さて、平成30年がスタートしました。昨年の平成29年度の行政書士試験はどんな内容だったのかと気になっていた管理人でした。
行政書士試験に関してのブログを書いていますが、受験して確かめようという気には経済的な理由と時間的な理由、さらには勇気的な理由でなれず、問題の閲覧に困っていました。
何度か気になって検索していたわけですが、
なんと
本日、行政書士試験研究センターより公開されていました。
とりあえず、一通り目を通してみました。
で、率直な感想を遅くなりましたが、書いていきたいと思います。
平成29年度の本試験の感想
試験全体に関して
ざっと目を通したわけですが、まず、難しいの一言に尽きると思います。まぁ、受験生同様に勉強してきたわけではありませんので、難しく感じるという面もあるかも知れませんが、それでも難しいと思います。
特に、今まで私が知っているタイプの出題じゃない問題も何題か出されていたような気がします。
動揺をさそうようないじわるな問題が多かったと思います。
法令問題について
法令問題はやはり行政法で稼ぐことができたと思います。民法に関しては例年同様難化傾向にあったと思います。問われる論点が結構マニアックだったと思います。
商法、会社法に関しては簡単な問題が多かったと思います。私的には商法・会社法は捨て科目ですが、半分捨てて基本論点だけやった人はラッキーだったと思います。
基礎法学は2問ありましたが、どういうわけか1問目は公開されていなかったので何とも言えませんが、2問目、あれは対策のしようがなかったと思います。しかし、冷静に考えれば、何択かには絞れたのではないかと思います。
憲法もなかなか難しかったと思います。
記述式は何とか稼げたのではないかと思います。
何となくですが、試験全体から「今年は落としにかかる」という声が聞こえてきたように思えます。
動揺してしまった人は本当に残念です。
一般知識について
一般知識に関しては前評判で酷評が多かったみたいですが、実際に本試験見てみると、確かにひどいというような問題も多かったと思います。
確かに対策は難しいと思います。
毎回思いますが、一般知識は親父世代に優しいような気がします(笑)
特に山崎豊子さんの問題、メートルなど度量衡の問題は親父世代圧倒的に有利です。
一方でIT的な出題は若い世代に有利なのでトントンとなるわけですが・・・
そのITも難しかったと思います。かなり、マニアックな用語が出題されていました。正直、ワームなんて知りませんでした。
ですが、ところどころで圧倒的に間抜けな選択肢もあったので、何択かには絞ることができたのではないかと思います。テクニックを駆使すれば正解率を高めることができたと思います。
一般知識はいかに冷静になれるかが勝負だと思います。
クラウドは英語の知識も必要でしたね。cloudとcrowdの意味を知っていればクラウド自体の知識がなくても、何とか正解に近づけたのではないでしょうか。
まとめ
う~ん、
全体的に平成29年度の試験は非常に難しかったと思えます。
どんな人が合格できたのか予想すると、まずは勉強に真面目に取り組んできた人はもちろんですが、行政法を重点的に勉強してきた人と一般知識を冷静な判断で処理できた人ではないでしょうか。
今回は運や一般知識面でのポテンシャルも必要だった試験かも知れません。
それと動揺しないで冷静に解いた人が合格に近かったのかも知れません。
年々、難化傾向にあるといわれていますが、全体的に難易度を上げるというよりも難しい問題と易しい問題でメリハリをつけて受験生の心理をゆさぶるような出題され方をしているという風な印象を個人的には感じました。
それにしても、本試験に対して苦言を呈するなら、
一般知識はもっと一般的なことを出題してほしいものです。
以上です。