行政書士試験に何度受検しても受からない。そういう人はいると思います。
何を隠そう私も複数回受験組です。
私自身、悔しい思いはしてきています。そのたびに立ち上がってきています。
基本的に資格試験で不合格になったときのパターンは2つだけです。
再度、リベンジするか諦めるかです。
再度挑戦する人は本気で取り組んでください。なんだかんだ言っても能力うんぬんよりも本気度です。
もう2度と落ちることがないようにしましょう。何度も落ちるとそれだけ長引きます。不合格癖がついてしまいます。
また法改正も絡んでくるのでそれだけ非効率になってきます。
そして、今回スポットを当てるのは後者の諦める組です。
諦めるというのはネガティブな意味に捉えられがちですが、私は非常に勇気のある決断だと思います。
ギャンブルでもそうですが、やめ時が大事です。
ただ、諦めるならば完全に諦めてください。中途半端に未練を残すと後で苦労することになります。どんな苦労をするかは後述しますが
しっかりと自問自答して納得した上で諦めるという決断をしましょう。
なぜここまでしっかりとした意思で受験をやめるべきなのか?
それは、また再受験をしようとなったときにブランクが生じるからです。
ブランクほど無駄なことはありません。
以前もブランク、すなわち空白期間がいかに無駄かは記事にしたことがありましたが、空白期間は本当に無駄です。
何も勉強しない期間が長くなると、あっという間に記憶が薄れていきます。これが1年程度ならばそれほどでもないでしょうが、数年単位となるとほとんど忘れてしまっていると思った方が良いでしょう。
このことは、私も経験しているから、いえるのです。
私は平成29年度の宅建士試験に合格しました。実は私は2度目の受験で宅建に合格したのです。
ブランク期間はなんと5年くらいありました。
いざ、勉強を始めてみると、全然記憶に残っていないことが判明しました。5年前の勉強はまったく無駄だったとまでは言えませんが、かなりの部分が抜け落ちていたのです。
ほぼ初学者と変わりないくらいでした。
その時、悟りました。
人間は忘れやすい生き物なんだと。なのでブランクを開けることは非常によくないことです。
そもそも私の何がブランクというのを生じさせたのか?
それはやはり中途半端に諦めたことです。
宅建に落ちた当時、もしかしたら、また受ける機会があるかもしれないけど、とりあえず来年からの受検はやめよう。そう思ってしまったのがいけませんでした。
あの時、きっぱりとやめるか継続していれば、問題なかったのです。
もし、行政書士試験不合格で再度受験しようか迷っている人にアドバイスするならば、きっぱりとやめるか真剣になってリベンジするのか二つに一つだということです。
受検はしないけど勉強は続けるという提案もあることにはあります。
ただ、やはり受験という期限がないと人間は本気にはなかなかなれないものです。できることならば、受験続行した方が良いでしょう。
参考までに・・・。