10年ほど前になりますが、偏差値の低い高校生たちが、東大をめざすというドラマ「ドラゴン桜」にもありました。
その中で間違った勉強法として紹介されていたこのマーカー不要説。
実はドラゴン桜だけではなく、あの京都大学出身でクイズ番組に引っ張りだこのロザンの宇治原さんもこのテキストへのマーキング不要説を唱えているそうです。
ロザンの宇治原さんが蛍光ペンを使わない理由は、「教科書、参考書のすべてが大事だから」という理由だそうです。
う~ん、これについてはまったくの同感です。
一方、ドラゴン桜はどういう理由だったかというと、たしか、蛍光ペンをひくと、やった気にばかりになって意外と身についてないからという理由だったと思います。
ちなみ私の場合はどうだったかというと、テキストにはバリバリ、アンダーラインは引いていました。
ただ行政書士試験受験時にはすでにドラゴン桜を見ていて、そのことも知っていたので、無意識のうちに早い段階ではなるべく引かないようにはしていました。
ただ、やはりマーキングをすることで視覚的には非常に効果的なんではないかという予想から、途中からは無視して引いてしまいました。
ただ、完全にこれらの説を無視したわけではありません。
なぜならば、私が参考書にマーキングしたのは
3、4回ほどテキストを読み終わってからです。
つまり、はじめからマーキングするわけではなく、さんざん読み終わった後に蛍光ペンでアンダーラインというよりもオンザラインを引いていたのです(笑)
この狙いはというと、まずはテキストの内容の重要な点を、自分が全くの初学者に近い状態で決めつけたくはなかったからです。
簡単にいえば、『素人のお前がなんで重要なことが分かるんだ』ということです。
つまり、重要かどうかもわからないくせに決めつけれるのかということです。
そしてもう一つは、テキストを一回、二回読むので終わりにしたくなかったということです。
例えば、一回目にマーキングをすると、その後、2回3回としかテキストに目を通さなくなると思います。
それが、3回目にマーキングをしたとすれば、その後4回、5回と目を通したくなるはずです。なぜならば、マーキングした参考書を再度読みたくなるからです。
ということでインプットする回数をかさましすることができるわけです。
という理由で、私はマーキングは初めには絶対引かないという勉強方法を厳守しています。
司法書士試験勉強中の今もまだマーキングしていません。テキストはキレイな状態です。
そして、テキストによってはあらかじめ太文字で書かれていることが多いと思います。その上にマーキングすることが多いと思いますが、以外と普通の文字で書かれていること、あるいわ補足や脚注に書かれていることが大事であったりもします。
つまり、重要かどうかの判断は実際に本試験形式の問題を解くなどアウトプットをしてみないと把握できないということがほとんどだということです。
基本的に問題出題される=大事なところ
という方程式が成り立ちます。当たり前といえば当たり前ですが。
理想はこれでもかって、テキストを読み込んだ後、さらにアウトプットをこなしてからマーキングすることです。そうすれば、きっと重要な点も把握することができるでしょうし、マーキングすることで気分転換も図ることができると思います。
蛍光ペンでマーカーするなは正解でもないし、間違ってもいないとおもいます。
上手くマーキングを利用するのベストだと思います。
ただ、マーキングをすると合格者でもない限り参考書を処分する際の価値は落ちます(笑)