だけで勉強している独学には不利です。

なぜかというと、予備校または通信講座の動画視聴なんかを受講している受験生たちは、耳でも学習できているからです。

独学の方は必ず、読み方も覚えるようにしましょう。

二つの対処法

では、こういった難しい漢字を書けないときはどうしたらいいのでしょうか?

答えは二つです。

①問題冊子から探すこと

もしかしたら、問題文のどこかに書いてあるかもしれません。周辺にその用語があるかないかさらっと探しましょう。

ただ、探している時間も勿体無いので、もちろん、時間をかけすぎてはいけません。

もし冷静であれば、そういえばあそこに書いてあったなとか、気づけるはずです。

見つければ、それを書けばいいだけです。

オススメは、問題開始の合図で、はじめに記述式をちらっと見ておくことです。

ただしあまり、気にし過ぎはよくありません。

②ひらがなで書く

漢字でかけなければ、ひらがなで書くしかありません。誤字よりも減点の確率が低いといわれているならば、ひらがなで書いて可能性にかける方が良いでしょう。

と、漢字のわからないときの対処法はこれだけです。

難解な漢字をピックアップして書く練習をするというのも事前の対処法としてもちろん、有効です。

というよりも一番理想な対策だと思います。

ということで記述式の減点されないコツは、誤字脱字をなくす、キーワードしっかりと押さえる、問いを正確に判断し、何を書くか理解することが大事です。

そもそも、一番最後の問われていることを判断できずに、全く的外れなことを書けば、部分点はおろか、ゼロ点という結果になります。

問われているのが何かをつかむのは、ある意味、記述式の大前提というわけです。

 

オマケ!!難しい漢字、「瑕疵」の書き方の語呂合わせ!!

皆さん瑕疵って書けるでしょうか?

先日ツィッターで瑕疵が書けないというツィートがあったので、瑕疵を書く、ゴロ合わせを作ってみましたので紹介します。

読み方はかしです。ちなみにひらがなで書いたらなんとなく、マヌケな漢字になりますね(笑)

瑕疵の書き方ですが

まずは、瑕疵を分解してみましょう。

瑕からです。

王、  コ、|、二、  コ、又 に分解できると思います。

疵の方が簡単です。

病だれと比に一本線があります。

ということで、これらを語呂合わせにしてみました。

オウ、小坊主に困った 病比べ一本あり

王、コ棒(ず)二‥右側 コ又・・左側

病だれ 比(べ) 一本付け加える

まずは漢字を見て、この語呂を口ずさみながら、書くと何回練習しているうちに書けるようになると思います。絵描き歌の要領と同じです。

我ながら、傑作かと思いましたが、必ず自己責任でお使いください。

ただ、問題文章に書いてあるとは思いますけど(笑)

とにかく、記述式は高得点なので、気持ちは満点取る気で行きましょう。

では、本試験まであと少しですが、頑張りましょう。