元旦から行政書士試験の受験を決意すると良い?

一年の計は元旦にありという言葉がありますが、正月早々に行政書士試験に挑戦しようとする人も多いと思います。

行政書士試験に関わらず、資格試験を受験しようとするタイミングはだいたい決まっています。

大きく分けて、正月、受験の申込期間中、試験日付近、この3つだと思います。

あとは期間に関係なく自分が思い立ったときです。

上の三つの中でも特に多いのが正月だと思います。この時期は資格関係のCMが多くなります。それは元旦に新たな挑戦や抱負を掲げる人が多いからです。

通信講座関係者ではないですが、通信講座業界では一番の書き入れ時なんではないでしょうか。

というわけで資格試験受験生の中には絶対この正月に受験を決意した人が多いはずです。

確かにモチベーションは上がります。ただ持続力はというと大半の方が志半ばであきらめてしまうという人が多いと思います。

それでも、人によってはそのまま勉強を続けて一発合格という人もいます。

基本的には元旦など早い時期から勉強を始めた方が圧倒的に有利です。
もちろん、本試験が終わって、その次年度の受験を決意した方は一番有利です。なぜならば、勉強期間が1年間になるからです。

ただ、モチベーション維持だけで考えれば、短期勝負の方が良いでしょう。上の例でいうと、一番試験までの期間が短い受験申込期間中です。

行政書士試験では例年8月から申し込みで11月に試験ですから、4か月程度しかありません。

超短期間とまでは言わないまでも、短期間です。

 

ですが、絶対に合格できないという期間ではありません。

そして、短期間であれば、お尻に火がついた状態なので、底力を発揮することができるはずです。

 

ただ、短期間だからといって一生懸命勉強するとは限りません。

そして、元旦に宣言したとしても、一生懸命やるとも限りません。

つまり、どのタイミングでやろうとその人次第ということになります。

そして、何度もこのブログでも書いていますが、やはり合格を掴み取るためには勉強確保時間×試験までの日数が合格に必要な勉強時間に達していることが大前提になります。

例えば、いくら1年間という長期間、勉強期間があっても、ものすごい仕事からプライベートまで多忙の人で勉強時間が一日に1時間しか取れないという人であれば、

非常に試験合格は厳しいものになると思います。

逆に言えば、その合格までの必要最低勉強時間が確保できるのであれば、まずは合格のための第一関門をクリアしたということになります。

そして、勉強するかしないかは本人の継続力の問題なので、あとは本人次第ということになります。

元旦だから、合格するというわけではありません。

 

いくら正月の日に書初めをして、「今年は○○に合格するぞ」と書いても、結局のところ
確保できる総勉強時間が大幅に不足するようでは試験自体は厳しいものとなります。

 

何が言いたいのかというと、私は正月の気分に乗せられて受かる見込みのない試験にお金をはたくのはもったいないということです。

正月に人生変えるぞという意気込み自体は素敵だと思いますし、その向上心は非常に大事だと思います。

ただ三日坊主にだけはならないようにしなければなりません。