行政法を制するものは行政書士試験を制するという言葉があります。実際にあるのかどうか分かりませんが、これは確かです。
まずなぜ、行政法が大事なのかは配点を見れば一発でわかります。
配点が全体の半分をいかないまでもそれに近い点数が占められています。
ということで行政法は最重要科目という位置づけなんです。この行政法を満点目指すのはもはや当たり前のことと言って過言ではないのです。
もちろん、この行政法を軽んじても、合格する人は合格します。ただ、その人は、法律初学者とは言えないようなレベルの人だったり、教養のレベルが半端ない高学歴の人だったりします。
そんな人ではない、法学部でもなく、司法書士試験合格者でもない、一般の初学者は、絶対に行政法は無視できないし、軽視すらできないのです。
ということで行政法は満点を狙いましょう。
満点が難しいと思われるかもしれませんが、そう難しいわけではないと思います。というのも、行政法自体の条文は少ないですし、多くて地方自治法です。
個人的な感想にすぎませんが、地方自治法にしても毎年代わり映えのしない、レベルの高低差もない、問題がでます。
そして、憲法の統治に類似している事項も多いので、憲法の知識があればそう難しく感じないはずです。
他国家賠償なんかも簡単ですし。
何度も言いますが、行政法はラッキー科目なんです。
このラッキー科目を見逃すわけにはいけません。
だから行政法は満点を目指すくらいの気持ちで学習しないといけないのです。
ちなみに行政訴訟法はちょっと難しいので、心して取り掛かるべきです。それ以外は特につまづくこともないでしょう。
行政手続法、行政不服審査法、行政訴訟法というのは簡単にいえば、国家が我々国民に何か強制的なことをする場合は基本的に公平、迅速に取り扱い、不服があれば救済する道を作り、公示しなければいけないというような考えのもと?にできた法律です。
調べたわけではないので、ちょっと趣旨が違うかもしれませんが、おおむねこんなところだと思います。そして行政訴訟法は裁判所に、行政不服審査法は上級官庁などに不服を認めているわけです。
実は行政訴訟法の場合はあまり行政書士の実務には関係ないともいわれていますが、一応、記述式でも毎年問われることが多いので、しっかりと学習する必要があります。
ということで、まとめると行政法はラッキーな科目でかつ、大事な科目、そして満点を目指すべき科目なのです。
このブログではギリギリを進めていますが、それは試験全体での得点の話です。
ただ、科目ごとは満点を目指すべき科目もあるということです。もちろん、行政書士試験で300点満点ならばそれに越したことはないと思います。現実的にはかなり不可能に近いとは思いますが。