なぜ行政書士試験の勉強は書いて覚える必要はないのか?それはマークシート式だから

私がオススメする学習法は書かない方法で記憶することとしています。なぜ書く必要がないのか、それは行政書士試験の出題形式のほとんどがマークシート式であるからです。

書いて覚える必要がないから書かない!?

よく、漢字は何回も書いて覚えると言われています。昔は親や先生によく言われたかと思います。

また何度も何度も書かされた記憶があるでしょう。英単語のスペルも同じく何度も書いて覚えたでしょう。

これはぞくに言う手続き記憶というやつです。簡単に言えば体で覚えるということです。これによって、スペルや漢字が自然に書くことができるのです。

ですが、行政書士試験にはご存知の通り書く必要がありません。記述式では書くことになりますが、多くの問題は選択肢からこれが正解だと思う番号を選んでマークするだけのマークシート式です。

さてなぜ、手続き記憶で覚えた漢字は思い出すことができるのか?それはその漢字を書こうとするからです。書こうとするから、体が覚えていた記憶を引き出すのです。ですから、書こうとしないと思い出すことはあまりないでしょう。

自転車に乗るということも手続き記憶と言われています。私も自転車に何度ものって、体で覚えました。でも実際に、自転車に乗るきっかけがないと自転車の乗り方は言葉ではなかなか言い表せないとおもいます。ですが、自転車に乗るきっかけがあれば、迷うことなく自転車に乗ることができます。

なので、手続き記憶を想起させるにはそのことに関連したことを実際にしようとするきっかけが必要となるのです。

ここで中学生のテストを思い出すとします。私が中学生の時はテストといえば、書かせる問題が多かったと記憶しています。
たとえばこうこうこうという特徴があるものをことはなんというか?という定義を問い、書かせる問題が多く出題されていたのを覚えています。

逆に勘でも解けるような選択問題は全体の2割程度の出題であった気がします。

もちろん、科目やその先生の試験の特徴にもよりますが。

行政書士試験もこうゆう問題が出ていれば、書いて覚えるという記憶法が有効であったりしますが、残念ながらマーク式と記述式3問しかないため、書いて覚える必要はないのです。

書くという行為はとても時間がかかります。速記できる人でない限り、読むスピードより何倍も時間がかかってしまいます。

結果、行政書士試験では書いて覚えるということはまったくの不利であり、無駄なことといえるのです。

読んで覚える方が効率的であるといえるのです。