行政書士試験の大きな特徴として記述式があります。
そしてこの記述式、配点はかなり高く通常の択一の5倍の得点の20点です。
減点なしで丸々点数をもらえれば、通常の5倍の得点がもらえるというわけです。
いわば記述式はラッキー問題なのです。
よく記述式は苦手とネガティブに感じる人も多いですが、1問で20点という問題ははっきり言ってチャンス問題のなにもでもありません。
まずその点は忘れてはいけません。
なぜ記述式がこんなに配点も高く、特別扱いされるのか?
それはおそらく、メリハリなんだろうと思います。
ごめんなさい、ちょっと適当なことを言ってしまいました(笑)
特別扱いされる理由については知りませんが、配点が高いのは事実です。なので、絶対には落としてはいけません。
記述式って簡単!?
記述式って難しいと感じている人もいると思いますが、そんなことはありません。
ただ、テキストのことをそのまま書ければいいだけです。
ちょっと言い過ぎかもしれませんが、およそこんなものです。
気を付けるのは、出題者が欲しい答えを書くということです。
難しいと感じるかもしれませんが、最近の記述式を見ると、結構リード文が提供されていることが多いです。
リード文とは何か?
例えば、Xは○○という条件のもと○○を請求できるとか、書いてあります。
問題文の中に実はこうして書いてくださいよという指示が書いてあります。
そのために問題文章はしっかり読んでください。
ヒントがかなりあります。
指示があれば、指示通りに書けばいいだけです。文才なんて必要ありません。キーワードを含んだことを書いていけばいいだけです。
もちろん、このパターンというわけではなく、中には、ほぼ条文そのものを書かせるパターンもあります。
テキストの文章や条文を一語一句間違いなく覚えていることはまれなので、キーワードをしっかりと押さえておきましょう。
例えば、前年くらいに出題された不法行為の損害賠償請求の時効や除斥期間についてですがここのキーワードは3年、知ったときから、20年などです。
簡単に言えば、最低限これらのキーワードをおぼえておけばよいわけです。
あとは雰囲気でも書けなくはありません。もちろん、表現がまずければ減点対象にはなると思いますが、キーワードは特に重要視されると思います。
キーワードは部分点となるでしょう。
とにかく、学習するうえでこのキーワードを意識して勉強しましょう。
文章能力や自分の意見や感情などは当然いりません。
感情なんて書いたら、減点になるかもしれません(笑)
まぁ、漢字の練習を含めて、演習は必要でしょう。
法律用語には結構難読漢字が使われているので注意が必要です。最悪ひらがなで書いてしまいましょう。減点対象になるかどうかはわかりませんが、書かないよりはマシです。
記述式は択一の知識の延長!?
記述式ができるということは基本的には択一もできるということにもなるでしょうし、逆に択一ができるということは記述式ができるということにもなります。
良く「記述式は択一の延長上にある」なんか言われますが、まさにその通りだと思います。
テキストをしっかりと読む、キーワードしっかりとピックアップしておく、演習をする!!
これで何とかなると思います。
そして、またしても基本的なことになりますが、やはり行政書士試験は民法と行政法がキー科目なんですよね。
結論はそこです。
今更言うまでもないと思います。この二科目を完璧にすることで合格率がぐっとアップするのは間違いないと思います。
良く商法や会社法を捨てるなんてという方もいると思いますが、ただ行政法と民法を優先しているだけなんです。